2019年ファルコンS 全頭評価。

過去5年複数回3着以内に来ている種牡馬はダイワメジャー2回、ディープインパクト2回です。ペースは5回すべてでハイペースバランスで、2016年は不良馬場にもかかわらず前半3Fが33.3で、当然のように後方からの追い込みが決まっています、先行して残ったシゲルノコギリザメは稍重のスワンSや重馬場の都大路Sを勝ったスーパーフォーネット産駒。2014年は良馬場で前半33.0、この時も後方からの追い込み3頭で決着しています。

前半が34秒台だったのは3回で、2018年は一本調子のペースで消耗戦の展開で前残り。2017年は中緩みで楽に取り付いたコウソクストレートが差し切って、先行の2頭が残る展開。2015年は消耗戦を先行の2頭が前残り、後方からバテ差してきたヤマカツエースが3着でした。前半3F34.0が前優位か後ろ優位かの分水嶺ですね。連絡みした15頭すべてが芝ダートに関わらず、ハイペースバランスもしくは平均バランスで好走歴がありました、予想1番人気のローゼンクリーガーは新馬戦こそハイペースバランスで勝っていますが、平均バランスの阪神JFでボロ負けしての休み明け初戦と嫌な感じですね。

では1頭ずつ見ていきます。

<イッツクール>マーガレットSでは平均バランスを中段から、直線前が詰まって2着まで。朝日杯FSではスローバランスを後半ロンスパに持ち込んだが9着、L1明確に落としているので距離。ききょうSでは平均バランスを逃げて押し切り。トップスピードの質が低く、瞬発力はない。心肺機能とパワーの両立型で持続力も高い。すんなり逃げられれば。

<グルーヴィット>500万条件ではハイペースバランスを中段やや前からバテ差し1着。新馬戦ではハイペースバランスを中段の後ろからバテ差しで1着、芝スタートで行き脚が付かなかった。トップスピードの質が低くバテ差しタイプ。持続威力はある。

<ザイツィンガー>新馬戦ではハイペースバランスを中段から、直線バテ差しで圧勝。500万条件ではハイペースバランスを後方から、追走できずに勝負にならず。芝では追走で厳しい。

<ショウナンタイガ>小倉未勝利戦では稍重でハイペースバランスを中段から、L1のバテ差しで1着。500万条件では平均バランスを中段からトップスピードの質が低く凡走。

<シングルアップ>新馬戦ではハイペースバランスを中段から、L3から早目に押し上げて押し切り。フェニックス賞ではハイペースバランスを逃げて押し切り。マーガレットSでは平均バランスを後方から、直線ではイッツクールにトップスピードの質で見劣り3着。瞬発力、トップスピードの質が低く逃げて粘り込むタイプ。

<ジャカランダシティ>福島2歳Sではハイペースバランスを中段からバテ差し1着。クロッカスSではスローバランスを中段から、トップスピードの質で見劣り凡走。トップスピード、瞬発力が低く心肺機能も低そう。

<ジャパンスェプト>新馬戦ではハイペースバランスを先行してバテ差し1着。500万条件ではハイペースバランスを後方から、4コーナーから上手く内目を伸びて圧勝。ダートしか走っていないがトップスピードはなかなか、持続力はあるので外から伸びれば。

<スタークォーツ>マーガレットSでは平均バランスを先行して4着。阪神JFでは平均バランスを先行して18着。500万条件ではスローバランスを逃げて1着。心肺機能が低くハイペースでは後半持たない。トップスピードの質が低く瞬発力もない。

<ダノンジャスティス>万両賞では平均バランスを先行して2着。デイリー杯2歳Sではスローバランスを先行して4着。トップスピードの質が低く瞬発力も低い。ハイペースバランスの方がいいかも。

<ドゴール>クロッカスSではスローバランスを先行して3着、トップスピードの質で見劣り。朝日杯FSではスローバランスを中段の後ろから、全く伸びず。サウジアラビアRCではスローバランスを後方から、直線伸びて2着だがグランアレグリアから0.6差、馬場を考えるとトップスピードの質は低い。心肺機能はまあまあ、持続力はあるが瞬発力も低い。

<ニューホープ>無理(〃’∇’〃)

<ハッピーアワー>中京未勝利戦では平均バランスを中段から、L3から追い出して長くいい脚を使って1着、2着が逃げたイッツクール。デイリー杯2歳Sではスローバランスを後方から、仕掛けが遅れて届かず3着。トップスピードの質はまぁまぁ、瞬発力は低く持続力はあるので早目にエンジンをかけられるか。

<ブリングイットオン>中山500万条件ではハイペースバランスを中段からバテ差し1着。阪神未勝利戦ではスローバランスを逃げて1着。心肺機能が低くパワーはある、トップスピードの質は低く持続力はまぁまぁ。

<ローゼンクリーガー>阪神JFでは平均バランスを先行して12着。秋明菊賞ではスローバランスを先行して1着、前半がスローなら後半のトップスピードを維持できる。りんどう賞ではややスローバランスを中段の後ろから、直線ジリジリまで。ハイペースバランスは良くない、トップスピードの質は低く持続力はまぁまぁ。

<ヴァッシュモン>ジュニアCではハイペースバランスを中段からバテ差し1着。未勝利戦では平均バランスを中段からバテ差し1着。新馬戦では平均バランスを中段やや後ろからバテ差すも届かず2着。トップスピードの質が低いバテ差し型で、ハイペースバランスで台頭する。

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コメント

  1. まさ★ より:

    出ましたあ!
    無理(〃’∇’〃)
    私もそう思います。
    外の死に枠に入った馬を見るとめっちゃ荒れちゃうんじゃ無いかと

    • みやや より:

      まさ★さんコメントありがとうございます。
      地方のダートしか経験していないので、ひょうかのしようがないんですよね~。
      外枠ですが前半無理して先行する馬には苦しくなるかもしれませんね。差・追込だと中京は4コーナーがスパイラルカーブなので、展開次第ではあまり不利にならないんですよね。2年前のコウソクストレートが来た時みたいに、L3で緩むと楽に先団に取り付けるので、勢い殺さずに突き抜けるかもしれません。イメージとしては阪急杯のスマートアヴァロンみたいな感じですかね~。