過去5年複数回3着以内に来ている種牡馬はダイワメジャー2回、ディープインパクト2回です。ペースは5回すべてでハイペースバランスで、2016年は不良馬場にもかかわらず前半3Fが33.3で、当然のように後方からの追い込みが決まっています、先行して残ったシゲルノコギリザメは稍重のスワンSや重馬場の都大路Sを勝ったスーパーフォーネット産駒。2014年は良馬場で前半33.0、この時も後方からの追い込み3頭で決着しています。
前半が34秒台だったのは3回で、2018年は一本調子のペースで消耗戦の展開で前残り。2017年は中緩みで楽に取り付いたコウソクストレートが差し切って、先行の2頭が残る展開。2015年は消耗戦を先行の2頭が前残り、後方からバテ差してきたヤマカツエースが3着でした。前半3F34.0が前優位か後ろ優位かの分水嶺ですね。連絡みした15頭すべてが芝ダートに関わらず、ハイペースバランスもしくは平均バランスで好走歴がありました、予想1番人気のローゼンクリーガーは新馬戦こそハイペースバランスで勝っていますが、平均バランスの阪神JFでボロ負けしての休み明け初戦と嫌な感じですね。
全頭評価で書き忘れましたが、このレースは牝馬が苦戦していて、過去5年で3着以内に全く来ていません。最後に馬券になったのは2010年サリエルの3着まで遡らないと。2014年にベルルミエールがハナ差の4着がありますが、人気になりそうなローゼンクリーガーには嫌なデータですね。
◎ヴァッシュモン
○ジャパンスェプト
▲イッツクール
△ハッピーアワー
★ドゴール
☆ダノンジャスティス
Xローゼンクリーガー
3連複 ⑩＝④⑥⑨⑪⑭⑮＝④⑥⑨⑪⑭⑮ 15点
馬場状態は良馬場想定です、明日の早朝雨が降る予報が出ていますが、雨量は多くなさそうで、7時からは曇り、お昼からは晴れマークが出ていますので、悪化しないのではないでしょうか。想定タイムは1分22秒台で。
正直サンプルが少なく展開予想は難しいのですが、一応スタークォーツが内枠生かして逃げの手、内からローゼンクリーガー、外からイッツクールが上がると思います、グルーヴィットが北村騎手なので位置だけは取りにきそう。ここから後ろは全く分かりませんが、ジャカランダシティ、ダノンジャスティス、ヴァッシュモン、ブリングイットオン、ドゴールは再度津村騎手に乗り替わるので中段からになるかも。シングルアップ、ショウナンタイガも再度柴山騎手へ乗り替わってこの辺りになりそう。後方からハッピーアワー、ザイツィンガー、ニューホープは追走一杯になりそう。
スタークォーツはハイペースで逃げるタイプではなく、朝方の雨の影響も騎手心理に影響しそうなので前半34.5くらいになると想定しました。これでもハイペースバランスにはなるので、持続力は問われると思います。
◎ヴァッシュモン 間隔空けても走る、短縮、持ち時計良い。美浦坂路13.6、持ったまま４馬身先着、バランス・伸び良い。前走のジュニアCが優秀で前半から11秒台を連発する厳しい流れ、決して軽い高速馬場だったわけではないにもかかわらず、先行して押し切りでした。舌を出して走っていることからも集中していない可能性が高く、もう一段上げてくることにも期待しています。この時の3着がディキシーナイトで次走クロッカスSでドゴールを完封して勝ち切っているのも、ヴァッシュモンの評価を高めますね。
○ジャパンスェプト 前走の勝ち方はなかなか、タイムも良い。美浦ｗ13.0、単走持ったまま、バランス・伸び共に良い。ダート戦しか経験がないのですが前走はタイムも優秀で、ハイペースバランスをバテ差しというよりも、瞬発力を感じる差し脚でした。調教も良く見えたのでこの評価で。
▲イッツクール 格上げ、延長、前走は直線詰まって２着。ハイペースバランスがどうか。栗東ｗ11.6、強め３馬身先着、バランス・反応良い。前走は直線詰まってから外に出してからバテ差し、勝ったディアンドルは1200では底を見せていない馬なのも、2着で好評価の理由です。この時の3,4着のシングルアップ、スタークォーツは相手にしていなかったので、すんなり先行出来れば好走できそう。
△ハッピーアワー 短縮、トップスピードを生かせる展開なら。栗東ｗ11.9、単走やや強め、バランスは良い。前走のシンザン記念ではハイペースバランスで後半息切れした感じでした、デイリー杯ではスローバランスを後方から追い込んでいるので、前半ゆったり入ることが好走条件でしょう。
★ドゴール 格上げ、ハイペースバランスは良くなさそう。美浦ｗ13.3、やや強め併入、バランスは良いが反応がイマイチ。トップスピードの質自体はそれほど高くない、前半ゆったり入るために後方からになりそう。サウジアラビアRCではスローバランスを後方から、上がり最速を記録している。グランアレグリアには総合力で大きく見劣ったので、L3が緩んだ時に外から伸びてくるかも。
☆ダノンジャスティス 休み明け２走目で走り頃。万両賞の内容は優秀でタイムも良い。栗東坂路12.5、持ったまま１馬身先着、手前を替える時にバランスを崩している。川田騎手なら本命でしたが、この枠で先行できるのかも含めてかなり不安がありますね。デイリー杯の感じから瞬発力が足りないタイプだと思うので、流れに任せてL2で緩めると苦しくなるかも。
Xローゼンクリーガー 休み明け、格下げ、短縮、ハイペースバランスは良くなさそう。新馬戦は馬場がかなり良く評価していいのか微妙。栗東ｗ11.9、単走強め、バランスは良い。色々嫌なデータが多いのですが、秋明菊賞でL2最速戦をしっかり反応して1着、2着がディープダイバーで朝日杯FS5着なので力は見せましたが、この時はスローバランス。ハイペースバランス、平均バランスで瞬発力を引き出せるのかが懸念材料ですね。