馬場状態ですが金曜日の朝の時点で良馬場でした、含水率は先週の日曜日よりも上がっていて、クッション値は上がっています。金曜の昼間に降雨があり稍重の表記が出ていました。降水量は10㎜だったので大幅に悪化することはないと思います。明日土曜日は朝から晴れて気温も上がる予報です、府中は排水性が良いので一気に乾いて良馬場、先週と同じような馬場まで回復すると思いますが、騎手としは良馬場でも重い、力の要る馬場という意識になるかもしれませんね。
◎ダノンザキッド
○アルジャンナ
▲タイムトゥヘヴン
△ラウダシオン
★バスラットレオン
☆ロータスランド
Xソングライン
※ワグネリアン
※ザダル
馬連 ⑩⑯=①②④⑤⑦⑧⑩⑭⑯ 15点
3連単 ⑩⑯ー④⑦⑧⑩⑯ー①②④⑤⑦⑧⑩⑯ 48点
逃げるのはバスラットレオン、2番手にフォルコメン、サンライズオネスト、ボンセルヴィーソ。中段の前からロータスランド、ラウダシオン、中段のやや前からソングライン、ソーグリッタリング。中段からザダル、ダノンザキッド、マイラブソディ、タイムトゥヘヴン、中段のやや後ろからアルジャンナ、中段の後ろからダーリントンホール、ワグネリアン。後方からハッピーアワー、サトノウィザードという並びを想定。
逃げるのはバスラットレオンを想定、前走逃げずに凡走しているので、さすがに控えることはないはずだし、他に何が何でも行きたい馬も居ないのですんなり逃げられると思います。フォルコメンは大野騎手へ乗り替わり、前走ルメール騎手が早目に先頭に立って押し切り、ここで控えて凡走というわけにはいかないはずなので、大野騎手も積極的な騎乗をしてくると思います。その外にサンライズオネストで、この馬も逃げたくはないが前には行きたい口ですね。ボンセルヴィーソが出して行けば、サンライズオネストとポジションが入れ替わるかもしれませんね。金曜の雨もありペースはあまり上がらないと思います、坂井騎手、大野騎手、丸山騎手なのでスローバランスか、平均バランスでも中緩みが出来そうな気がします。
中段の前からはロータスランドとラウダシオン、この2頭はいつも通りの位置取りですね。ソングラインがその後ろからで、ダノンザキッドは前に馬を置きたいはずなので、馬群の切れ目を探しながらでしょうね。ザダル、マイラブソディ、タイムトゥヘヴンが中段でしょうね。アルジャンナはエプソムCよりも後ろからになりそう、溜めた方が良いとルメール騎手なら考えるでしょうね。初のマイルになるワグネリアンは中段の後ろから、福永騎手は先週のシャドウディーヴァのつもりで乗ると思います。
4コーナーです、この辺りは中緩みがありそうで馬群は詰るが、隊列に大きな変化はないと思います。府中は直線が長いので、ギリギリまで仕掛けを待つ騎手が多いですね。加えて金曜の雨があるので、4コーナーで外から押し上げるロスは避けると思います。
直線L2標識付近です、バスラットレオンが先頭でフォルコメン、サンライズオネストにラウダシオンが並びかけ、ボンセルヴィーソがその外から。ロータスランドとソングラインが中段の前からで、前にコースが空くかどうかですね。フォルコメンとサンライズオネストは信用できないので、早目に進路を確保できないと相当待たされることになりそう。ザダルも外に出すのが遅れると待たされると思うので、直線入り口で早々に外を意識できるかどうか、この辺り石橋騎手なので判断が遅れそうな気がします。
外からはダノンザキッド、タイムトゥヘヴン、アルジャンナがスムース、この3頭はまだまだ仕掛けないと思います、ワグネリアンもギリギリまで待つでしょうね。先週は外の方が伸びていたので、外から速い上がりを使えるタイプは、いかにスムースに加速できるか。シャドウディーヴァのように瞬発力があればいいのですが、ワグネリアンはそこまで瞬発力が高くないので、直線入り口で流れてくれた方が良いでしょうね。
直線L1標識付近です、L2区間でトップスピードの質が問われると思うので、フォルコメン、サンライズオネスト、ボンセルヴィーソが苦しくなりそう。ラウダシオンがバスラットレオンに並びかけ、外からダノンザキッドが伸びると思います。タイムトゥヘヴンが追走してアルジャンナがスムースに伸びる。ロータスランドとソングラインはトップスピードの質では見劣ると思いますが、ここからコースは空けば持続力は持っているので、L1でバテる馬を捕まえるように伸びるのかなという感じ。ワグネリアンはマイルのスピードに対応できるかどうかと、後ろからになるとトップスピードの質で見劣りそうですが、福永騎手がどう乗るかですね。
では1頭ずつ見ていきます。
◎ダノンザキッド ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや高い。
・トップスピードの質は高い、持続力はやや高い。
好材料:コース適性。 悪材料:骨折休養明け、初古馬。
