2021年マイルCS　予想。有終の美を飾って欲しい。

土曜日の馬場情報　良馬場　　Aコース

土曜日は良馬場でした、金曜日に散水していますが、土曜日は金曜と同じくらいに乾いていました。なので土曜のレース終了後に散水したとしても、含水率は大きく変化しないと思います。クッション値は先週から大きく変わらず、もう少しでやや硬めに入ってくるので、かなり締まった馬場と見て良いと思います。土曜の10R尼崎Sが3勝クラスの2400mで2:24.9、上がり最速は1着のテーオーロイヤルで34.4でした。L2は11.3で先行した二ホンピロスクーロのものなので、1着のテーオーロイヤルのⅬ2はもっと速かったはず、なので外回りに関してはまだ高速馬場と見て良いかもしれませんね。

 

◎グランアレグリア

○ダノンザキッド

▲グレナディアガーズ　　　　　　　　　　　　　　    

△シュネルマイスタ 　　　　　  　　　　　　　　　  

★インディチャンプ　　　　　　　　　　　　　　　  

☆カテドラル                                       

ｘリプレーザ                           　 　　　　

馬連 ⑫⑬＝③⑦⑨⑫⑬　7点

3連単 ⑫⑬ー③⑨⑫⑬ー③⑦⑨⑪⑫⑬⑭　30点

 

 

逃げるのはホウオウアマゾン、2番手にインディチャンプ、ロータスランド。中段の前からサリオス、グレナディアガーズ、レインボーフラッグ、中段のやや前からシュネルマイスター、サウンドキアラ、ダノンザキッド。中段からクリノガウディ―、ケイデンスコール、グランアレグリア、中段のやや後ろからダーリントンホール、サウンドカナロア、中段の後ろからリプレーザ、後方からカテドラルという並びを想定。

逃げるかと思ったサウンドカナロアがまさかの控える発言で、内枠のホウオウアマゾンがすんなり逃げそうですね。ホウオウアマゾンは前走のスワンSが逃げて3着、1秒のハイペースバランスで中緩みがありませんでした。これで休み明け3着を坂井騎手がどう考えるか、野路菊Sで松山騎手がスローバランスで逃げて1着なので、ペースは落ち着くかもしれませんね。ロータスランドも前に行くかどうか微妙で、前走逃げて凡走しているので積極的に出して行かないかもしれません。他に行く馬も居ないので一団で進むと思います。このコースは3コーナーがきついので、自然とペースが落ちて中緩みができやすい。外の馬もコーナーがきついために押し上げが出来ず、前を突くようなことも少ないので、3コーナーで馬群が凝縮すると思います。

インディチャンプはスタート決めれば２，3番手、グレナディアガーズはロータスランドよりも前かもしれませんね。ダノンザキッドは外から中段辺りで、この後ろにグランアレグリアでしょうね。さすがにルメール騎手も前には行かないと思います。クリノガウディ―は出たなりで中段、シュネルマイスターは前走スタートイマイチなので、もう少し後ろからもあるかも。

 

 

4コーナーです、ホウオウアマゾンが先頭で、インディチャンプが1頭分外を意識したコース取り、この辺は馬群が凝縮したまま一団で直線に入りそうで、3F戦になれば流れているのでブレーキする馬も居ないと思います。サリオスが反応が良くないので、シュネルマイスターは早目にサリオスを捌きたいですね。

 

 

直線L2標識付近です、この部分は内よりも外の方が馬場が良いので、ここで内を走った馬はスピードが鈍ると思います。インディチャンプ、サリオス辺りは上手く外に出せるかどうか。外からスムースなダノンザキッドとその後ろからのグランアレグリアは、スムースにスピードに乗れるはず。シュネルマイスターも上手く外に出せるかどうかで、この馬は瞬発力で勝負するタイプではないので、前に馬が居ると届かない可能性が出てきますね。

 

 

直線L1標識付近です、インディチャンプが中目を通せれば、瞬発力は持っていので抜け出しているはず。これを外からダノンザキッドですね。L2のラップが10秒台に入るようだとロータスランドは苦しくなるはず、グレナディアガーズもトップスピードの質で勝負するタイプではないので、L3から自分で動いた方が良いのですが、テン乗りで池添騎手が先に動くとは思えない。NHKマイルCでも11秒台前半を2連発してL1が甘くなっているので、馬場次第ですがここでもゴール前で垂れそう。

