2022年阪神牝馬S 全頭評価。その5。

下線は加筆・修正した箇所です。継続してお読みいただいている方は、下線の部分だけお読みください。

テーオーラフィット 特性 ・心肺機能は低い、パワーは有る、瞬発力は不明。   

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。

   レース名   (ペース) 着順(馬場状態) 内容
西宮S(スローバランス)
4着(良)
スタート~道中
五分に出て2,3番手先行。
3,4コーナー
内目をスムース。
直線
スムースだったがトップスピードの質で見劣り4着まで。
ノベンバーS(スローバランス) 6着(良) スタート~道中 五分に出て2番手先行。
3,4コーナー 内目をスムース。
直線 スムースだったが伸びずに凡走。
立雲峡S(ややスローバランス)
9着(良)
スタート~道中
五分に出て中段の前から。
3,4コーナー
3コーナーで2番手に上がり内目をスムース。
直線
L2で一杯になり凡走。
豊橋S(ハイペースバランス) 3着(稍) スタート~道中 五分に出て中段の前から。
3,4コーナー 中目から中段やや後ろに下げる。
直線 スムースに伸びて3着。
西宮Sではスローからの4F戦を2,3番手先行、L3からの11.1‐11.3で後ろから差を詰められてしまい、トップスピードの質で見劣り4着まで。ノベンバーSではスローからの3F戦を2番手先行、L3の11.1には対応したが、L2以降はトップスピードの質を維持できない感じで凡走。立雲峡Sではややスロー、中緩みのない展開で心肺機能の低さを見せた。豊橋Sではハイペースバランスを中段の前からで、自身はややハイくらいのはず。これで3コーナーで若干ポジションを下げているので、全体の中緩みもあって息が入った。直線ではL2から12.1‐12.5と速いラップを求められずに3着に流れ込んだ。

「阪神牝馬Sへ向けて」好材料:なし。 悪材料:コース適性、クラス負けの危険。

好材料はなし、悪材料はコース適性で、立雲峡Sで同コースを凡走、トップスピードの質が問われるコースは合っていない。クラス負けの危険も大いにあって、この馬は3勝クラスをクリアしていないので、ここでは苦しい。

適性:梅

<ムジカ>・心肺機能はやや低い、パワーは有る、瞬発力は高い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

”2020年5月京都未勝利戦”ではハイペースバランスを中段のやや後ろから、向正面で中段やや前に上がり、3,4コーナー内目を回して直線馬群を割って差し切り。”2020年1勝クラス”では稍重でややペースバランスを後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが2着まで。”ローズS(中京)”ではスローバランスを中段から、3,4コーナー中目を回して直線進路変更してから伸びて2着まで。”秋華賞”では稍重でハイペースバランスを中段の後ろから、3,4コーナー中目を回して4コーナーで詰まってしまい8着まで。”2021年但馬S”では稍重で平均バランスを後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが2着まで。”2021年福島牝馬S”ではスローバランスを後方から、向正面で中段まで上がり3,4コーナー内目を回して直線前をカットされて5着まで。”2021年垂水S”ではハイペースバランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2021年関ヶ原S”ではスローバランスを中段のやや後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが3着まで。”2021年新潟牝馬S”では稍重でややスローバランスを離れた追走集団の後方から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが3着まで。”2021年エリザベス女王杯”ではハイペースバランスを後方から、3,4コーナー内目を回して大きくブレーキ、直線はスムースだったが伸びずに凡走。”2022年豊橋S”では稍重で後方から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが7着まで。

「阪神牝馬Sへ向けて」好材料:なし。 悪材料:コース適性、クラス負けの危険。

<心肺機能について>2020年5月京都未勝利戦で勝ち上がってきた、この時は2.2秒のハイペースバランス、これで向正面から中段まで上がっているので、L5やL4では11秒台に入っている可能性がある。これで馬群を割って差し切っているので心肺機能はまぁまぁで良いと思う。2021年垂水Sではハイペースバランスを中段からで、自身は平均くらいで心肺機能で見劣った感じ。

<パワーについて>ローズSでL2の坂を加速しているので、パワーは十分にある。2021年但馬SではL1の坂で差を詰めているのでパワーは十分にある。

<瞬発力について>ローズSで直線L2標識まで前が壁、進路変更後に坂を一気に加速しているので、瞬発力を見せてきた。エピファネイアの産駒なので溜めた時の爆発力はお父さん譲りですね。秋華賞では4コーナーで詰まってからの再加速に手間取っている、瞬発力が低いというよりも進路変更したことが原因だと思ので、スムースでないと瞬発力も発揮できない。2021年新潟牝馬Sでは2F戦でⅬ2区間で若干離されているの瞬発力は期待できない。

