2019年共同通信杯 全頭評価とプチ予想

まず昨日アップしたクイーンCの全頭評価とプチ予想ですが、月曜に延期になったためプチ予想だけ変更して改めてアップします。

では共同通信杯です。過去5年複数回3着以内に来ている種牡馬はディープ産駒の7回だけです。展開はスローからのL3もしくはL2最速戦です、L4まで12秒台のラップで進めて急加速が問われる展開です。

では1頭ずつ見ていきます。

<ダノンキングリー>・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はまぁまぁ。

・心肺機能を生かすためにハイペースの方が良い。

新馬戦では4番手からスローのL2最速戦、パワーで坂を上ってL1もしっかり。トップスピードの質でカレンブーケドールにやや見劣る。ひいらぎ賞ではスタートでやや遅れリカバリーしつつ中段の外を追走、ハイペースバランスの中で外から捲って圧勝。

<マードレヴォイス>・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はない。

東京未勝利戦では中段の内を追走、直線で前が壁になりながら怯まずにバテ差し。ホープフルSではドスローを中段の後方追走から4コーナーで一杯、距離が長い感じ。

<ナイママ>・パワー型で心肺機能と瞬発力は低い。

・トップスピードの質が低く芝では苦しい。

コスモス賞では稍重でトップスピードの質が問われずパワーで押し切り。東スポ杯2歳Sではスローペースを先行してトップスピードの質で見劣り大敗。

<アドマイヤマーズ>・ダイワメジャー産駒で心肺機能とパワーの両立型、一本調子の展開や消耗戦向き。

・瞬発力はあまりなく、トップスピードの質は低い。

・スタートで左に寄れることがある。

朝日杯FSではまっすぐにスタートして3番手でやや掛かったが前と間隔取って折り合った。4F戦になりL4からL3で0.5秒の加速ラップを踏んでいるが、下り坂でのギヤチェンジで対応、L1で大きく落とす消耗戦を粘り切った。デイリー杯2歳Sではスタートで左に寄れてドナウデルタが遅れる。先頭に立ち折り合ってドスローに落としてL2最速戦、ギヤチェンジは苦手だが前半のスローで脚が余っていたので対応、しかしペースの割に上がりは33.9と平凡。

<フォッサマグナ>・心肺機能とパワーの両立型。

新馬戦では前半ややスローバランスを中段の後方で追走して、L3外から捲ってL2最速戦の流れを持ったまま圧勝、L3から自身11.0、11.3、11.4位のラップで長くいい脚を使ってきた。

<クラージュゲリエ>・キンカメ産駒で休み明けでも走る。

・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力は少ない。

札幌2歳Sではかなり重い馬場で中段やや後ろから掛かり気味、コーナーで外から加速したがジリジリで届かず3着。京都2歳Sでは中段で折り合いに専念、L3から目視11.0→11.2→11.6と長くいい脚を使って1着。軽い馬場で本領を発揮した感じだが、タイム自体は平凡で2着のブレイキングドーンもホープフルSで着とレースレベルには疑問も。

<ゲバラ>・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力は少なそう。

新馬戦では大きく出遅れ先頭から3秒程後ろからL3から外々をスムースに加速して1着、瞬発力はなさそうだが長くいい脚を使う。

プチ予想

馬場はおそらく良馬場で高速馬場でいいと思います。

展開はナイママが逃げないようならアドマイヤマーズの逃げでマイペース、ミルコがどこまでペースを上げて逃げるかがポイントですね。前半スローでも問題はないのですがL3やL2最速戦ではトップスピードの質でフォッサマグナやダノンキングリーに見劣りそう。後続の脚を削ぐような競馬になれば押し切りもあると思います。

予想1番人気はアドマイヤマーズ、少頭数ですし朝日杯FSの勝ち馬なのでマイルは得意距離、ミルコの継続騎乗と好条件が揃っています。懸念材料は東京1800のコース適正でスローからのギヤチェンジを問われると危険ですね。

予想2番人気はクラージュゲリエ、京都2歳Sの勝ち馬で2か月半の休養明けです、休み明けは前走で克服してるので問題はないと思います。この時の2着がブレイキングドーンでホープフルS5着とレースレベルには疑問もありますね。ニシノデイジーに負けていることからも現3歳牡馬の中ではトップクラスとは言えないかもしれません。

予想3番人気はダノンキングリー、前走が強い内容で中山のマイルで前半800m46.0のハイペースを中段の外々追走から3,4コーナーで5,6頭分外を回して直線圧勝。ノーステッキで坂を駆け上がって全く危なげない勝利でした、着差以上に強い内容でここでも期待できそう。東京で問われるトップスピードの質も、新馬戦の中京で前半ドスローでしたが上がり33.4で、カレンブーケドールにやや迫られましたが長くいい脚を使ってきました。内に詰まると怖いのですが外からスムースに加速できれば十分勝負になると思います。

予想4番人気はフォッサマグナ、新馬戦が圧巻の内容でルメール騎手が継続騎乗も頷けます。中京の1400で800m通過が47.2なのでスローペースですが、スタートでやや出遅れて中段やや後ろの外々追走から、L3で11.0位のラップを外から捲り気味に踏んで先団に取り付いて、L1で目視11.4位のラップで突き抜けました、しかもノーステッキで。距離延長は対応できそうですし、前走のL3ギヤチェンジも優秀、東京コースは合いそうです。

◎ダノンキングリー

〇フォッサマグナ

▲アドマイヤマーズ

3連複 ①=④=⑤

ワイド ①=④ ①=⑤

クラージュゲリエは前走のレースレベルに疑問もありますし、お母さんのジュモーはローカルダート1700で異様ともいえるほど好走する馬で、産駒も中央場所ではちょっと・・・。
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