グランアレグリアは外からスムース、脚を溜めればどこまでも伸びるのは再三見せているので、ここでもダノンザキッドを目標に突き抜けると思います。その後ろからだとケイデンスコールとカテドラルですが、この2頭はトップスピードの質が高くないので、L２の10秒台では差を詰められないと思います。なのでL1でどこまで落ちるかがバテ差しが決まるかどうかのポイントですね。リプレーザは意外にもトップスピードの質が高いので、前半の位置取りと直線で外に行けるかどうかで届く可能性もあります。

 

では1頭ずつ見ていきます。

◎グランアレグリア　　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは程々、瞬発力は高くはない。

・トップスピードの質は高く持続力はとても高い。・休み明けでも走る。

好材料：コース適性。　悪材料：特になし。

調教データ

今回：美浦w37.6-12.2，持ったまま1馬身先着、バランス良い。　　　　

2021年天皇賞(秋)：美浦w37.3-11.7，持ったまま半馬身先着、バランス良い。3着。

2021年安田記念：美浦坂路38.6-12.5，持ったまま2馬身遅れ、バランス良い。2着。

2021年ヴィクトリアM：：美浦w38.0-12.5，持ったまま併入、バランス良い。1着。

2021年大阪杯：美浦w39.1-12.8，持ったまま併入、バランス良い。4着。

2020年マイルCS：美浦芝36.1-11.7、持ったまま併入、バランス良い。1着。　

2020年スプリンターズS：美浦w38.3-12.3、持ったまま併入、バランスは良いがやや迫力がない。1着。　

2020年安田記念：美浦w37.8-12.4、持ったまま併入、バランス良い。1着。　

2020年高松宮記念：美浦坂路37.5-12.3、単走持ったまま、バランス良い。2着。

昨年の1着馬ですし、マイルはNHKマイルC以外は全て2着以内と、得意中の得意です。内に入ったら嫌だなと思っていたのですが、外過ぎない中目の12番枠で、この馬にとっては最高の枠だと思います。中2週ですが今年のヴィクトリアMと安田記念が中2週で2着、安田記念は内目の枠だったので、外からスムースならばここで凡走することはないと思います。ぜひ有終の美を飾って欲しいものです。

 

○ダノンザキッド　　・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや高い。

・トップスピードの質は高い、持続力はやや高い。

好材料：休み明け2走目。　悪材料：クラス負けの危険。

調教データ

今回：栗東w38.8-11.4，単走持ったまま、バランス良い。　　　　　

2021年富士S：栗東w37.0-11.6，やや強め併入、バランスは良い。4着。　　　

皐月賞：栗東w39.2-11.9，単走持ったまま、バランス良い。15着。　

ホープフルS：栗東w39.0-11.9，持ったまま併入、バランス良い。1着。

馬場が重くなるようだと危ない可能性もありますが、L2で10秒台が出るようなら東スポ杯2歳Sで凄い脚を使っているので、対応可能だと思います。前走は休み明けでプラス22㎏だったので、一叩きされて上積みが見込めますし、短距離馬を作ることに長けている安田隆厩舎の手腕にも期待ですね。

 

▲グレナディアガーズ　　・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力は不明。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

好材料：コース適性。　悪材料：特になし。　

調教データ

今回：栗東坂路39.4-12.1，持ったまま併入、バランス良い。　　　　　

NHKマイルC：栗東坂路39.3-12.2、抑えて併入、バランス良い。3着。　

朝日FS：栗東坂路37.8-12.6、持ったまま半馬身先着、手前を変える時にややバランス崩す。1着。

前走の京成杯AHでは56㎏背負って3着、中段からの差しに回ったので取りこぼした感じもあったので、先行押し切りの本来のレースで巻き返しに期待したいですね。ただ高速馬場は良くないと思うので、L2で11秒台半ばになるような馬場が理想ですね。　　　　　　　　　　　　　    

△シュネルマイスタ　　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質はやや高く、持続力は驚異的に高い。