初距離で骨折休養明け、しかも初の古馬戦と未知数ですが、東スポ杯2歳Sで府中1800mで圧勝。このレースはスローからの3F戦でL2最速11.0ですが、自身は10秒台を踏んでいるはずなので、トップスピードの質と瞬発力を見せています。安田隆厩舎なのでマイルの馬を作る手腕は高く、半兄がミッキーブリランテであることもマイル適性に期待が持てる点ですね。前半折り合いが付くかどうかが不安な点ですね。
○アルジャンナ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーはある、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
好材料:コース適性、距離適性。 悪材料:展開、休み明け。
休み明けは若干不安ですが、ルメール騎手が乗る時は仕上げてきますからね。エプソムCの凡走が心肺機能ならば、前日の雨でペースが落ち着けば溜めが効くはず。マイラーズCで速い上がりを使っているので、溜めてスムースならばチャンスはあると思います。
▲タイムトゥヘヴン ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はやや低く、持続力はやや高い。
好材料:コース適性。 悪材料:初古馬戦。
まず初の古馬戦なのでどこまで対応できるかが不安材料ですが、NHKマイルCで詰まって6着、瞬発力が低いので再加速に手間取りましたが、スムースならもっと着順は良かったはず。前走も詰まってしまい凡走したので、スムースならば巻き返しも可能だと思います。
△ラウダシオン ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。・距離変更で好走する。
好材料:コース適性、休み明け2走目。 悪材料:近走の不振。
NHKマイルCを勝ち昨年のこのレースで2着なのでコース適性は良いですね、特に昨年のこのレースが良馬場でも重い馬場で、中緩みが出来ての3F戦でした。逃げた2頭からは離れていましたが、前半が遅かったことは確かで、どちらかと言うと持続力で我慢した感じでした。NHKマイルCが中緩みからの3F戦でレシステンシアを撃破したので、この馬の適性の幅は広いんですよね。体調さえ万全ならクラス負けの危険はないと思うので、絞れるかどうかでしょうね。
★バスラットレオン ・心肺機能はやや高い、パワーは不明、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質は不明、持続力はまぁまぁ。・坂不安。
好材料:距離適性、休み明け2走目。 悪材料:クラス負けの危険。
ニュージーランドTが平均バランスで、中緩みを作ってのL2最速戦でした、このL2は自身のラップで11.2で出し抜き圧勝しました。持続力には若干不安がありますが、1勝クラスを勝った時がスローからの3F戦で快勝したので、3F戦に持ち込めれば可能性があると思います。
☆ロータスランド ・心肺機能はやや高い、パワーはある、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:距離適性。 悪材料:初輸送、クラス負けの危険。
この馬の場合トップスピードの質が高くないので、消耗戦にならないと苦しいと思います。前走の関屋記念、3走前の米子SはL1が12秒台で1着、2走前の中京記念ではL1が11秒台で5着でした。馬場が重くなる可能性はあるので、この馬の出番はあると思いますが、速い上がりを求められると苦しいと思います。
Xソングライン ・心肺機能は高い、パワーはある、瞬発力はやや高い。
・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。
この馬もロータスランドと一緒でトップスピードの質では勝負しない方が良い馬、前走は3着だしNHKマイルCもL1が11.9だったので、速い上がりを求められると苦しいはず。
※ワグネリアン ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは高い、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。・休み明けでも走る。
好材料:・・・。 悪材料:初距離、近走の不振。
正直マイルに適性があるとは思えない、適性があるなら何で今まで使わなかったとのか。苦肉の策で使ってきた感じだし、いきなりマイルのペースに対応できるかどうかも未知数。絶好調の福永騎手なので無視はできないかな~。
※ザダル ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは高い、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。
内目の枠に入ってしまったので不安ですね、前走も内枠で凡走したし揉まれると良くない気がします。マイルは初めてですがコース適性は良いので、早目の外に出してスムースならチャンスはあると思いますが。