2024年オーシャンS　全頭評価。その2。

・トップスピードの質はやや低い、持続力は高い。

2023年京阪杯では平均バランスを中段の前から、直線はトップスピードの質で見劣り凡走。2024年カーバンクルSではハイペースバランスを逃げて2着、直線入り口で並んでいた2頭は競り落としたが、ゴール直前に差されて2着。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

2021年富士Sでは中段のやや前から、トップスピードの質で見劣ったというよりも、L3で11.3を踏まれて一杯になった感じ。2021年オーロCではL3で11.0に追走一杯、L2から減速ラップに入ったが前を捉えられずに凡走した。2022年カーバンクルSではハイペースバランスを中段のやや前から、自身もややハイペースバランスに入っていたはずなので、心肺機能はやや高いものを見せた。直線ではⅬ1標識まで前が壁になり、外に出してから伸びて差し切っているので、パワーの高さと持続力を見せた。L1が12.7まで減速しているので瞬発力は問われていない。

2022年阪急杯では中段の前から3着、L1でダイアトニックに引き離されたし、トゥラヴェスーラに差されているので1F長かった可能性がある。2022年高松宮記念では直線入り口ですぐ内に居たナランフレグに直線で見劣り、トップスピードの質が低いことを見せた。

2022年鞍馬Sではスタートやや遅く中段のやや後ろから、平均バランスだったし、3，4コーナーで外を回して距離ロスもしているので、スムースだったが届かなかった。上がり3F32.9を出しているが、ペースを考えるとトップスピードの質はまぁまぁくらい。2022年セントウルSではスタートが遅く、リカバリーして中段のやや後ろから、3，4コーナー最内を回してポジションを上げて、直線スムースに伸びたが3着まで。持続力は見せたがトップスピードの質が高くはないので、前に行かないと勝負にならない。

2023年ラピスラズリSではスタート五分に出て中段から、直線やや狭くなり追い出しが遅れて、一旦先頭に立ったがゴール前で差されている。トップスピードの質がまぁまぁで、もう少し速く仕掛けないと粘れない感じ。2024年カーバンクルSではスタート五分に出たが中段のやや後ろから、ハイペースバランスだがL1が11.9で届かず。後ろからモリノドリームに差されているので、トップスピードの質では勝負できない。2024年シルクロードSではスタートやや早かったが中段のやや後ろから、L1が11.8で届かず凡走。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

2023年UHB賞ではスタートやや早く2番手先行、ややスローバランスになり、まぁまぁのトップスピードの質で差し切り。2023年キーンランドCでは逃げて2着、重馬場でハイペースバランスなので心肺機能と持続力の高さを見せた。ただ後ろから全く伸びて来なかったので、馬場に助けられた印象がある。2024年カーバンクルSでは2番手先行して凡走、この時は休み明けでプラス8㎏だし、牡馬換算で59㎏を背負わされていたので、L1で一杯になった感じ。