走破時計1:31.8 前半800m45.8 上がり3F 34.7
まずは馬場状態ですが良馬場、走破時計1:31.8なのでやや高速馬場ですね。上がり最速はジャスティンカフェの33.3ですから、府中のマイル戦ということを考えると物足りませんが、平均バランスだったしジャスティンカフェは直線スムースでなかったので、直線もかなり速い馬場になっていたと思います。
上のグラフはラップタイムをグラフにしたものです、レース映像と見比べると面白いと思います。ラップタイムがマイナスになっているのはグラフ製作上の都合ですのでお気になさらずに。青は今回、赤は2022年米子S、緑が2022年マイルCS、黒が2022年の六甲Sのグラフです。
まぁ今回のウインカーネリアンの勝利で見えてくるのは、
”三浦騎手は余計なことをするな”ということ。
注目すべきはL4のラップタイムで中緩みの有無です。青の今回と赤の米子Sは中緩みが小さいラップ推移で快勝、緑のマイルCSと黒の六甲Sでは中緩みが大きく凡走しています。今回はスタートポンっと出て控えず逃げました、あとはウインカーネリアンの行く気に任せていたので、中緩みが出来ずに快勝しました。米子Sもエントシャイデンが引っ張ってくれたので、中緩みが小さく先行押切でした。
マイルCSではゲートで大きく立ち上がりましたが、スタート自体は一番早く出ていました。にも拘らず何を思ったか外からロータスランドとピースオブエイトが来ると控えて中段、スローからの3F戦を差しに行って凡走しました。六甲Sは国分優騎手でしたが、逃げてスローからの3F戦にして凡走しています。
条件戦ですが幕張Sはややハイペースバランスで中緩み無しで1着。若潮Sでも平均バランスで中緩みがなく2着、この時は1着のカラテに2㎏あげていたので好走と言って良いはず。マイルCSの乗り方がいかに不味かったか、これを三浦騎手が理解しているのかどうか。ここが今後に向けてのポイントですね。
これはラップタイムとは関係ありませんが、ウインカーネリアンは新潟の関屋記念と谷川岳Sを勝っています。どちらもL3とL2で10秒台のラップを踏んでいて、この馬の適性では対応できないはず。ところが勝ってしまった、ここから考えると新潟の異様さが際立ちます。芝とダートと言う区分けに、芝とダート、更に新潟の芝という3区分にした方が良さそうですね。
逃げたのはウインカーネリアン、2番手にファルコニア、3番手にプリンスリターン、シュリでここまでが先行勢。中段の前からナミュール、中段のやや前からマテンロウオリオン、ショウナンマグマ、中段からピンハイ、プレサージュリフト。中段のやや後ろからカイザーミノル、インダストリア、中段の後ろからジャスティンカフェ、エアロロノア。後方からタイムトゥヘヴン、サクラトゥジュール、ポツンとピースワンパラディという並びでした。
出遅れたのはピースワンパラディでポツンと後方。行き脚が付かなかったのはタイムトゥヘヴン、ジャスティンカフェで後ろから。逃げたのはウインカーネリアンで、2番手にファルコニア。シュリとショウナンマグマは逃げる素振りも見せずに控えました。ナミュールはスタートやや早く中段の前から、先行勢を見ながらで自身もギリギリ平均くらいのはずなので、心肺機能を見せましたね。
スタートが大きな不安材料だったのがマテンロウオリオンでしたが、ゲート内で横を向いていましたが五分に出て中段のやや前でした。プレサージュリフトもスタート五分に出て中段、前走リカバリーしたことが生きたのか、スンナリとポジションが取れました。カイザーミノルはスタート五分でしたが、出して行く素振りも見せなかったので、控える指示が出ていたのかもしれませんね。
インダストリアはスタート五分に出ていますが、ポジションを取りに行かずに中段のやや後ろからでした。前走後ろから鮮やかに差し切ったので、同じようなレースを想定したんでしょうね。エアロロノアはスタート五分に出ていますが、2F目の速いラップで下げて行き中段の後ろ、豊騎手が乗った時は後ろからだったので、同じように乗ってきましたね。
4コーナーです、ウインカーネリアンが中緩みを作らなかったので、隊列は縦長で中段以降の馬は押し上げられません。この地点でウインカーネリアンの勝ちは決まりましたね。ピンハイはまだよかったのですが、ジャスティンカフェは動けない位置取り。ナミュールは内から2頭目に入れて距離ロスを減らしたのは好判断でした。
