2025年阪急杯 回顧。

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走破時計 1:21.7   前半600m  35.2  上がり3F 34.8

まずは馬場状態ですが良馬場でした、含水率は下がりクッション値もやや上がりました。ただ時計は掛かっていて、前半3Fが35.2でしたが後半も34.8、上がり最速はカンチェンジェンガの34.0なので、全周に亘って馬場は痛んでいましたね。直線は外の方が伸びていた感じでした。

上のグラフはラップタイムをグラフにしたものです、レース映像と見比べると面白いと思います。ラップタイムがマイナスになっているのはグラフ製作上の都合ですのでお気になさらずに。

前半3Fが35.2と重賞とは思えない程の遅さだったので、アサカラキングはダメかと思いましたが、しっかり2着に粘りました。このグラフは逃げたアサカラキングのものなので、中緩みを小さくしたことが分かります。L2で11.2を出していますが、この区間は平坦なので、加速はしていますが瞬発力はまぁまぁまでの評価ですね。上がり3Fが34.8なのでこの馬のトップスピードの質でもギリギリ粘れた。L1が11.9でカンチェンジェンガと0.1秒差なので、自身のL1は12.0です。トップスピードの質を2F以上は維持できていないですね。

逃げたのはアサカラキング、ジャングロが2番手先行。中段の前からフォーチュンタイム、スズハローム、モズメイメイ。中段のやや前からセッション。中段からシュバルツカイザー、ヴァトレニ、アグリ、ソーダズリング、ダノンマッキンリー。中段のやや後ろからブーケファロス、ダノンスコーピオン、カンチェンジェンガ。中段の後ろからトゥラヴェスーラ、後方からドナベティ、フルメタルボディー、オオバンブルマイという並びでした。

ほとんどの馬がスタート五分に出ましたが、フルメタルボディーだけが遅れて後方から。ペースは前後半35.2-34.8でほぼ平均バランスでした。このクラスでは前半が遅かったこともあり、馬群は凝縮しました。このペースでダノンマッキンリーは前に馬を置けず、かなり掛かっていました。

4コーナーです、馬群が凝縮したまま3,4コーナーを回って、L3区間も11.7でした。ダノンマッキンリーが掛かりながらジワっと上がり、その後ろからカンチェンジェンガが続きます。ソーダズリングは中目、フォーチュンタイムは内で動けず。

直線L2標識付近です、アサカラキングが先頭で内目、ジャングロとモズメイメイが2番手。外からソーダズリング、ダノンマッキンリー、カンチェンジェンガがスムース。フォーチュンタイムは内へ行きました。今日の馬場は外の方が伸びていたので、内へ行ってしまった騎手は何を考えていたのでしょうか。

ここからアサカラキングがL2で11.2を出したのですが、リードを広げるというほどではなく、むしろジャングロとモズメイメイが11.2に対応できなかった感じですね。

直線L1標識付近です、アサカラキングが先頭、苦しくなったジャングロとモズメイメイにフォーチュンタイムが並びかけます。外から一気に伸びてきたのがカンチェンジェンガで、ソーダズリングはジリジリのびる感じでした。

では1頭ずつ見ていきます。

1着はカンチェンジェンガ、この馬はいつも凄い末脚を使うのですが、展開がドハマりしないと届かないんですよね。今回は前半がユッタリだったので、馬群が凝縮して前との差が開きませんでした。直線も馬場の良い大外へ出してスムースでしたから、今回は展開が味方しましたね。

2着はアサカラキング、時計の掛かる馬場でトップスピードの質が問われず、しっかり粘り込めましたね。中緩みも作らなかったことも良かった、毎回このレースが出来ればね~。

3着はソーダズリング、スムースでしたが届きませんでしたね。エンジンの掛かりが遅かったようですが、浜中騎手は直線入り口からしっかり追っていたので、この反応の悪さは次走へ向けて仕上げて来なかった可能性がありますね。

4着はダノンマッキンリー、前半から頭を振って掛かってしまい自滅ですね。1400mでこのペースだとさすがに折り合いが付きませんでした。それでも4着まで伸びてきたので、58㎏は克服したと思います。

5着はフォーチュンタイム、直線のコース取りの悪さが敗因だと思います。内へ行って僅差の5着なら、重賞でも目途が立ちましたね。

スズハロームは12着、吉村騎手は最高の騎乗をしたと思います。ただプラス14㎏でしっかり仕上げられない調教師が大問題ですね。

馬券の方はハズレ、スズハロームがプラス14㎏というのを見て諦めました。縦目だけに悔やまれますね。次回はオーシャンSと中山記念の予定です。

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