2019年府中牝馬S 予想。高速馬場まで回復しそう。


馬場状態ですが日曜5:30で含水率がゴール前12.8%、4コーナー11.2%と良馬場の基準に入りそうなところまで乾いています、日曜日は気温も上がり晴れなので良馬場まで回復すると思います、多分。先週の毎日王冠の感じからも走破時計は1分45秒台前半と想定しています。

◎プリモシーン

○フロンテアクイーン

▲ダノングレース

△ラッキーライラック

★スカーレットカラー

☆オールフォーラヴ

Xクロコスミア

3連複 ⑭=⑤⑥⑧⑮=④⑤⑥⑧⑬⑮ 14点

3連単 ⑭-⑥⑮-⑤⑥⑧⑮  6点

逃げるのはジョディ―、2番手に内からディメンシオン、エイシンティンクル、オールフォーラブ、ソウルスターリング、ランドネまでが先行勢。カンタービレ、フロンティアクイーン、ラッキーライラックが中段、ダノングレース、クロコスミア、プリモシーンが中段のやや後ろ。後方からサトノガーネット、スカーレットカラー、ペルソナリテ、レッドランディーニという並びを想定。

海外帰りのジョディ―がどんなペースで逃げるかが問題ですが、エイシンティンクルも居るので極端にスローにはならないと思います。ジョディ―はハナを切るのが最低条件、その上で前半800m48.0というのがこの馬のポイント。オークスでは前半800m47.0で14着、フローラSでは前半800m48.1で3着、他にも赤松賞、クイーンCでも逃げて前半800m48秒以上かかっています。今回はさすがに48秒は遅すぎると思うので、エイシンティンクル辺りが突くと思います。

休み明けで外枠に入ったラッキーライラックが、折り合えるかどうかはやや不安ですね、阪神牝馬Sの時は内枠でしたが掛かってしまい制御不能に、お父さんそっくりでしたね。ヴィクトリアM好走組ではプリモシーンとクロコスミアが中段やや後ろからになりそう、プリモシーンは瞬発力が低いので、外目の枠は良いですね。クロコスミアは好走する時は内枠か、逃げ・先行の時なので外枠から先行出来るかどうか、大きな不安材料ですね。

4コーナーから直線入り口です、あまり隊列に動きはないと思います、なので中目から内の馬にはコースが無くなる危険があります、特に前から2列目の馬達ですね。オールフォーラブやカンタービレ辺りが苦しい展開になりそうで、外からのラッキーライラックや、プリモシーンはスムースに運べそう。ソウルスターリングの後ろからになりそうなフロンティアクイーンが上手く外に出せるかどうか。この辺りはすでに11秒台に入っていると思うので、流れた中で落ちてくる馬も居るはず、そういう馬を上手く捌かないとブレーキを強いられそうでうすね。

直線L2標識付近です、この辺りで先頭列がズラッと並びそうで、オールフォーラブやフロンティアクイーン、カンタービレが抜け出すのに苦労しそう、外からのラッキーライラック、プリモシーンはスムースだと思います。スカーレットカラーは岩田騎手なので馬群に突っ込む危険もありますが、外に出してスムースなら末脚は確かですから伸びてくると思います。実績的にはやや劣りますがレッドランディーニも長くいい脚を使う持続力タイプで、瞬発力が低いので外からスムースなら伸びそう。

では1頭ずつ見て行きます。

◎プリモシーン 休み明けでも走る、コース適正良い、外枠は良い。美浦坂路40.2-12.6、単走持ったまま、バランス良い。トップスピードの質と持続力の高さはヴィクトリアMで見せていますね、スーパーレコードの反動を心配しましたが中京記念で3着と、しっかり体調を整えていました。今回は休み明けですがノーザンF生産馬で、元々休み明けの実績(ダービー卿CT2着)もあるので問題ないでしょう。瞬発力が低いタイプなので、外からスムースに加速できそうな枠は良いと思います。

○フロンテアクイーン 休み明けでも走る、昨年3着でコース適正良い、54㎏は実績十分。美浦w38.6-11.6、持ったまま3馬身先着、バランス良い。ヴィクトリアMはさすがに速過ぎて適性外でしたが、1800mは昨年のこのレースが1:44.8の時計で3着と、コース適正を含めて好相性ですね。今回は調教が凄く良かったし、斤量54㎏は好走実績が多いのでこの評価で。

▲ダノングレース 休み明けまぁまぁ、前走は大きな不利を受けて凡走、コース適正は良い。美浦w37.5-11.8、単走持ったまま、バランス良い。前走は直線で最内に入った所を絞められて、騎手が立ち上がってブレーキと全くレースになりませんでしたね。内枠なので再度コースが無くなるリスクはありますが、上手く捌ければ末脚は良いものを持っていると思います。初音Sを勝っているようにコース適正も良い、この時も直線詰まっていましたから、スムースだったら楽勝だったはず。

△ラッキーライラック 休み明けでも走る、外枠で掛からないか心配。栗東w38.5-11.7、単走持ったまま、バランスは良い。新馬戦以来の外厩で今回はノーザンF空港牧場で仕上げられました、普段はノーザンFしがらきですからこの変化がどう結果に影響するかですね。休み明けで外枠というのもやや不安なので、この評価で。

★スカーレットカラー 休み明けでも走る、距離適正良い。届くかどうか。栗東w39.6-12.0、単走持ったまま、バランス良い。前走非常に良い伸びを見せた馬で、東京でも期待できそう。岩田騎手が内に拘ってしまうと、詰まる危険が増すと思います。

☆オールフォーラヴ 延長、騎手強化、高速馬場は合わない。栗東坂路39.2-12.6、持ったまま半馬身先着、バランス良い。初音Sを大敗しているのでコース適正は疑問ですね、もちろんこの時は休み明けでしたからその分は考慮しないといけないのですが、それでも負け過ぎの感じがします。速い上がりが使えるタイプではないので、どこまでハイペースに持ち込めるか、錦Sが平均バランスを中段からバテ差しで良かったので、同じ展開なら期待はできますが、それでもトップスピードの質で見劣る危険がありますね。

Xクロコスミア 2か月の間隔空けで昨年凡走、重馬場なら。栗東坂路40.2-12.9、単走持ったまま、首を振ってバランス悪く、斜めに上がってきた。間隔空けるとトップスピードの質が鈍るタイプのようで、2年前の府中牝馬Sは間隔空けていながら、稍重馬場で押し切っています。今回は高速馬場まで回復しそうですが、ヴィクトリアMで見せた心肺機能、トップスピードの質、持続力は非常に怖い1頭。ヴィクトリアMでああいうレースをしたことで、戸崎騎手も引き出しが増えた可能性があり、外枠ですが思い切って逃げの手に出ることもあるかと思います。