2021年安田記念 予想。直前まで馬場状態に悩みそう。

土曜日の馬場情報 良馬場  Cコース

土曜は稍重から良馬場でした、金曜日に18.5㎜降りましたが、土曜日は朝の時点で稍重まで回復し、お昼過ぎには良馬場に回復していました。10Rの由比ヶ浜特別が2勝クラス1400mで1:20.1なので、やや時計が掛かっていましたね。問題は明日です、雨の予報が出ていて午前中から降り続くようです、雨量は多くないようですが長時間降り続くと、金曜日に降った雨も乾ききっていないので、一気に馬場が悪化する可能性もありそう。

◎シュネルマイスター

○グランアレグリア

▲ラウダシオン                     

△インディチャンプ                  

★トーラスジェミニ                 

☆ギベオン                                      

Xダノンプレミアム                                 

*サリオス                         

*ケイデンスコール                       

馬連 ⑤⑬=①②⑤⑥⑦⑧⑨⑫⑬ 15点

3連単 ⑤⑬ー⑤⑦⑧⑨⑬ー①②⑤⑥⑦⑧⑨⑬ 48点

逃げるのはトーラスジェミニ、2番手にギベオン、ラウダシオンまでが先行勢。中段の前からサリオス、ダイワキャグニー、ダノンキングリー、中段からカラテ、ダノンプレミアム、シュネルマイスター。中段のやや後ろからグランアレグリア、インディチャンプ、中段の後ろからケイデンスコール、後方からカテドラル、カデナという並びを想定。

逃げるのはトーラスジェミニでしょうね、2走前の東風Sで重馬場の中前半800m46.1で行っています、しかもこの時58㎏なので斤量負けしてスピードが鈍ることはないと思います。2番手はギベオンだと思います、前走のマイラーズCは若干控えて7着ですから、西村騎手の継続騎乗で金鯱賞の再現を狙ってくるはず。この馬はNHKマイルCで先行しているので、差して良いタイプではないんですよね。同じく先行しそうなのがラウダシオン、この馬はスタート良いし前に行くしかないので、馬場が悪化しても先行すると思います。

中段の前からになりそうなのがサリオス、ダイワキャグニー、外からダノンキングリーがどこまで上がってくるかですね。ダノンキングリーは川田騎手へ乗り替わり、テン乗りなので出して行くかどうか微妙なところ。毎日王冠で後方から差し切っているので、控える可能性もあると思います。休み明けで行き脚が付くか不安なカラテが中段から、ダノンプレミアムも前半は無理をしない方が良いので控えると思いますが、池添騎手のテン乗りなのでこの馬もポジションが微妙ですね。シュネルマイスターは中段からだと思います、NHKマイルCも外目の枠でしたし同じようなポジションだと思います。

グランアレグリアは末脚が異次元なので、行きたい馬を行かせて馬群の切れ目から中段のやや後ろ辺り、この内にインディチャンプがグランアレグリアをマーク。福永騎手なので一番強い馬をマークしての差し切り狙いでしょうね。本当はグランアレグリアの前に居ないと勝負にならないと思いますが、前に居ると目標にされてしまうし、福永騎手はそれを嫌いそうですからね。カデナ、ケイデンスコール、カテドラルは後方からでしょうね。

4コーナーです、実はこの地点が結構重要で、トーラスジェミニは戸崎騎手へ乗り替りです、戸崎騎手が変に色気を見せるとコーナーで緩める可能性がありそう。緩めてしまうと馬群は凝縮、緩めず行く気に任せて行かせてしまえば、この地点では動きはないと思います。と言うか動くに動けないはず。グランアレグリアも前がシュネルマイスターなら、動かずステイでしょう。

