香港クィーンエリザベス2世Cでウィンブライトが1着、アーモンドアイに続く日本馬の海外レース制覇ですね、おまけにレコードタイムでした。内枠を生かしてやや出負けした分をしっかりリカバリー、直線まで我慢して抜け出す完璧な手綱さばきでしたね。ウィンブライトは初のG1制覇、お父さんのステイゴールドもG1制覇は香港でしたから、これも血統なのかもしれませんね。疲れやすいステゴ産駒ですから、前走中山記念から2カ月間隔を空けたこともいいコンディションでレースに挑めた理由でしょう。その中山記念では高速馬場で上がりも速いレースでした、これを克服してきたことでかなり驚いたのですが、今年になって馬が変わってきましたね。今後は様子を見てとのことですが、この感じなら秋の東京でも勝負になりそうでう。
同じ香港クィーンエリザベス2世Cで3着だったのがリスグラシュー、中段から進めて直線はスムースに外に出せましたがジリジリとしか伸びず、内と外で少し馬場に差があったかもしれませんね。もう1頭6着だったのがディアドラ、リスグラシューをマークする形になりましたが、直線入り口でスムースに進路を確保できずに伸びきれませんでした。ドバイでも同じような感じで負けてしまったので悲観することはないと思います。
香港チャンピオンズマイルでビューティージェネレーションが逃げ切り、重賞9連勝です。安田記念への参戦を匂わせているので、ぜひ来日して欲しいですね。レースは好スタートから逃げ体勢、前半800m47.5のスローバランスから、直線少し仕掛けて後続に差をつけて圧勝でした、タイムは1:33.6です。今月初めに行われたチェアマンズTでは47.6－1:33.3でこちらもスローバランス。昨年の香港マイルでは46.1-1:33.5でこちらはハイペースバランスでいずれも1着。展開の幅は広そうですね、ただ安田記念が良馬場で行われると前半800m45秒台、1分31秒台の決着もあり得るので、最近の香港が高速化してきたとはいえスピードへの対応、前半のハイペースへの対応がカギになりそうですね。
もう一頭香港へ挑戦したのがナックビーナス、チェアマンズスプリントPに出走して6着でした、スタート良く先行しましたが、直線で力尽きてしまいましたね。ダイワメジャー産駒ですから疲労もあったと思いますが、香港単距離勢のレベルの高さは健在ですね。
高松宮記念4着のダノンスマッシュは次走函館SSへ、鞍上は川田騎手へ乗り替りです。高松宮記念では3コーナー入り口での斜行もありましたし、直線も溜め殺しで差せずという競馬でしたから、ここらで気分を変えたいのでしょうね。お父さんのロードカナロアも溜めるタイプの騎手から、出し切るタイプの騎手に乗り替わって一気にG1馬になったように、この乗り替りで期待が膨らみますね。
マイラーズC2着に粘ったグァンチャーレは松岡騎手で安田記念へ、松岡騎手は今年中山金杯、中山記念、そしてクィーンエリザベス2世Cで海外G1制覇と絶好調です。この馬は高速馬場への適正をマイラーズCで見せましたが、超スローペースに落とす展開でのもので安田記念には繋がりませんね。ハイペースバランスでどこまでやれるかがカギでしょう。
大阪ーハンブルクC1着のトゥザクラウンの次走は京王杯SCです。OP入りしていきなりのG2参戦ですが、2走前に同じコースの東京1400mを好タイムで逃げ切り圧勝しているので、十分好走の目途が立ちますね。この馬は特に1400にこだわる必要はないと思いますが、好結果が出ているので1400で賞金を積み増したいのでしょうね、できれば中山で見てみたいのですが。
マイラーズC3着だったパクスアメリカーナが骨折です、高速馬場の影響なのかどうかははっきりしませんが残念ですね。この馬は高速馬場ではどうかと思いましたが、前半がスローだったことでこなしてきましたね。早く治して元気になって欲しいです。
昨年JRAの騎手試験を受験したモレイラ騎手が、今年は受験しないそうです。残念です、美浦所属騎手には朗報かもしれませんが、今年調子の悪いミルコはともかく、ルメール騎手の活躍を考えると、レベルの高い外国人騎手が入った方が日本競馬の底上げにはいいと思うのですが。
ロックディスタウンが引退、繁殖入りです。札幌2歳Sを勝つなど阪神JFでも期待されましたが結果は付いてきませんでしたね。喉に疾患が見つかったことで引退の決断に至ったそうです、無事に引退できて良かったです。
カワキタエンカも引退、繁殖入りです。心臓疾患だそうで出産に耐えられるのかどうか心配ですね。生まれ故郷に戻るので大事にされると良いのですが。
天皇賞(春)で果敢に逃げましたが競走中止していたヴォ―ジュ、右前浅屈腱炎不全断裂だったそうです、最悪の事態は避けられてホッとしました。年齢的に復帰を希望するのは酷なのかな～と思いますが、けがを治して元気になってもらいたいです。