2023年東京新聞杯　全頭評価。その2。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。

皐月賞では中段のやや後ろから、直線L2で後ろからドウデュースに捕まっているので、トップスピードの質で見劣り。ただこの時は休み明けだった。ダービーでは中段やや後ろから伸びなかった、中緩みのない展開で心肺機能も問われたし、直線では同じ位置で直線に入ったドウデュース、ダノンベルーガにはっきり見劣った。セントライト記念ではスタートでややバランスを崩したが五分には出て中段のやや前から、直線L2で一杯になってしまったので距離適性が出た感じ。この時休み明け。

2022年福島記念ではハイペースバランスを中段からで、自身はスローだったはず。これで3㎏貰っていたユニコーンライオンに逃げ切られたので、トップスピードの質で見劣った。2023年京都金杯ではスタートやや遅れて中段のやや後ろから、直線詰まってしまい凡走した。まずスタートが徐々に悪くなってきてポジションが取れなくなっている、このレースはややハイペースバランスで、キレッキレのトップスピードの質が求められなかったことで、詰まってからも伸びてはいた。マイルで適性を見せてきたが、スタート不安も出てきたし、詰まってからの再加速に手間取っているので瞬発力の低さも見せた。　　　　

＜母系はマイラーで、1800m位までが良さそう＞

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はやや高い。

2021年京王杯SCでは平均バランスをやや離れた追走集団の中段やや前から、L2で11.0に追走一杯だったが持続力は見せている。2021年朱鷺Sではややハイペースバランスを中段のやや前から、自身は平均バランスでスムースに差し切ったので、心肺機能と持続力を見せた。トップスピードの質で差し切ったわけではないことは注意が必要。2021年毎日王冠では平均バランスをバラケタ3番手先行、中緩みからの3F戦で直線若干待たされたが、5着までだったのはトップスピードの質で見劣りしたからだと思う。

2021年天皇賞(秋)ではスローバランスを逃げて凡走、L2までの11.1はこの馬のラップなので、トップスピードの質はまぁまぁの物を見せたが、1F長かった感じで失速した。2022年京都金杯ではスタート早く中段のやや前から、ややハイペースバランスだが中緩みがあり3着まで。L2でダイワキャグニーに出し抜かれたのは印象悪い。

2022年ダービー卿CTでは休み明けマイナス12㎏、中段やや前からで心肺機能はまぁまぁの物を見せた。L1で垂れてしまったので本質的には1400mがベストかも。2022年米子Sでは中段のやや前から、L2でトップスピードの質で見劣ったが、L1ではパワーと持続力を生かして2着を死守した。2022年中京記念ではL1標識手前で苦しくなり凡走、距離適性が出た感じ。2022年オーロCでは平均バランスを中段のやや前から、スムースだったが伸びずに凡走、この時休み明け。2022年阪神Cでは前半33.4を先行したので息切れ。2023年京都金杯ではスタート速かったが中段のやや後ろまで下げて届かず、詰まったオニャンコポンと同タイムなので、トップスピードの質で見劣り。

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

（ペース）

（スローバランス）

（ややハイペースバランス）

（スローバランス）

3歳以上1勝クラスではスタート五分に出て中段から、掛かりそうになり行く気に任せて上がって行き、3コーナーでは3番手辺りで折り合った。直線はスムースに抜け出しL4から11.6-11.1-10.9-12.0と持続力とトップスピードの質を見せた。木更津特別ではややハイペースバランスを中段の前から、自身も平均には入っていたのでまぁまぁの心肺機能を見せた。スタートで若干首を上げて遅れたので、スタート不安がある。このレースは中緩みにない展開だったので、L1で12.0まで落ちたが高い持続力とパワーを見せた。

秋色Sではスタートで遅れてリカバリーして中段から、直線スムースなコース取りで差し切り。このレースは内優位だったので、額面通りには受け取れないが、ミルコだからか折り合いは付いていた。2022年関屋記念では先行したがL2で一杯になり凡走、休み明け。