2019年4月6、7日 気になった馬。

土曜中山10Rからマイネルファンロン、9Rの野島崎特別で1:47.7、日曜の隅田川特別では1:33.5と標準やや高速馬場なので、時計自体は高評価という程でもないのですが、この馬の特性がはっきり見えた1戦でしたね。心肺機能とパワーの両立型で瞬発力は低い、トップスピードの質は低く持続力は高い。今回は前半1000mが62.0で馬場を考えるととんでもないスローペースでバランスも当然スローバランス、後半の1000mを58.2の4F戦に持ち込み逃げ切りと、差し馬のトップスピードを削ぐペース推移でした。アメジストSでは高速馬場で前半1000m60.6でスローバランス、L4から11秒台に入るも実質3F戦でトップスピードの質で見劣り5着。OP以上では中山や阪神内回りを逃げて自分のペースに持ち込めれば。

日曜阪神9Rからラブズオンリーユー、当日は超高速馬場でしたのでタイム自体はそれ程評価はできませんね、ややスローバランスで上がりも34.6なのでこちらも微妙。まぁ休み明けですし一叩きしてピリッとするかどうか。リアルスティールの全妹ですが今のところ瞬発力は見せていません、白梅賞でも上がり33.9でトップスピードの質はまずまずというレベルで、お兄ちゃんほど強烈な印象はないですね。オークスへ行くようなら瞬発力はともかく、トップスピードの質はもう一段引き上げてこないと厳しいかもしれませんね。

日曜阪神10Rからトゥザクラウン、やっとOP入りですね、お兄ちゃんにトゥザワールド、トゥザグローリーが居る超良血で期待していたのですが、使うレースに疑問がありました。この血統は中山適正が異常に高いので、京都や東京は合わないんですよね~。今回阪神内回りで中山適正が良い方に出ました、ハイペースバランスを逃げ切りで圧勝しましたので、今後もこういう展開で上がりの勝負にしない方が良いですね。問題は距離で1400ベストと考えてしまうと使うレースが限られてしまう、中山は1400がないので変に距離に拘らずに展開を考えて使って欲しいですね。中山、阪神内回りで上がりが掛かる展開が良いと思います。