2019年京都記念 全頭評価

過去5年複数回3着以内に来ている種牡馬は、ディープ産駒6頭、キンカメ産駒3頭です。ただし良馬場で行われたのは2015年だけで他は稍重か重馬場でした。良馬場で行われた2015年と2013年ではディープ2頭(3回)、キンカメ2頭でした。展開は馬場状態に拘わらずL2最速戦が多く後方からでは届かないケースが多い。1番人気の成績が悪く1着0回2着0回3着2回着外3回です、着外にはジェンティルドンナやハープスターが含まれます。

では1頭ずつ見ていきます。

<ハートレー>・休み明けは良くない。

・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力は少ない。

・トップスピードの質はまぁまぁで高速馬場は得意。

2018年ディセンバーSでは休み明けで、後方から外々を周って追い込んだがエンジンの掛かりが遅く届かず。2015年ホープフルSでは中段から4コーナーで外に出してしっかり加速、坂でもほとんど減速せずに差し切り。2018年メトロポリタンSでは休み明けで直線エンジンの掛かりが遅かったが上がり最速で3着。

<ノーブルマーズ>・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はない。

・トップスピードの質は低い。

・休み明けは良くない。  

2018年ジャパンCでは高速馬場をハイペースで先行して直線失速。2018年アルゼンチン共和国杯では休み明け、高速馬場でトップスピードの質で見劣り。2018年目黒記念では前半ややスローから4F戦になりトップスピードの質よりも心肺機能を問われて2着。

<アクションスター> もう無理

<ケントオー>・心肺機能特化型でパワーと瞬発力はない。

・休み明けは良くない。   

2019年日経新春杯では後方で折り合って直線内から伸びた、坂がない事で失速していない。2018年チャレンジCでは後方から直線の坂で全く伸びず。2018年京都大賞典では先行していながら直線で一杯、明らかに休み明けで苦しくなっている。

<ブラックバゴ>・バゴの産駒でかなり掛かりやすいので重馬場で。

・休み明けは良くない。

・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力もある。

・トップスピードの質はまぁまぁ。  

2017年アンドロメダSでは重馬場でしっかり折り合い1着。2017年五稜郭Sでは初コースで刺激が入り良馬場でも折り合って1着。2016年アメジストSは重馬場だが休み明けで凡走。

<ダッシングブレイズ>・パワーと瞬発力型で心肺機能に時間制限がある。

・軽い高速馬場が得意。

・休み明けは良くない。   

2017年エプソムCでは高速馬場をドスローから先行して、L3最速で強烈な加速から質の高いトップスピード持続で1着。2018年小倉大賞典では休み明けで4着。2000以上では最後まで息が持たずに凡走。

<パフォーマプロミス>・心肺機能の上限が低く重い馬場になると道中で息切れする。

・パワーと瞬発力はありトップスピードの質は高い。

・休み明けでも走る。  

2018年アルゼンチン共和国杯では休み明けでも、高速馬場で3F戦になりトップスピードの質で勝ち切る。2018年有馬記念、宝塚記念では稍重馬場になり追走一杯。2017年グレイトフルSではスローペースからL2最速戦を瞬発力を生かして1着。

<ダンビュライト>・休み明けは良くないが使い減りしない。

・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力は低い。  

2018年AJCCではスローペースを2番手追走から4F戦に持ち込み1着。2018年チャレンジCでは前半ややスローからL2最速戦に対応できずに届かず4着。2019年AJCCもL2最速戦で凡走。神戸新聞杯、大阪杯、宝塚記念、オールカマーは休み明けで凡走。

<カフジプリンス>・休み明け良くなく疲れやすい。

・心肺機能とパワーの両立型でバテ差しタイプ。

・瞬発力はなく、トップスピードの質は低いので追い出しが遅れると届かない。   

2017年新潟記念では平均ペースを先行して、直線では他馬の瞬発力に屈して一旦下がるもゴール前でバテ差し3着、心肺機能の高さで周りが苦しくなって差し返した。2017年ダイヤモンドSでも中段やや前からの粘り込みで、とにかくバテない。2016年グレイトフルSでは中山2500で2度の急坂越えを克服してパワーの豊富さを証明。2017年日経新春杯では稍重でややハイペースだがL3で緩んでL2最速戦、中段やや後ろから仕掛けが遅れて届かず。

<ステイフーリッシュ>・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はない。消耗戦向きで坂がある方が良い。

・トップスピードの質は低くロンスパ向き。

・休み明けでも走るが疲れやすい。  

2017年ホープフルSではハイペースの中後方で折り合い直線バテ差し。2018年共同通信杯ではドスローから質の高いトップスピードを問われて凡走。2018年京都新聞杯は休み明けだが初コース、初めての先行策で刺激が入って1着。2018年神戸新聞杯でもトップスピードの質で見劣り。

<タイムフライヤー>・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力が少ない。

・直線で詰まって進路変更すると再加速に手間取る。

・休み明けは良くない。  

2018年若葉Sでは直線進路変更なくスムースだったが、休み明けの影響で凡走。2019年中山金杯でも休み明けで凡走。2017年ホープフルSは直線外を回して1着。その後は内につまり凡走を繰り返す。

<マカヒキ>・心肺機能特化型で瞬発力は年齢とともに落ちてきた。走りに無駄が無く長距離向き。 

・パワーが足りないので坂上ゴールは良くない。   

2017年天皇賞秋は不良馬場で持続力を問われる展開になり、高い心肺機能で5着に好走。2017年ジャパンCでは距離が伸びて4着に好走。 2018年札幌記念では稍重馬場で前半からハイペースになり、消耗戦の持続力勝負を外からねじ伏せて2着。2017年大阪杯、2018年有馬記念では坂上ゴールで失速。
にほんブログ村 競馬ブログへ
にほんブログ村

競馬コラムランキング

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする