走破時計 2:01.1 前半 61.9 上がり3F 34.0
まずは馬場状態ですが稍重でした。朝の時点では重馬場でしたが、10Rから稍重に回復しましたね。ただこの稍重表記ですが、ハッキリ言って眉唾です。というのも4Rの新馬戦が1200mで1:10.0、1着のシュークリームの上り3Fが33.8で最速。勿論この時は重馬場表記です。なので秋華賞の時間には良馬場まで回復していたと考えた方がいいと思います。その証拠にこのレースの上り3Fは34.0です、過去20年で京都で開催された中では最速、2000年のティコティコタックのときが33.9でした。なので馬場状態は単なる良馬場ではなく、やや高速馬場と見ていいのではないでしょうか。
上のグラフはラップタイムをグラフにしたものです、レース映像と見比べると面白いと思います。ラップタイムがマイナスになっているのはグラフ製作上の都合ですのでお気になさらずに。青は今回、赤は今年の桜花賞のグラフです。
このグラフを見れば、リバティアイランドに勝ってください、ですよね。逃げてペースを作ったのが鮫島駿騎手、重馬場で始まり稍重に回復しましたが、実際にはやや高速馬場を読み切れなかったんでしょうね。馬場読みだけでなくラップ推移も最悪でした。スローからの3F戦にしてしまい、4コーナーでリバティアイランドに並ばれてから追い出す仕掛け遅れ。距離もコースも馬場状態も違いますが、桜花賞の時は平均バランスで1度も12秒台に入らない展開で2着。今回とは真逆の展開だったので、鮫島駿騎手にレースメイクを期待するのは無理ですね。
逃げたのはコナコースト、スタートが不安でしたが五分どころか1番早く促して逃げました。2番手にミシシッピーテソーロ、3番手にラヴェル。中段の前からフェスティスバンド、ハーパー、ソレイユヴィータ。中段のやや前からリバティアイランドが単騎。中段からマラキナイア、ドゥーラ、ドゥアイズ、ピピオラ。
中段のやや後ろからスタート五分に出ましたが、すぐに諦めて控えてしまったコンクシェル。中段の後ろからモリアーナ、マスクトディーヴァ、ヒップホップソウル。後方からキタウイング、グランベルナディット、スタートで唯一遅れたエミューという並びでした。
コナコーストがスタート決めて出して行きました、ここまでは良かったのですが、コンクシェルがスタート五分で、出して行きましたがすぐに諦めてしまい控えました。これでコナコーストがペースを作ることになり、スローペースになりました。馬場読みとペース認識の悪さが出た感じですね。
コンクシェルがいつもよりもスタートが遅く、五分に出て促していましたが、100m程で諦めてしまい控えました。これで外から来られて首を上げて嫌がりレースにならず。前走逃げずに掛かっていたことを見ていなかったのでしょうか、出ムチを入れてでも逃げるべきだったと思います。
ハーパーはいつも通りのレースで、しっかりリバティアイランドよりも前。マスクトディーヴァは中段の後ろ、この画像の直後に内から2頭目に入れて3,4コーナーを回しました。ヒップホップソウルはまさかの中段の後ろから、前走差されたことで前に行くと甘くなると考えたんでしょうね。
リバティアイランドは中段のやや前から、内にも外にも馬が居ない状態でストレスフリー。川田騎手は安心して跨っていたはず。この辺りも他の騎手が、何が何でも勝つという意志を感じませんでした。
4コーナーです、スローからの3F戦ですから馬群は凝縮、そしてペースを正確に認識していたのは川田騎手、L3から自分で動いてこの地点では先頭列に並んでいました。ハーパーは馬群の中に居て待たされましたね、ルメール騎手からすればリバティアイランドよりも先に仕掛けたかったはずですが、前が動かなかったことで、動くに動けず。鮫島駿騎手はリバティアイランドが並びかけてきてから追い出していました。
直線L1標識付近です、リバティアイランドは楽に抜け出し先頭。コナコーストが2番手で粘りますが、ラヴェルが並びかけます。ハーパーは中目に出してスムース、その後ろからマラキナイア。4コーナー出口から大外へ出して行ったのがマスクトディーヴァで、その後ろからヒップホップソウル。モリアーナは最内からスムースでした。
ここからリバティアイランドがらくらく押し切り、残り100mは流していましたね。コナコーストとラヴェルが苦しくなり、外からマスクㇳディーヴァが伸びてきますが2着まで。内からモリアーナが伸びて5着。3着はハーパーがジリジリ伸びていました。
では1頭ずつ見ていきます。
1着はリバティアイランド、強いのは分かっていましたが、今回は展開もドンピシャで運が良い馬ですね。もちろん川田騎手の仕掛けもドンピシャのタイミングで、強い馬に最高の騎手が最高の騎乗をされては、他の馬に付け入る隙は無かったですね。
2着はマスクトディーヴァ、リバティアイランドよりも後ろからのレースですから、まぁ自分の競馬をして2着ということでしょう。トップスピードの質を問われたレースですから、前走がフロックでなかったことを証明しましたね。
3着はハーパー、無難に乗りましたが、4コーナーで待たされたのが痛かったですね。馬群の中に居て動けず、これはどうしようもなかった。4F戦になっていれば2着はこちらだった気がします。
4着はドゥーラ、初手でリバティアイランドよりも後ろに居たことは疑問、4コーナーからハーパーの外を回して直線スムースでしたが、マスクトディーヴァに見劣りましたね。
5着はモリアーナ、最内をスムースに回しましたが届かず。この馬はトップスピードの質が高い訳ではなく、前走もバテ差しなんですよね。今回はスローからの3F戦ですから、この馬のトップスピードの質では届かず。3,4コーナーで最内をスムースに回した分だけ、距離を稼げたので5着まで来た感じですね。
馬券の方はハズレ、マスクトディーヴァは馬場の悪い部分を通しましたが、スローからのヨーイドンになって、馬場の善し悪しが無くなっていた感じですね。次回は富士Sと菊花賞の予定です。
コメント
既にバレていると思いますが関西人どすえですが、普通に11時ごろからは日差しが強いレベルにまで晴れてましたね。こうなると我々の経験と関西の芝の整備力、15時超えるともはや良馬場ですね(´・ω・`)
しかしあれです。鮫島クン擁護派が多く何とも腑に落ちなかったのですが、先生の見解でなるほどと思いました。高速馬場という前提にしてはやはり遅すぎますね。これじゃあ競馬というよりはリバティの護衛だなあ。ファストフォースを復活させたあの頃の鮫島君はどこに行った・・(それしか記憶にない)
つまりコナコーストと0.3差だった、腹を括ったミシシッピテソーロにも可能性があったというころですよね。いっそ大逃げもあったのか…?()
ちなルプリュフォール3複あたりました。推しグランデマーレも含めたのに3着同着で半額。おまけに人気薄が絡んだにしては安かったんですよね。今週を巻き返すには遠かった。(´;ω;`)ウッ…
そだしさん、こんばんは
鮫島騎手は展開を作ってもらえばという感じですね。まぁ鮫島騎手だけでなくほとんどの騎手がそうなんですが。
ルプリュフォールは同着ですもんね、これはツキがありますよ。ここから”そだしのターン”になりそうですね。