2020年ジャパンC 予想。一番不安が少ない馬から。

土曜日の馬場情報 良馬場  Cコース

含水率 ゴール前15.4% 4コーナー15.9% (5:00)

クッション値 9.2 標準 (7:00)

馬場状態ですが土曜日は良馬場でした、11RキャピタルSがOPのリステッドでマイル戦、走破時計1:32.8で上がり最速は2着のロードマイウェイの33.7でした。近年良馬場のキャピタルSの走破時計が1分32秒台だったのは2017年と2018年、まず2017年はスローバランスでレースの上りが34.2、2018年もスローバランスでレースの上り33.4でした。今年のキャピタルSは平均バランスでレースの上りが34.9でした。なので2017年と2018年の間のような馬場状態を想定しました、高速だが超高速ではないという感じで、2分23秒0くらいを予想しています。もちろん展開次第で前半スローになる可能性もあるので、遅くなる可能性はあると思いますが、これよりも速くはならないかな~。ちなみにキャピタルSの1,2着馬はトー二ービン、最終レースの1,2着馬にはロベルトの血が入っていました。

先週からCコースになりましたが、直線だけでなく4コーナーの出口から内を空けているので、スムースに中目に出せるかどうか。それ以前に内が良くないことを理解して乗れるかどうかですね。

◎デアリングタクト

○アーモンドアイ

▲パフォーマプロミス

△コントレイル 

★カレンブーケドール                              

☆ミッキースワロー                 

Xワールドプレミア                   

Xグローリーヴェイズ                               

馬連 ②⑤=①②⑤⑥⑩⑮ 9点

3連単 ⑤-①②⑥⑩-①②③⑥⑦⑩⑬⑮ 28点

逃げるのはヨシオ、離れた追走集団の前からトーラスジェミニ、2番手にカレンブーケドールとグローリーヴェイズ。中段の前にアーモンドアイとコントレイル。中段からキセキ、パフォーマプロミス、ワールドプレミア、デアリングタクト。中段の後ろからミッキースワロー、クレッシェンドラブ。後方からウェイトゥパリス、マカヒキ、ユーキャンスマイル。

まずヨシオですが、逃げ宣言をしていますね。ハッキリ言って厄介な馬で逃げられるかどうかも含めて不安定なんですよね。ダートですが2019年師走Sで逃げています、スタートから押して押して無理やり逃げました、この時のスタートから3F目までのラップが12.3-11.1-12.0でした、もちろんヨシオ自身のラップです。過去のジャパンCでは2018年の3F目までのラップが12.9-10.8-12.2、2017年が13.0-11.2-12.1でした。この事からトーラスジェミニが主張しなければ、ヨシオは逃げ体勢を作れると思います。

が、トーラスジェミニ以下はヨシオを無視してレースを進めると思います。特にトーラスジェミニは田辺騎手なので、ハイペースや平均バランスを作る可能性は低いと思いますし、ヨシオと逃げ争いをする考えはないと思います。グローリーヴェイズも逃げたくはないはずですし、メイン集団はトーラスジェミニがコントロールする可能性が高いと思います。もちろんトーラスジェミニがヨシオと”行った行った”のレースをする可能性もありますが、その場合はカレンブーケドールがメイン集団の前でコントロールするはず。いずれにしろメイン集団が速くなること、平均バランス以上で流れる可能性は低いと思います。

注目の3頭はアーモンドアイが国枝ラインでカレンブーケドールの後ろから、枠も隣ですしスタートさえ決めればこの2頭の隊列はすんなり決まるはず。コントレイルはスタート良く先行できる馬なので、枠の並びからもアーモンドアイをマークすると思います。菊花賞とは逆の位置取りですね、馬場は内が荒れていますから、アーモンドアイを外に出さないというのが福永騎手の作戦ではないかと思います。デアリングタクトは出たなりで中段辺りが取れるはず、外から前に行きたい馬としてはヨシオ、グローリーヴェイズ、パフォーマプロミスくらいで、他は中段よりも後ろから行きたいはずですから、デアリングタクトは出たなりで中段、それも外目を確保できるはず。