直線L2標識付近です、トーラスジェミニが消耗戦に持ち込めば、この辺りでも先頭を維持。ギベオンとラウダシオンがスムースに続き、全体的に外目に進路を取ると思います。ここから減速戦なので、瞬発力やトップスピードの質ではなく、問われるのは持続力でしょうね。休み明けが良くないカラテ、力落ちが見えるダイワキャグニー、斤量58㎏に不安があるダノンキングリーがこの辺りで減速率が大きくなりそう。外からシュネルマイスター、グランアレグリアはスムース、インディチャンプも下がってくる馬を捌きながらスムースだと思います。

直線Ⅼ1標識付近です、馬場が悪化しないようならグランアレグリアが突き抜けると思います。馬場が悪化するようなら、トップスピードの質が鈍ると思うので、前で粘る馬に優位に働きそう。ラウダシオンは前走も消耗戦で快勝していますし、小倉2歳Sで重馬場3着、紅葉Sで不良馬場1着と道悪を苦にしません。トーラスジェミニはマイルでは東風Sで逃げ切り、不良馬場のエプソムCで3着に粘っています、どちらもL1が12秒台なのでここまで馬場が悪化するかどうか。ギベオンも金鯱賞で粘っているので、消耗戦になればチャンスはあるはず。

シュネルマイスターは道悪適性不明ですが、血統的にはこなせるはず。キングマンの産駒でエリザベスタワーが稍重のチューリップ賞で1着同着、母系はサドラーズウェルズ持ちなので、道悪はむしろ歓迎材料ではないでしょうか。インディチャンプも重馬場はこなせますね、高松宮記念が重馬場で一瞬良い脚を見せていましたから、L2辺りで先頭に並べればチャンスはあるはず。ダノンプレミアムは消耗戦では不安がありますし、サリオスはこのクラスで勝負になるかどうか不安がありますね。

では1頭ずつ見ていきます。

◎シュネルマイスター  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。 

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は驚異的に高い。

好材料:コース適性、斤量。 悪材料:騎手不安。

調教データ

今回:美浦w38.6-12.6,持ったまま併入、バランス良い。  

NHKマイルC:美浦w38.1-12.1、持ったまま半馬身先着、バランス良い。1着。

馬場が悪化することを期待して本命に、血統的にも道悪はこなせると思うし、馬場が悪化しなくても54㎏の斤量を生かして古馬を撃破して欲しい。前走のNHKマイルCが中緩みの小さい展開で、持続力を生かしての差しきりなので、コース適性は良いし外伸び馬場をスムースに走れる枠も好材料だと思います。

○グランアレグリア  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは程々、瞬発力は高くはない。

・トップスピードの質は高く持続力はとても高い。・休み明けでも走る。

好材料:コース適性。 悪材料:なし。

調教データ

今回:美浦坂路38.6-12.5,持ったまま2馬身遅れ、バランス良い。  

2021年ヴィクトリアM::美浦w38.0-12.5,持ったまま併入、バランス良い。1着。 

2021年大阪杯:美浦w39.1-12.8,持ったまま併入、バランス良い。4着。

2020年マイルCS:美浦芝36.1-11.7、持ったまま併入、バランス良い。1着。 

2020年スプリンターズS:美浦w38.3-12.3、持ったまま併入、バランスは良いがやや迫力がない。1着。 

2020年安田記念:美浦w37.8-12.4、持ったまま併入、バランス良い。1着。 

2020年高松宮記念:美浦坂路37.5-12.3、単走持ったまま、バランス良い。2着。

お天気次第ですが馬場が悪化するようだと不安が出てきますね、大阪杯が案外だったので重馬場まで悪化するようだと取りこぼしも。もちろん稍重位で収まるようなら、コース適性は抜群だし圧勝まであると思います。1点違和感があったのが最終追い切りで、前走はルメール騎手が乗っていましたが、今回は杉原騎手が乗っていました。

▲ラウダシオン  ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力は低い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。・距離変更で好走する。

