2024年スプリンターズS　全頭評価。その2。

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

北陸Sではスタートやや遅く後方から、直線詰まってしまい再加速に手間取り凡走、瞬発力の低さを見せた。知立Sではスタート五分に出て中段のやや後ろから、直線L2区間で詰まってしまい再加速に手間取り2着まで。ファイナルSではスタート遅く後方から、3，4コーナーで最内を回して差を詰めて、直線入り口では前から5,6馬身程、直線スムースに伸びて差し切り、L2で10秒台に入っていた可能性があり、やや高いトップスピードの質と高い持続力を見せた。

2023年オーシャンSではトップスピードの質を生かして3着、4コーナーで動き出しが遅れた分だけ届かなかった。2023年鞍馬Sでは不良馬場で平均バランスだが、レースの上り3Fが35.2も掛る消耗戦になり、後方から差し切り。馬群を捌く操縦性の良さを見せた。2023年CBC賞ではスタート五分に出ているが二の足が遅く後方から、直線馬群に突っ込みL1標識まで前が空かずに、上がり最速だが届かず凡走、瞬発力の低さを見せた。

2023年セントウルSではスタート五分に出たが下げて中段の後ろから、直線は狭いところに突っ込んで伸びきれず。2023年スプリンターズSではスタート五分に出たが後方からになった、騎手も促していないので後方からのレースに決めていた感じ。ハイペースバランスだがバテ差しの展開にならずに凡走。

2023年京阪杯ではスタートやや遅く中段の後ろから、平均バランスでレースの後半3Fが33.7になり届かず、ペースに関係なく後ろからしか行かないので届かない。2023年阪神Cではスタート遅く後方から、ハイペースバランスでバテ差しの展開になったが、L1で減速率が大きくなったので、1F長かった感じ。

2024年六甲SではL1で伸びが鈍ったので、距離が1F長かった感じ。2024年安土城Sではスローバランスで中段の後ろから、馬群が凝縮したことで前を射程に入れられたし、平坦コースが合っているのか高いトップスピードの質を見せた。2024年北九州記念ではスタートやや遅く中段の後ろから、直線で馬群に詰まってしまい凡走。

2024年キーンランドCではスタートやや遅かったが、リカバリーして中段から。直線入り口でしっかり進路を確保して伸びたが2着まで。直線入り口ですぐ前に居たサトノレーヴにやや離されたので、瞬発力で見劣った。

・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。

アーリントンCではスタート改善して離れたメイン集団の中段のやや前から、直線はややモタモタしたが、L1で一気に差を詰めて差し切り。高いパワーと持続力を見せた。NHKマイルCではスタート遅く中段の後ろから、稍重でハイペースバランスだったのでバテ差しが効いたが、トップスピードの質でわずかに見劣った。

2024年キーンランドCではスタート遅く二の足も付かず後方から、豊騎手も諦めているようで促すこともなかった。自身の前半が35.0だったが、馬群が凝縮したことで上がり最速で届いた。

・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。

勝浦特別ではスタート五分に出て押し切り快勝、高い心肺機能とパワーと持続力を見せた。朱雀Sでは3番手先行から押し切り、平均ややスローだったのでもう少し前半が流れた方が良い感じ。2024年阪急杯では中段の前から、3，4コーナーで中目を回した分だけ伸びきれず4着。

2024年春雷Sではスタートやや早く中段のやや前から、やや高いトップスピードの質で差し切り。2024年函館SSでは先行から、直線スムースに抜け出し快勝、トップスピードの質はやや高いものを見せたし、L1でもしっかりなので持続力も高いものを見せた。2024年キーンランドCではスタートやや早く中段の前から、自身も平均くらいでまぁまぁの心肺機能を見せたし、直線入り口で高い瞬発力を見せて出し抜いた。