2021年キーンランドC　予想。才能と斤量に期待。

土曜日は良馬場でした、今週からCコースに替わりましたが、タイムは良くなっていませんでした。10Rの摩周湖特別が2勝クラスの1200mで1:09.7、先週日曜日の12R手稲山特別が2勝クラスの牝馬限定戦で1:09.0。摩周湖特別は前半が遅かった割には後半も掛かっている印象、なのでCコース替わりで前優位とまでは言えないと思います。

◎メイケイエール

○ミッキーブリランテ

▲ジョーアラビカ　　　　　　　　　　　　　　　    

△ダイアトニック　　　　　  　　　　　　　　　    

★エイティーンガール　　　　　　　　　　　　　　　  

☆カツジ                            　           

Xレイハリア       　                              

馬連 ⑤⑪＝⑤⑥⑨⑪⑫⑬⑯　11点

3連単 ⑤⑪ー⑤⑪⑬⑯ー⑤⑥⑨⑪⑫⑬⑯　30点

逃げるのはメイケイエール、2番手にロードアクア、レイハリア、中段のやや前からヒロイックアゲン、セイウンコウセイ、マイネルアルケミー。中段からタイセイアベニール、ミッキーブリランテ、ダイアトニック、中段のやや後ろからシュウジ、カイザーメランジェ。中段の後ろからアストラエンブレム、エイティーンガール、後方からカツジ、ジョーアラビカ、最後方からソロユニットという並びを想定。

内目の枠を引いてしまったのでスタートがカギになるのがメイケイエール、桜花賞では抑えたのかタイミングが悪かったのか、スタートイマイチでした。ただし豊騎手乗っていたチューリップ賞では抜群のスタートでしたし、阪神JF、ファンタジーSでも五分には出ていました。今回枠の並びが良いというか、積極的に前に行きたい馬が少ないんですよね、内は問題ないのですが、外から切れ込んでくる先行馬としてはレイハリアくらいですからね。そのレイハリアにしても亀田騎手で、メイケイエールが多少遅れたとしても絞って来るかどうか、豊騎手の前を塞ぐ形を取れますかね～?それ以上にメイケイエールの危うさは分かっているはずなので、あえて近寄らない可能性があるかも。

なのでメイケイエールは逃げられる、この想定で進めていきます。豊騎手も抑えは利かないと言っていますから、馬の行く気に任せて行かせてしまうと思います。前半32秒台もありそうで、モズスーパーフレアのイメージで、行くだけ行って押し切り狙いではないかと。

メイケイエールが抑えずに行ってしまうと、2番手を追走するロードアクアとレイハリア、団野騎手と亀田騎手がメイケイエールのペースを暴走と判断してしまうと、ピッタリ追走せずに間隔を空けてしまうかもしれませんね。2019年のオーシャンSでモズスーパーフレアが後続を離して逃げた感じですね。その後ろからヒロイックアゲン、セイウンコウセイ、マイネルアルケミーですが、セイウンコウセイなんかは行くだけ行かせてしまった方が良いはず、ただ今回は勝浦騎手がテン乗りなので、無難に中段のやや前辺りで折り合いそう。

骨折で長休明けになるダイアトニックはもう少し前でもいいのですが、無理はさせないと思うので、中段辺りで様子を見ると思いますね。ミッキーブリランテは前走スタートもイマイチでしたし、二の足も良くなかったですね。これで中段の後ろからになって届かずの3着、ここ一発狙ってくるとしたら前走よりは前に行くはずで、中段辺りを狙ってくると思います。

カツジ、エイティーンガール、ジョーアラビカはいつも通り後方からだと思います。ただ横山武騎手に乗り替わるカツジはポジションを取ってくるかも、先週もペルシアンナイトで位置を取ってきたので、味を占めて中段辺りを取ると心肺機能で危うくなるかも。地方から果敢に挑戦するソロユニットですが、芝スタートの経験がないので追走にも苦労するかも。

4コーナーです、メイケイエールが先頭で、ロードアクアとレイハリアがどこで掴まえに行くかですね。1200mでL3からコーナー区間なので仕掛け所が難しいと思います、ましてや騎手が団野騎手と亀田騎手なので、仕掛が遅れると外から飲み込まれそう。池添騎手が外から押し上げて、ミッキーブリランテがそれに続くと思います。タイセイアベニールは吉田隼騎手なので、外にスペースを見つけて出してくるでしょうね。ただ先週の最終レースで同じ状況になって制裁を受けているので、ここは慎重になると思います。