直線L2標識付近です、ウインカーネリアンが先頭で、ファルコニア、シュリ、プリンスリターンもここでは追走してきます。内からマテンロウオリオンが差を詰めてナミュールに並びます。ピンハイはスムースでしたが、ジャスティンカフェは内にインダストリア、前にピンハイ、外にカイザーミノルが居てコースが空きませんでした。ここでスムースな加速が出来なかったことが、L1で伸びなかった最大の原因ですね。
直線L1標識付近です、ウインカーネリアンがファルコニアを振り切って逃げ切り体勢。内からマテンロウオリオンがスムースに伸びてきて、中目からはナミュール、外からプレサージュリフトもスムースでした。この辺りでインダストリアとジャスティンカフェに挟まれて、ピンハイが後退します。
ここからウインカーネリアンが粘って押し切り、中目からナミュールが伸びますが2着まででした。外からプレサージュリフトが伸びますが3着まで、ジャスティンカフェも届かず4着でした。注目すべきはマテンロウオリオン、L1の残り100m位までは差を詰めていますが、そこから急減速しているのでやはり距離適性だと思います。これはマイルCSや前走の京都金杯でも見せていたので、今後は1400mで買いたいですね。
では1頭ずつ見ていきます。
1着はウインカーネリアン、この馬の良さが出たラップ推移で、なぜこれをマイルCSで出来なかったのか・・・。今回見せたようにまぁまぁの心肺機能と高い持続力こそこの馬のストロングポイント、大問題はこの事を主戦の三浦騎手が理解していない可能性が高い事ですね。今後も騎手不安は付き纏うと思います。今回大きな収穫があったのは、適正なラップ推移なら休み明けでも走ることが分かったことですね。
2着はナミュール、2着は及第点ですが今後どうするんでしょうか。末脚を生かして中段辺りからの差しに回りずらくなったような・・・。今回に関してはスタートポンと出たし、ラップ推移を考えれば中段よりも後ろに居たら届かなかったでしょうね。上がり3F34.0なので前半無理をすると、末脚が削がれる感じで、現状ではトップクラスのマイラーと言う評価はできませんね。
3着はプレサージュリフト、上位2頭に1㎏貰っていたのでこの3着は印象悪いですね。直線もスムースでしたし、コース適性も良いのでナミュールよりも上の評価はできません。
4着はジャスティンカフェ、L2標識付近でスムースに加速できなかったことが敗因ですね。内枠は良くないので、捌ける騎手なら別ですが、基本は中目から外の枠で買いたいですね。
5着はエアロロノア、初手のポジションが後ろだったのでよく5着まで持って来たなという印象、キレッキレのトップスピードの質を持っているわけではないので、もうちょっと前が潰れる展開にならないと届きませんね。
馬券の方は複勝だけでトリガミ、ウインカーネリアンの展開になるとは予想できませんでした。展開予想は難しいですね。次回は京都記念の予定です。
コメント
こんばんは。(´・ω・`)切ない。レベル的にもパッとしない感じが…
当たっていたのは当初のプレサージュリフト期待コメとオニャンコポン落選と同色帽が固まって入線してただけ、、、変に当ててるとも言えるのか。せめて記憶を改ざんする(´;ω;`)
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メイン全部買って全部外しましたが、ただまあ今週プラスという妙…過去の調教評価が良い馬は買うケースが多いのですがまあよかったです、、、
京都記念は粒ぞろい、気鋭のインプレスが早熟馬に一泡吹かせるのではないかと。
そだしさん、こんばんは。
改ざんが雑過ぎる!(^^)!
桃桃のワイドでしたね。それにしても三浦騎手の今後が心配です。
今週プラスは良かったじゃないですか、好調キープということで、インプレスに穴をあけてもらいましょうよ。
マイネルファンロンも気になってるんですけどね、ユニコーンが引っ張ればスローはないはずで、消耗戦になればAJCCの再現・・・
マイネルファンロンは調教のケイデンスも良く、ヒモに入れることは多いのですが、本来ならもっといい成績を出せるような気がずっとしてるですよね。たぶん新潟記念(芝でもダートでもない第三の何かw)の印象が強すぎたんですが…昨年のAJCC自身の走りか、ユーバーぐらいのコース取りならなあと思います。(調教は土曜に診ます(´・ω・`))