クレッシェンドラブは前走先行して良くなかったので、中段を狙う可能性はありますが、それよりも前半無理をしないで中段の後ろで脚を溜めると思います。これはミッキースワローも一緒ですね。マカヒキとユーキャンスマイルは後方からになりそうですが、ユーキャンスマイルはデアリングタクトの外辺りもあるかも。

外国馬のウェイトゥパリスはスタートが良くなく、二の足も遅いうえに鞍上がミルコなので、スタートは絶望的。後方から早目の捲りの可能性もありますが、サンクルー大賞を勝っていますが5頭立てで参考になりませんね。凱旋門賞を2018年、2020年出走していますがいずれも馬群の内に入れて動かず、欧州では調教師から細かい指示が出るようなので、言葉の壁の無いミルコを配してきたことからも、馬群の中で溜めての直線勝負ではないかと思います。

4コーナーです、ヨシオが4コーナー手前で一杯になると思います。なのでトーラスジェミニが掴まえに行くのではなく、単にヨシオが下がってくるだけで、全体のペースは上がらない可能性があります。L4で11秒台入るかどうかくらい。もちろんここでは内を空けるはずですから、ヨシオに詰まることはないはずです。カレンブーケドールはこの辺りでトーラスジェミニに並びたいところですが、津村騎手は仕掛が遅いんですよね。この馬でも再三仕掛けが遅れて取りこぼしていますし、先週の23日2R1番人気のアップストリームでL2標識まで追い出しを待ってしまい2着でした、今日もキャピタルSでダノングレースに乗っていましたが、外に出す素振りも見せずに大敗ですから印象が悪いですね。

コントレイルはアーモンドアイの進路を塞いで動かず、馬場を読める騎手なら内へは行かないはずで、馬群の外に居る馬で早目に仕掛けたい馬は少ない。中段までの隊列は変化なく、後方からクレッシェンドラブがポジションを上げるくらいでしょうか。ウェイトゥパリスはギリギリまで動かないと思います。

直線L2標識付近です、カレンブーケドルが追い出すのはこの辺りでしょうか、グローリーヴェイズはトップスピードの質が高い方ではないので、アーモンドアイのコースが空かない可能性がありますね。もちろんコントレイルはアーモンドアイを外には出さないはず、どこまで抑えておくかですね。マイルCSでも福永騎手はルメール騎手を閉じ込めていましたが、先に仕掛けて差し切られましたから、更に遅くする可能性もあるかと。

馬場を考えると内は伸びないはずで、外からスムースなコース取りの馬で、トップスピードの質が高い馬にチャンスが出てきそうですね。デアリングタクトは当然として、パフォーマプロミスもアルゼンチン共和国杯で速い上がりを叩き出していますし、ミッキースワローもオールカマーで速い上がりを出しています。ユーキャンスマイルは前走詰まっていますが、5歳のキンカメ産駒でトップスピードの質が落ちていないかどうか。

直線L1標識付近です、アーモンドアイのコースが空くのはグローリーヴェイズを交わしてから、コントレイル、パフォーマプロミス、デアリングタクトが外からスムース。ワールドプレミアはバテ差しでどこまで届くか、キセキはトップスピードの質を問われる展開では、切れ負けしそうです。あとはミッキースワローとユーキャンスマイルがどこまで伸びるか。

では1頭づつ見て行きます。

◎デアリングタクト  ・心肺機能は不明、パワーは高い、瞬発力は高い。・トップスピードの質は高い、持続力はまぁまぁ。好材料:コース適性。 悪材料:特になし。栗東坂路39.7-12.7、単走持ったまま、バランス良い。                        休み明け2走目で秋華賞からのローテー、斤量53㎏、オークス1着のコース適性と3強の中で一番不安材料が少ない馬。5番枠もオークスよりも3頭少ない15頭立てと、枠の並びで内へ閉じ込められる不安が少ないことも好材料ですね。持続力には若干不安があるので、4F戦になるのは避けたいはずですが、レースを作る可能性の高いトーラスジェミニ田辺、カレンブーケドール津村騎手がロンスパに持ち込むとは思えないので、展開も向くと思います。