<トップスピードの質について>ローズSのL2からは11秒台の前半、L3は馬群の中だったのでレースラップと一緒だが、L2で前が空いてから猛然と加速していて11.0は出している。なのでかなり高いトップスピードの質を見せた。2021年福島牝馬Sでは向正面で中段まで上がり、直線L1標識までスムースだった、このL1までの区間で前に出られず10.9には追走までだったので、前をカットされている。2021年関ヶ原Sではスローからの4F戦で届かず、この馬のトップスピードの質では苦しかった。2021年エリザベス女王杯では4コーナーで狭くなりブレーキ、直線はスムースだったが伸びなかったのでトップスピードの質で見劣った感じ。2022年豊橋Sでは後方から、稍重でハイペースバランスだったのでバテ差しが決まる展開だったが、内からスムースだったが7着までなので、伸びがイマイチだった。

<持続力について>ローズSでL3から11秒台を連発しているので、持続力は高い。ただ2020年1勝クラスで2着に取りこぼしている、この時は休み明けで前半やや掛かっていたので、この影響だとすると休み明けは持続力がやや低下するかもしれない。2021年但馬Sスローからの5F戦で2着、持続力の高さを見せている。

<その他について>2020年1勝クラスでは休み明けの影響か、前半やや掛かっていた。秋華賞では4コーナーで詰まってしまい、外の出すのが遅れて8着までだった、騎手のコース取りが悪過ぎて度外視して良いと思う。

好材料はなし、悪材料はコース適性で、阪神のマイルは初めてだが、1800mでは0-0-2-1でトップスピードの質で見劣っている。クラス負けの危険もあって、ローズSで2着に激走したがその後の重賞では凡走続き、古馬3勝クラスをクリアしていないので、このクラスでは苦しい。

適性:梅

メイショウミモザ 特性 ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。   

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

   レース名   (ペース) 着順(馬場状態) 内容
道頓堀S(ややスローバランス)
5着(良)
スタート~道中
五分に出て中段のやや前から。
3,4コーナー
内目をスムース。
直線
スムースだったが差せずに差されて5着まで。
知立S(平均バランス) 17着(良) スタート~道中 五分に出て中段の前から。
3,4コーナー 外目をスムース。
直線 スムースだったが伸びずに凡走。
巌流島S(ハイペースバランス)
1着(良)
スタート~道中
五分に出て中段のやや前から。
3,4コーナー
中目をスムース。
直線
スムースに差し切り圧勝。
北九州短距離S(ハイペースバランス) 13着(稍) スタート~道中 五分に出て中段のやや前から、
3,4コーナー 3コーナー入り口で挟まれ中段に下げ、4コーナー外からスムース。
直線 直線で外に張られる動きがあったがその前に勝負が決まっていた。
道頓堀Sではややスローバランスを中段のやや前からで、スムースだったがトップスピードの質で見劣り。知立Sでは平均バランスを中段の前から、上がり33秒台を求められて対応できず、トップスピードの質が低いことを見せた。巌流島Sではハイペースバランスを中段のやや前から、心肺機能と持続力で快勝した。北九州短距離Sでは3コーナーで狭くなり中段に下げた、これで直線伸びずに凡走したので、トップスピードの質では勝負にならない。

「阪神牝馬Sへ向けて」好材料:なし。 悪材料:コース適性。

好材料はなし、悪材料はコース適性で、未勝利戦で同コースを走っているがその時は6着、お母さんメイショウベルーガなので距離は持ちそうだが、如何せんトップスピードの質が足りない感じ。クラス負けの危険もある。

適性:梅

ローレルアイリス 特性 ・心肺機能はやや高く、パワーは有る、瞬発力は不明。   

・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。

   レース名   (ペース) 着順(馬場状態) 内容
知多特別(平均バランス)
7着(重)
スタート~道中
スタートやや遅く中段のやや前から。
3,4コーナー
中目をスムース。
直線
スムースだったが伸びずに凡走。
会津特別(ハイペースバランス) 1着(良) スタート~道中 五分に出て中段のやや前から。
3,4コーナー 中目をスムースに回し。
直線 バテ差しで差し切り。
ファイナルS(ハイペースバランス)
1着(良)
スタート~道中
スタートやや遅れて中段のやや前から。
3,4コーナー
内目をスムース。
直線
スムースにバテ差し1着。
北九州短距離S(ハイペースバランス) 17着(稍) スタート~道中 五分に出て中段のやや前から。
3,4コーナー 外目をスムース。
直線 内から一発貰ったが手応えが悪く凡走。
知多特別では中段のやや前から、直線スムースだったが伸びなかったので、稍重もあるがトップスピードの質で見劣り。会津特別ではハイペースバランスを中段のやや前で、自身もハイペースバランスだった。直線ではバテ差しが決まったので、トップスピードの質は見せていないが、心肺機能と持続力、パワーを見せた。ファイナルSではハイペースバランスを中段のやや前から、スムースにバテ差し1着、パワーと持続力を見せた。北九州短距離Sでは中段のやや前からだったが、外々を回して直線では不利もあり凡走、前残りの展開で斤量も54㎏でクラス負けした感じ。

「阪神牝馬Sへ向けて」好材料:なし。 悪材料:コース適性、クラス負けの危険。

好材料はなし、悪材料はコース適性で、トップスピードの質が高くないので、阪神外回りはスピード負けする可能性が高い。マイルの芝は初めてだし、重賞も初めてなのでクラス負けの危険もある。

適性:梅