2024年天皇賞(春) 全頭評価。その2。

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下線は加筆・修正した箇所です。継続してお読みいただいている方は、下線の部分だけお読みください。

シルヴァーソニック ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。 

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

レース名 着順 内容
緑風S 3着 スローバランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが3着まで。持続力は見せた。
ジューンS 1着 スローバランスを2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し押し切り。持続力を見せた。
2021年オクトーバーS 5着 稍重でハイペースバランスを離れた追走集団の中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。休み明けの影響。
2021年ステイヤーズS 3着 スローバランスを3番手先行、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが3着まで。
2022年万葉S 3着 スローバランスを中段のやや前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが3着まで。持続力を見せた。
2022年阪神大賞典 3着 スローバランスを中段のやや前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが3着まで。持続力を見せた。
2022年天皇賞(春) 中止 スタート直後に躓き落馬競走中止。
2022年ステイヤーズS 1着 スローバランスをスタート早く中段の前からジワっと中段、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し差し切り。
2023年天皇賞(春) 3着 稍重でハイペースバランスをスタート五分に出て中段の後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが3着まで。
2024年阪神大賞典 11着 スローバランスをスタートやや早く中段のやや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
緑風Sではスローからの6F戦、コースと馬場状態を考えると実質4F戦くらい、終始すぐ内に居たアイアンバローズにゴール前で差されたので、持続力で見劣ったが、高い持続力は見せた。ジューンSではスローからの5F戦を2番手先行、実質3F戦で直線一旦前に出られたアンティシペイトを差し返したので、トップスピードの質では若干見劣ったが持続力を見せた。

2021年オクトーバーSでは稍重でハイペースバランスを離れた追走集団の中段の前から、自身はスローバランスで心肺機能は見せていない。L1で後ろから一気に交わされているので、持続力を発揮できなかったことは、休み明けの影響だと思う。この馬は社台F生産馬なので休み明けは悪材料になりそう。

2021年ステイヤーズSでは3番手先行、この時逃げていたのが緑風Sで先着されたアイアンバローズで、この時も差せなかったので持続力で見劣った。2022年万葉Sではスローからの5F戦を中段のやや前から、このレースは一度も11秒台の前半に入らなかったので、トップスピードの質は問われていない、純粋に持続力が問われて3着に好走。この時の1着マカオンドールは52㎏で3㎏、2着レクセランスは54㎏で1㎏軽かったので、3着でも高評価で良いと思う。

2022年阪神大賞典ではスローからの5F戦を、中段のやや前から粘り込んで3着。すぐ前に居たアイアンバローズには0.3差付けられたので、クラス負けした感じ。2022年ステイヤーズSでは中段のやや前から、スローからの5F戦で直線内からスムースに抜け出し差し切り。持続力の高さを見せた。2023年天皇賞(春)ではスタート五分に出て中段の後ろから、前半無理をしないかったことで最後まで伸びたが、トップスピードの質で見劣り届かなかった。2024年阪神大賞典では終始外々を回されてしまい凡走、長休明けも影響したかも。

「天皇賞(春)へ向けて」好材料:コース適性、休み明け2走目。 悪材料:前走負け過ぎ。

好材料はコース適性で、昨年のこのレースで3着に好走、ディープボンドには0.2秒差なのでクラス負けの危険も少ない。前走は長休明けで凡走、一叩きされて上積みが見込める。悪材料は前走負け過ぎたことで、2.2秒差で直線全く伸びなかったので、8歳で力落ちした感じもある。

適性:竹

スマートファントム ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。    

・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。

レース名 着順 内容
神戸新聞杯 6着 スローバランスをスタートやや遅く後方から、3,4コーナー内目を回して直線狭くなり凡走。
フォーチュンC 6着 スローバランスをスタート五分に出て中段の後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
海の中道特別 1着 稍重でハイペースバランスをスタート五分に出て離れたメイン集団の中段の後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースに差し切り。
御堂筋S 1着 重馬場でスローバランスをスタート遅く少頭数の中段の後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースに差し切り。
神戸新聞杯ではスタートやや遅く後方から、スローからの4F戦で直線狭くなり凡走、馬群を割る程の闘志はない感じ。フォーチュンCではゲート内で頭を下げてしまったが、タイミングは五分に出て中段の後ろから。スローからの5F戦で差せずに差されているので、トップスピードの質で見劣り。

海の中道特別ではゲート内で煩かったが、五分に出て離れたメイン集団の中段の後ろから。ハイペースバランスだが自身はスローで心肺機能は問われていないはず、稍重でトップスピードの質が問われない消耗戦で、パワーと持続力の高さを見せた。御堂筋Sではゲート内で首を下げたタイミングでスタートして出遅れ、中段の後ろからだが少頭数で前から10馬身以内だった。これでスローからの3F戦で、L2で先頭に立ったのでやや高いトップスピードの質を見せた。