好材料：距離適性。　悪材料：初輸送。 　

調教データ

今回：美浦w38.3-11.7，持ったまま併入、バランス良い。　　　

2021年毎日王冠：美浦w37.1-11.4，やや強め1馬身先着、バランス良い。1着。

2021年安田記念：美浦w38.6-12.6，持ったまま併入、バランス良い。3着。　　

NHKマイルC：美浦w38.1-12.1、持ったまま半馬身先着、バランス良い。1着。

グレナディアガーズと同じGalileo系なので、高速馬場になると若干不安。加えて内枠なのでスタートで後手を踏むと危ないと思います。スムースならばNHKマイルC、安田記念、毎日王冠で持続力を見せているので、4コーナーから直線入り口のコース取り次第だと思います。一点気になるのは初輸送になる点ですね、これは当日の状態を見ないと分かりませんね。

 

★インディチャンプ 　　・ステゴ産駒で掛かりやす。・休み明けでも走る。

・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はまぁまぁ。

・下り坂で加速できれば瞬発力は補えるが、L3が平坦だと加速に手間取る。

・トップスピードの質は高く持続力も高いが、グランアレグリアには劣る。

好材料：コース適性。　悪材料：休み明け、距離適性。

調教データ

今回：栗東坂路37.7-12.7，強め併入、バランス良いが反応イマイチ。　　　　　

2021年安田記念：栗東坂路37.3-12.3，持ったまま2馬身先着、やや右に行きたがるシーンがあるが、バランスは良い。4着。　　

2021年高松宮記念：栗東坂路37.9-12.6，強め併入、バランス良いがダンビュライトに見劣り。3着。　　

2021年阪急杯：栗東坂路37.6‐13.0、強め2馬身遅れ、バランスはまぁまぁだが見劣り。

2020阪神C：栗東坂路37.4-12.6，やや強め1馬身先着、バランス良い。　

2020年マイルCS：栗東坂路38.3-12.2、やや強め2馬身先着、バランス良い。　

2020年安田記念：栗東坂路37.4-12.7、強め4馬身先着、バランス良い。3着。　

2020年マイラーズC：栗東坂路38.1-13.6、強め半馬身遅れ、バランスは良い。1着。

2020年中山記念：栗東坂路37.2-12.2、持ったまま2馬身先着、掛かり気味でややバランス悪い。4着。　

2019年マイルCS：栗東坂路38.6-12.2、強め3馬身先着、バランスは良い。1着。　

2019年毎日王冠：栗東坂路36.9-12.3、強め2馬身先着、バランス良いが反応がイマイチ。3着。　

昨年の2着馬ですからコース適性は良いですね、ただ今年の安田記念では力負けした印象で、L1標識から一気に減速したので、1400mベストにシフトしている可能性もあります。休み明けは昨年と同じですが、調教は良く見えなかったので叩き台ですかね～。

　　　　　　　　　　　　　　　  

☆カテドラル　　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は現状ではまぁまぁ。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力もまぁまぁ。

好材料：コース適性、距離適性。　悪材料：クラス負けの危険。 

調教データ

今回：栗東坂路37.8-12.1，単走持ったまま、バランス良い。　　　　　　

2021年安田記念：栗東坂路38.3-12.2，単走持ったまま、バランス良い。12着。　　

2021年東京新聞杯：栗東坂路39.9-12.0，単走持ったまま、バランス良い。2着。

2020年スワンS：栗東坂路39.1-12.2、単走やや強め、バランス良い。7着。

2019年マイルCS ：栗東坂路39.3-11.9、持ったままバランス良い。6着。　　

2019年富士S：栗東坂路38.2-12.6、単走やや強め、バランスはまぁまぁ。5着。

2019年中京記念：栗東坂路38.6-11.9、単走持ったまま、バランス良い。8着。

前走の京成杯AHが良かったですね、バテ差しが届いた展開でしたが、今回も馬場状態次第ではL1が12秒台に入る可能性があるし、内の各馬がもたつくようなら外からスムースに伸びる可能性も。

                                      

ｘリプレーザ　　・心肺機能はやや高く、パワーは有る、瞬発力は不明。　　

・トップスピードの質は高く、持続力は高い。

好材料：休み明け2走目。　悪材料：クラス負けの危険。

調教データ

今回：栗東坂路38.3-12.6，単走持ったまま、バランス良い。

リオンディーズの産駒でダートでは長いところでも結果を出している馬ですね。注目したのは1勝クラスの芝1200m、平均バランスを後方から4コーナーでかなり外を回して大きく距離ロス、上がり3F32.9で差し切りましたから、自身のL2は10秒台に入っています。前走は休み明けで凡走したので、一叩きされての上積みにも期待して3着ならあるかも。