外からスムースに上がってきそうなのがジョーアラビカで、エイティーンガールはその後ろからでしょうか。枠の並びでジョーアラビカの方が外をスムースに回せそうですし、エイティーンガールが外に出すには一旦最後方に下げないといけませんからね。カツジは後方からなら前に馬を置くはずで、外に出すにはエイティーンガールが行ってからでしょうね。

直線L1標識付近です、メイケイエールは桜花賞でもⅬ2標識までは踏ん張っていたので、1200mは抑えが効かなくても持つと思います。内はロードアクアとレイハリアを上手く捌かないと詰まりそうで、セイウンコウセイ辺りは危ないですね。外からのダイアトニックは長休明けで心肺機能が持つかどうか、調教で長いところをこなしていれば持つと思いますが。ダイアトニックの後ろからはミッキーブリランテ、前がダイアトニックなので詰まることはないし、この馬自身56㎏では好走多数ですから差し切りまで期待しています。

後方からだとジョーアラビカ、外枠を引いて馬群の外からスムースならば伸びるはず、函館SSではミッキーブリランテと互角の伸びでしたからね。函館SSではカツジも良い伸びでしたが、今回は58㎏でテン乗り、内へ行ってしまうと危なくなるし、外からだとしてもエイティーンガールの後ろからになると思うので、届くかどうかですね。

では1頭ずつ見ていきます。

◎メイケイエール　　・心肺機能は高い、パワーは高い、瞬発力は不明。

・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。

好材料：距離適性。　悪材料：気性難。

枠が微妙ですがスタートさえ決めてしまえば押し切れる、才能と斤量、豊騎手のエスコートがあれば期待できるのではないかと。桜花賞ではあの内容でL2標識まで踏ん張っていましたし、先頭に立ったL4は若干ペースが落ちているので、先頭に立ってしまえばムキになって押さえが効くかも。

○ミッキーブリランテ　　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。

好材料：コース適性。　悪材料：届くかどうか、休み明け。

前走スタートが良くなかったですね、二の足も良くなく中段の後ろからになり届かず3着、これを踏まえて継続騎乗の和田騎手ですから、今回はもう少し前に行くはず。前走の相手は強力ですし、今回56㎏は好走歴多数で条件的には狙い目。

▲ジョーアラビカ　　・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は低い。　

・トップスピードの質はやや高く、持続力はやや高い。　・左回りは良くない。

好材料：コース適性。　悪材料：届くかどうか。

函館SSでは外からスムースに伸びて僅差の4着、相手が強力だったので僅差の4着は高評価です。近2走はL3で詰まってしまい伸びませんでしたが、今回は外枠を引けたので突き抜ける可能性まであると思います。

△ダイアトニック　　・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力もまぁまぁ。

・トップスピードの質は高く、持続力もある。・直線で外に寄れることがある。

好材料：距離適性。　悪材料：骨折休養明け。

能力的には一枚上の存在ですが、さすがに1年弱の間隔でその理由が骨折だと強気になれませんね。本番は次ですし、調教では終いの時計は優秀でしたが、ゴールまで持つのかどうか、無理はさせないと思うのでこの評価まで。

★エイティーンガール　　・心肺機能は低い、パワーは有る、瞬発力は低い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

好材料：コース適性、休み明け2走目。　悪材料：届くかどうか。

昨年の勝ち馬で休み明け2走目、走り頃ですが良馬場ではバテ差しにならないと苦しいかもしれません。ジョーアラビカの後ろからだと届かない可能性が高く、初手からある程度の位置が欲しいですね。

☆カツジ　　・心肺機能は低く、パワーは高い、瞬発力はやや低い。

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

好材料：・・・。　悪材料：届くかどうか。     

横山武騎手に乗り替わってポジションを取るようだと危ないですね、後方からでもこの枠だとスムースに外に出せない可能性もあるし、58㎏を背負わされるのは苦しいですね。

Xレイハリア　　・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力はやや低い。　

・トップスピードの質は低く、持続力は高い。好材料：距離適性。　悪材料：休み明け。

3連勝で前走の葵Sを快勝、その2着がヨカヨカで北九州記念を勝っているので、このクラスでも通用して良いはず。ただし今回は休み明けです、この馬は非ノーザンF生産馬なので、外厩は期待できない。休み明けは今回が初めてなので未知数ですが、厩舎も一流ではないので、良い方に期待することはできないですね。