「天皇賞(春)へ向けて」好材料:なし。 悪材料:クラス負けの危険。

好材料はなし、悪材料はクラス負けの危険で、神戸新聞杯で狭くなったが6着だったし、近2走で連勝しているが相手が弱く評価できない。

適性:梅

スカーフェイス ・心肺機能はやや低く、パワーは有る、瞬発力は低い。  

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

レース名 着順 内容
刈谷特別 9着 ハイペースバランスを後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。トップスピードの質が高くないことを見せた。
皆生特別 1着 重馬場で平均バランスを後方から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに差し切り。少頭数で前を射程に入れられた。
2021年七夕賞 10着 稍重でハイペースバランスを中段の後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
元町S 8着 スローバランスを後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが届かず凡走。
岸和田S 1着 スローバランスを中段のやや後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースに差し切り。良馬場だが重い馬場でパワーが生きた。
2021年チャレンジC 5着 スローバランスを中段のやや後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが5着まで。中段から流れ込むだけ。
2022年中山金杯 2着 スローバランスを中段のから、3,4コーナー外目を回して直線スムースに伸びて2着。パワーと持続力を見せた。
2022年小倉大賞典 5着 稍重でスローバランスを中段の後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが届かず。
2022年大阪杯 6着 ややハイペースバランスを後方から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが届かず。
2022年函館記念 3着 重馬場でハイペースバランスを後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが3着まで。
2022年新潟記念 11着 スローバランスを中段のやや後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2022年ディセンバーS 10着 稍重でハイペースバランスをスタート遅く後方から、3,4コーナー内目を回して直線詰まって凡走。
2023年中山金杯 11着 スローバランスをスタートやや遅く後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2023年京都記念 8着 平均バランスをスタートやや遅く後方から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2023年大阪城S 1着 平均バランスをスタート五分に出て中段のやや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに伸びて差し切り。
2023年ダービー卿CT 13着 スローバランスをスタートやや遅く後方から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2023年鳴尾記念 8着 平均バランスをスタート遅く中段のやや後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2023年函館記念 10着 稍重でハイペースバランスをスタート五分に出て中段の後ろから、3,4コーナー外目を回して直線伸びずに凡走。
2023年小倉記念 16着 平均バランスをスタートやや早く中段から、3コーナーで一杯になり凡走。
2024年大阪城S 4着 平均バランスをスタート遅く後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに伸びたが4着。
2024年大阪ハンブルクC 4着 スローバランスをスタート五分に出て中段の後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが4着まで。
刈谷特別ではハイペースバランスだったがスピード負けした感じで伸びなかった。皆生特別では重馬場で平均バランスでトップスピードの質が問われなかった、後方からだったが少頭数で前から離されなかったので、バテ差しが届いた。2021年七夕賞では中段の後ろから届かず、自身はスローバランスだったので心肺機能は問われていないが、前までの間隔が空き過ぎて、この馬のトップスピードの質では勝負にならなかった。元町Sでは後方から届かず、この時は上がり3F32.9で全体2位の末脚だった。この傾向から前半はゆったり入った方が良いが、後方から届くほどのトップスピードの質は持っていない。

岸和田Sでは良馬場でも重い馬場で、トップスピードの質を問われず、少頭数で前を射程に入れられてので届いたが、斤量は恵まれていた。2021年チャレンジCでは中段から流れ込むだけで、上位3頭からはやや離された。2022年中山金杯ではスローからの5F戦をバテ差し、持続力とパワーを見せたが、この時は54㎏で1着レッドガランに2㎏貰っていた。

2022年小倉大賞典では稍重でスローからの5F戦、初手の位置取りが後ろになり届かなかった。2022年大阪杯では後方から、3,4コーナーは内目を通してロスなく回ってきたが、それでも届かなかったのでトップスピードの質で足りなかった。2022年函館記念ではスタートやや遅く後方から、重馬場でハイペースバランスをバテ差しになったが、届かず3着までなのでポジションが後ろ過ぎた。

2022年新潟記念ではスタート五分から中段のやや後ろ、スムースだったが全く伸びなかったのでトップスピードの質で見劣り。2022年ディセンバーSではスタート遅く後方から、稍重でハイペースバランだったのでバテ差しが決まる展開だったが、直線詰まってしまい凡走。2023年中山金杯ではスローからの5F戦で後方から届かず、展開が合わずトップスピードの質で見劣り。

2023年京都記念では後方から、中緩みからの3F戦になりトップスピードの質で見劣り。2023年大阪城Sではスタート五分に出て中段のやや前から、直線入り口では前が壁になっているが、流れているのでブレーキはしていないので瞬発力は問われず、4F戦になって持続力を生かして差し切れた。2023年ダービー卿CTではスタートやや遅く後方から、3,4コーナー内目を回して中段に上がり、直線スムースだったがトップスピードの質で見劣り凡走。2023年鳴尾記念ではスタート遅く中段のやや後ろから、馬場と展開が合わず。

2023年函館記念ではスタート五分に出たが二の足が遅く中段の後ろから、ハイペースバランスだが自身はスローで、直線全く伸びなかったのでトップスピードの質で見劣り、斤量57㎏だとやや苦しい感じ。2023年小倉記念ではスタートやや早く中段から、平均バランスで中緩みがあったが、前半無理をした感じで3コーナーで一杯になり凡走。2024年大阪城Sではスタート遅く後方から、平均バランスだが前半無理をしなかったことで、L1でジリジリ伸びて4着まで持ってきた。トップスピードの質は高くないが、パワーと持続力は見せた。

2024年大阪ハンブルクCではスタート五分に出て中段の後ろから、直線2着ブレイブロッカーに後ろから交わされているので、トップスピードの質はまぁまぁ、パワーと持続力は高いものを見せた。

「天皇賞(春)へ向けて」好材料:血統。 悪材料:クラス負けの危険。

好材料は血統面で、叔父さんにスズカマンボが居て、この馬が天皇賞(春)を勝っているので、血統面からは好材料になる。展開的にもバテ差しを得意としているので、長距離戦は合う可能性がある。悪材料はクラス負けの危険で、GⅢすら勝ったことがないので、GⅠでは勝負にならないかもしれない。ただしスズカマンボもGⅠでは勝負になっていなかったし、距離は2500mだったが大阪ハンブルクCからのローテ―ションだったので、血が騒ぎだす可能性はある。

適性:竹