好材料:コース適性、距離延長。 悪材料:特になし。

調教データ

今回:栗東w40.4-12.8,単走持ったまま、バランス良い。  

2021年京王杯SC:栗東w43.5-14.0,単走持ったまま、バランス良い。1着。 

2021年高松宮記念:栗東w41.0-12.6,単走持ったまま、バランス良い。14着。 

2020年マイルCS :栗東w37.8-12.1、持ったまま半馬身先着、バランス良い。15着。 2020年富士S:栗東w40.1-11.8、単走持ったまま、バランス良い。2着。 

NHKマイルC:栗東w39.4-12.3、単走持ったまま、バランス良い。1着。 

朝日杯FS:栗東w38.1-11.9、単走持ったまま、バランス良い。8着。

道悪でも小倉2歳S3着、紅葉S1着、ファルコンS2着と結果を出しているので問題ないはず。この馬は距離が変わると好走する傾向があるので、前走から1F延長は好材料。前走京王杯SCが消耗戦のラップになっていて快勝しているし、NHKマイルCを勝っているコース適性に期待してこの評価で。

△インディチャンプ  ・ステゴ産駒で掛かりやす。・休み明けでも走る。

・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はまぁまぁ。

・下り坂で加速できれば瞬発力は補えるが、L3が平坦だと加速に手間取る。

・トップスピードの質は高く持続力も高いが、グランアレグリアには劣る。

好材料:コース適性。 悪材料:特になし。

調教データ

今回:栗東坂路37.3-12.3,持ったまま2馬身先着、やや右に行きたがるシーンがあるが、バランスは良い。  

2021年高松宮記念:栗東坂路37.9-12.6,強め併入、バランス良いがダンビュライトに見劣り。3着。  

2021年阪急杯:栗東坂路37.6‐13.0、強め2馬身遅れ、バランスはまぁまぁだが見劣り。4着。

2020阪神C:栗東坂路37.4-12.6,やや強め1馬身先着、バランス良い。3着。 

2020年マイルCS:栗東坂路38.3-12.2、やや強め2馬身先着、バランス良い。2着。

2020年安田記念:栗東坂路37.4-12.7、強め4馬身先着、バランス良い。3着。 

2020年マイラーズC:栗東坂路38.1-13.6、強め半馬身遅れ、バランスは良い。1着。 

2020年中山記念:栗東坂路37.2-12.2、持ったまま2馬身先着、掛かり気味でややバランス悪い。4着。 

2019年マイルCS:栗東坂路38.6-12.2、強め3馬身先着、バランスは良い。1着。 

2019年毎日王冠:栗東坂路36.9-12.3、強め2馬身先着、バランス良いが反応がイマイチ。3着。

2年前にこのレースを勝っているのでコース適性は良いですよね、道悪になればグランアレグリアを逆転する目も出てくると思うので、お天気次第です。馬場が悪化しなくても好走できる素地はあるはずですし、福永騎手が好調ですからね。昨年の暮れから連続して1400m以下を使っているので、距離適性が短くなっていないかが心配です、特に馬場が悪化するとマイル以上の距離適性を求められる可能性もあるので、やや不安です。 

                  

★トーラスジェミニ  ・心肺機能は高い、パワーは高い、瞬発力は不明。

・トップスピードの質は低く、持続力は高い。

好材料:コース適性、距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。  

調教データ

今回:美浦w39.0-11.7,持ったまま併入、バランス良い。  

2020年ジャパンC:美浦坂路38.3-13.1、単走強め、バランスは良い。14着。  

2020年毎日王冠:美浦坂路38.0-13.1、単走強め、躓いている。6着。  

2020年エプソムC:美浦坂路38.7-13.3、単走一杯、バランスまぁまぁ。3着。

道悪になれば粘って一発を期待したい馬、東風Sが58㎏背負って押し切ているので、馬場が悪化すれば条件は合うはずです。戸崎騎手に乗り替わって変な色気を出すと危ないと思いますが、行くだけ行ってしまえばチャンスはあるはず。

                 

