＜ラグビーボーイ＞・心肺機能は不明、パワーはある、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。
”新馬戦”ではスローバランスを中段のやや前から、直線外からスムースだったがトップスピードの質で見劣り凡走。”未勝利戦”では稍重でスローバランスを中段から、直線ややコースを塞がれたがL2では前が空いて押し切り。
「ホープフルSへ向けて」好材料：・・・。悪材料：クラス負けの危険。
新馬戦では新潟でスローバランスを中段の前から進めたが、トップスピードの質で見劣り4馬身以上離され4着、前を捕まえられなかったのは印象が悪い。未勝利戦では稍重だったこともありトップスピードの質はそれ程問われなかった、L3まで11.5で纏めてきたので持続力は評価すべきだと思う。
この馬はレイクヴィラファーム生産なので外厩はノーザンFを使う、なので休み明けは苦にしないはず。
好材料はなし、悪材料はクラス負けの危険で未勝利戦でも僅差の勝利で、このクラスでは苦しいと思う。
＜ワ―ケア＞・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は高い。
・トップスピードの質は高く、持続力は高い。
”新馬戦”では稍重でスローバランスを中段から、4コーナー外目を回して直線はL3まで前が壁になったが、L2で10秒台のラップを踏んで圧勝、トップスピードの質と持続力を見せた。”アイビーS”では重馬場でスローバランスを中段から、直線L2標識まで馬の後ろに入れて、L2から外に出して圧勝。
「ホープフルSへ向けて」好材料：2カ月強の間隔空け。悪材料：特になし。
新馬戦では稍重だったがL2で10秒台のラップを叩き出して圧勝したし、アイビーSでもL2で10秒台のラップを踏んで圧勝している。どちらもL2標識まで馬の後ろで我慢してから、L2で10秒台のラップを叩き出している、特にアイビーSではL3のレースラップ11.7、これはワ―ケアも仕掛けていないので同じくらいのラップだったはずで、ここからL2で10秒台、恐らく10.5くらいは踏んでいるので瞬発力も高いものを見せたし、L2は登坂区間なのでパワーも高い。しかもL1でも11.2と持続力の高さも見せている。
この馬はノーザンF生産馬なので当然休み明けでも走るはず、ハーツクライ産駒なので疲労への不安の方が大きい。
好材料は2カ月強の間隔空けでこの馬はノーザンF生産馬なので不安が無いどころか、ハーツクライ産駒なので使い詰めよりも不安が少ない。道悪しか経験がないが上り3Fのタイムを見れば良馬場で苦戦するとは思えないし、初の2000mもハーツクライ産駒は距離延長を苦にしないし、母系の近親にシーオブグラスが居るので距離は長くても問題ないはず。中山が初になるのも有馬記念でハーツクライ産駒のリスグラシューが圧勝したので、血統的には不安が無い。もちろんルメール騎手の継続騎乗は大きなプラス材料で、新馬戦、アイビーSでL2標識まで意図的に馬の後ろに入れていた騎乗を見ると、将来性を相当見込んでいるのではないか。悪材料は特になく、内枠で包まれてしまった時くらいかな～。
＜ワスカランテソーロ＞・心肺機能は高く、パワーはまぁまぁ、瞬発力は低い。
・トップスピードの質は低く、持続力は高い。
”新馬戦”ではややスローバランスを中段から、終始最内を回して直線内目からスムースだったがトップスピードの質はまぁまぁ、持続力で3着まで。”新潟未勝利戦”ではややハイペースバランスを中段のやや前から、3，4コーナー外を回して直線は外からスムースに粘ったが2着、心肺機能と持続力はまぁまぁ。”中山未勝利戦”ではスローバランスを中段から、4コーナー大外を回して直線スムースだったがジリジリしか伸びず2着まで。”新潟未勝利戦”では稍重でハイペースバランスを3番手先行、4コーナー中目を回して直線スムースにバテ差し1着。
「ホープフルSへ向けて」好材料：・・・。悪材料：クラス負けの危険。
新馬戦、中山未勝利戦ではスローバランスで良くなかった、新潟の未勝利戦2戦ではハイペースバランスを中段やや前と、先行して好走している、心肺機能はまぁまぁで持続力は高い、問題はトップスピードの質でハッキリと低い部類なので、道悪の方が良いかもしれない。勝った新潟未勝利戦でも稍重でトップスピードの質が問われなかった。
この馬は非ノーザンF生産馬なので休み明けは良くないと思う。
好材料はなし、悪材料はクラス負けの危険で、前走未勝利戦を勝っているが着差も僅差だし、相手もドゥラモットでダートで未勝利戦を勝った馬なのでこの馬も芝では高くは評価できない。
＜ヴェルトライゼンテ＞・心肺機能は不明、パワーは不明、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質は高く、持続力は不明。
”新馬戦”では重馬場でややスローバランスを2，3番手先行、3，4コーナーで捲り追い込み行って直線で突き放して圧勝。”萩S”では稍重でスローバランスを中段から、直線入り口でスムースに外に出して押し切り。
「ホープフルSへ向けて」好材料：2カ月の間隔空け。悪材料：初輸送。
新馬戦では重馬場でスローバランスと特性はあまり見せていないが、萩SではL3で12.2から11.2へ一気に加速している、稍重で前半が遅いので高い評価はできないが、一応トップスピードの質と瞬発力は見せている。これを平均やハイペースバランスでも見せられれば相当強いが・・・。
この馬はノーザンF生産馬なので休み明けは問題ないはず、ドリームジャーニー産駒なのでステゴ系、当然疲労には不安が出てくるので上級条件で使い詰めの時は不安が増す。
好材料は2カ月の休み明けで、ノーザンF生産馬だしドリームジャーニー産駒なので使い詰めよりも期待が持てる。道悪しか走っていないのはやや不安だがお兄ちゃん達(ワールドプレミア、ワールドエース)が活躍しているし、ワールドプレミアは有馬記念で3着以突っ込んできたので、初コースだがむしろ期待が持てる。悪材料は初輸送でお兄ちゃんのワールドプレミアが、初輸送の中山で有馬記念3着なので大きな不安ではない。マーフィー騎手なので上手くポジションとって乗ってくると怖い1頭だと思う。