○アーモンドアイ  ・心肺機能、トップスピードの質、持続力、瞬発力が高く、パワーはまぁまぁかも。・疲れやすい体質だが休み明けでも走る。好材料:コース適性。 悪材料:休み明け2走目。美浦w38.1-12.8、持ったまま1馬身先着、バランス良い。          休み明け2走目が最大の不安材料ですが、有馬記念9着以外は安田記念の2,3着。元々の能力が高いので多少疲労が有っても勝負にはなるんですよね、有馬記念は馬場が重すぎて合わなかっただけだと思うので、今の馬場状態ならば8分の出来でもチャンスは十分だと思います。あとは内過ぎる枠を引いてしまったために、コントレイルとの位置関係が不安ですね。そこはルメール騎手なので”一枚上”というところを見せてくれルかな~。

▲パフォーマプロミス  ・心肺機能は低い、パワーは有る、瞬発力は低い。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険、騎手弱化。栗東坂路38.7-12.2、単走やや強め、やや右傾だがバランスは良い。       2018年になりますがアルゼンチン共和国杯を、上がり32.6で勝ち切っていることに期待して、もちろんこの年の府中は異様な高速馬場ですから額面通りには受け取れませんが、天皇賞(春)3着で地力の高さは見せています。あとは騎手次第でしょう。

△コントレイル  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーはある、瞬発力は高い。・トップスピードの質は高く、持続力も高い。好材料:コース適性。 悪材料:休み明け3走目。栗東坂路38.7-12.2、単走持ったまま、バランスまぁまぁ。                      体調だけです、菊花賞から中1か月、しかも神戸新聞杯を使ってしまったローテーは大きな不安材料だと思います。調教は菊花賞時と変わらないように見えました、菊花賞時は””栗東坂路38.3-12.9、単走持ったまま、バランス良い”だったので、調教から体調を判断することはできません。福永騎手がアーモンドアイを意識し過ぎると、仕掛が遅れて取りこぼす可能性はあると思います。

★カレンブーケドール  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーはやや少ない、瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。・休み明け良くない。好材料:コース適性。 悪材料:2カ月の間隔。美浦坂路37.4-12.4、持ったまま半馬身遅れ、バランスは良い。                                        昨年重馬場で2着なので評価しにくいのですが、オークスで2着しているようにコース適性は高いし、中2か月もギリギリかな~。国枝ラインで前に行くはずですから、展開面の不利はないはずです。問題は騎手でしょうね。

                              

☆ミッキースワロー  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はあまり高くない。・トップスピードの質は高く、持続力も高い。好材料:距離適性。 悪材料:高速馬場への対応。美浦w39.1-12.8、単走持ったまま、バランス良い。                2018年ジャパンCで後方ポツンから上り33.9で5着、馬群に取り付いてレースが出来ればスピード負けはしないはずで、休み明け2走目の上積みも期待できます。戸崎騎手が土曜に芝で3勝と、馬場が見えている感じもするので一発あるかも。

Xワールドプレミア  ・心肺機能は高く、パワーは有る、瞬発力は低い。・トップスピードの質は低く、持続力は高い。好材料:距離適性。 悪材料:屈腱炎の長期休養明け。栗東坂路40.5-12.9、単走持ったまま、バランス良い。                     屈腱炎明けなのでどこまで仕上がっているかどうか、速い上がりを使えるかどうかも未知数ですが、前半溜めに溜めて3着狙いなら十分あると思います。それが有馬記念でしたからね。有馬記念時の調教は”栗東坂路40.4-12.8、単走持ったまま、バランス良い。”でしたから、この馬も調教では判断できません。                  

Xグローリーヴェイズ  ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。・休み明けでも走る。好材料:距離適性。 悪材料:特になし。美浦w38.1-12.3、一杯1馬身先着、バランス良いが反応がイマイチでサクラルーフェン(4歳3勝クラス)に見劣り。                                前走京都大賞典が強い内容でしたが、府中では出走歴がなし。それ以上に不安なのが調教で、鞭迄入れて一杯に追っているにもかかわらず、サクラルーフェンに1馬身先着。先着していますがサクラルーフェンがそれ程追っていないんですよね、京都大賞典時は”美浦w39.4-12.7、一杯1馬身先着、バランス良い。”だったので、元々調教では動かない可能性もあると思いますが、 宝塚記念時は”美浦w37.2-12.3、持ったまま併入、バランスは良い。”ですから、よく分からない馬ですね~。

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