☆ギベオン  ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力は低い。

・トップスピードの質は低く持続力の高い先行粘り込みタイプ。

・良馬場で2000mまで、渋れば1800までだったが、良馬場でもペースが上がると2000mでも長い。

好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

調教データ

今回:栗東w37.0-11.9,単走持ったまま、バランス良い。  

2021年マイラーズC::栗東w38.1-12.0,単走持ったまま、バランス良い。7着。   

2021年金鯱賞:栗東w40.1-13.0,単走持ったまま、バランス良い。1着。 

2020年エプソムC:栗東w37.2-11.6、持ったまま併入、バランス良い。11着。

2020年金鯱賞:栗東w37.9-12.0、持ったまま併入、バランスまぁまぁ。4着。

2019年チャレンジC:栗東w36.5-12.4、持ったまま1馬身先着、バランス良い。9着。

2019年毎日王冠:栗東w37.0-11.7、強め大差、バランスは良い。7着。

この馬も道悪の消耗戦を前で進めればチャンスがありそうな1頭、金鯱賞が良かったしNHKマイルCを好走しているので、コース適性も良い。マイルの方が良いと思うのですが。

                                     

Xダノンプレミアム  ・心肺機能は不明、パワーは高く瞬発力も高い。

・トップスピードの質もまぁまぁで、持続力は高い。

・休み明けでも走る。

好材料:コース適性。 悪材料:展開不安。

調教データ

今回:栗東w37.3-11.5,単走持ったまま、バランス良い。  

2020年天皇賞(秋):栗東w37.8-12.1、やや強め1馬身先着、バランス良いがやや重苦しい。4着。 

2020年安田記念:栗東坂路37.5-12.3、単走持ったまま、バランス良い。13着。  

2019年マイルCS :栗東坂路39.4-12.3、単走持ったまま、バランス良い。2着。  

2019年天皇賞(秋):栗東w37.3-12.0、やや強め5馬身先着、バランス良い。2着。

調教が凄く良かったです、このレースとは相性が良くないので一応押さえ迄。前半が速くなると良くないので、トーラスジェミニやギベオンとは相性が悪いと思います。

                               

*サリオス  ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質は高く、持続力も高い。

好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

調教データ

今回:美浦w40.1-12.8,持ったまま併入、左へ切り込みバランス悪い。  

2021年大阪杯:美浦w38.5-12.3,掛かって抑えて併入、ややバランス悪い。5着。 

2020年マイルCS:美浦w36.8-12.9、強め2馬身先着、バランス良いが汗が目立つ。5着。 

2020年毎日王冠:美浦芝39.2-12.2、押さえて併入、やや掛かり気味。1着。 

ダービー:美浦w38.9-12.3、持ったまま併入、バランス良い。2着。 

皐月賞:栗東w39.9-13.2、持ったまま併入、バランス良い。2着。 

朝日FS:美浦w39.0-12.4、抑えて併入、バラスは良いが汗が目立つ。1着。

朝日FSのパフォーマンスを見ると無印に出来ないんですよね、2,3歳時に活躍してしまうハーツ系産駒は古馬になって伸び悩む傾向があるので、その点が不安ですが上手く立ち回れば。

                         

*ケイデンスコール  ・心肺機能はやや低い、パワーはある、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質はやや高い、持続力もある。・前半が速くなると後半苦しくなる。

好材料:コース適性、距離適性。 悪材料:特になし。

調教データ

今回:栗東坂路38.9-11.6,単走強め、バランス良い。  

2021年マイラーズC::栗東坂路38.7-11.9,単走持ったまま、バランス良い。1着。

2021年中山記念:栗東坂路39.7-12.0,単走持ったまま、まっすぐ走れずバランス良くない、やや掛かり気味。2着。 

2020年金鯱賞:栗東P37.5-11.6、単走やや強め、バランス良い。7着。 

2020年東京新聞杯:栗東坂路37.9-12.3、一杯⒉馬身先着、バランスが良くない。12着。

2019年関屋記念:栗東坂路40.1-12.0、単走持ったまま、バランス良い。14着。

後方からの一発が嵌れば、届くかどうかですが面白い1頭だと思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする