2019年4月13、14日 気になった馬。

土曜阪神10Rからニホンピロタイド、ハイペースバランスを先行して押し切りました、追い出しが遅れたために際どく差を詰められましたが、ハンデ差もあったので勝ち切ったことを評価しましょう。瞬発力があるタイプではないので溜めてしまうと危ないですね、早目にエンジンをかけて押し切る競馬が合いそうです。鳴門Sは1400で凡走していますが京都の1400では勝っている、違いは前半のペースで鳴門Sでは前半800mが46.9、京都では48.0なので1400では前半ゆったり入る必要がありそうで、OPでは1200の方が狙い目でしょう。

同じく土曜阪神10Rからサーティグランド、10番人気ながら2着に差し込んできました。予想の段階で、休み明けでプラス体重はダメと書いたんですが、-18㎏と大きく絞れたことも好走要因でしょうね。長くいい脚を使うタイプで瞬発力はない、門松Sではヤマニンアンプリメに瞬発力の差を見せつけられる格好でしたから、外目の枠に入って直線スムースに加速することが好走条件でしょうね。

アーリントンCの回顧をしなかったので、気になった馬をここでピックアップしておきます。

まず勝ったイベリス、フィリーズレビューが非常にタフな内容で、稍重でほぼ平均バランスを先行して4着に粘っています、今回はややスローバランスで前走から比べると楽に感じたでしょうね馬が。瞬発力やトップスピードの質は期待できませんが、持続力で勝負するタイプですね。次走は休み明け3走目になるので疲労は懸念材料になると思います。

2着のカテドラル、直線入り口では進路を決めきれずに追い出しが遅れていました、それでも進路が空いたとたんトップスピードの質を見せつける形で2着まで飛んできましたね。ハーツクライ産駒で休み明けでも走る、心肺機能も高く持続力もあるのでバテ差しで台頭するタイプですね。今回はL4で緩んだところを最後方から馬群に取り付けたことが大きかったですね、阪神はL3.L2が下り坂なので瞬発力に関しては大きな評価はできませんが、まだ3歳なので見せていないだけかもしれません、京成杯や東スポ杯でも一瞬光るものは見せていたので、年を跨いで成長したのではないでしょうか、京成杯で+18㎏だった体も絞れたので体が出来てきたのかなと、ハーツ産駒って成長が遅いタイプも多いので今後に期待が持てそう。現状で言えるのはトップスピードの質とパワー、持続力は高いという事ですね。次走は休み明け2走目なので疲労の心配もなく好走を期待したいのですが、典型的なハーツ産駒ですと内枠に入った時が不安材料になりそうです。

3着がトオヤリトセイト、嵌ったな~というのが感想です、特にL4で緩んだところを後方から馬群に取り付き、直線も非常にスムースでしたね。東京の500万条件でトップスピードの質は見せていましたが、あの時は前半が歩くようなペースで超が付くスローバランス、評価をするには難しいレースでした。瞬発力はあまり高くなさそうで、トップスピードの質でもカテドラルに見劣るので、前半の位置取りに工夫が必要かもしれませんね。

4着はニシノカツナリ、直線で詰まってしまいましたね、そこからの伸びは良かったので、心肺機能、持続力は高い。トップスピードはまずまず、瞬発力は高くないといったところでしょう。ルーラ産駒で使い詰めだったのも良かったと思います、母方のお婆ちゃんにニシノフラワーが居るので距離は短い方が良さそう。レース後に骨折の報道がありますが、未確認です。

日曜中山10Rからアポロノシンザン、豊騎手への乗り替りであっさり勝ってしまう、これが豊騎手の怖さですね。元々芝で気風良く逃げてOP勝ちののある馬ですから、力はあるんですよね~。前走は稍重とは言え前半3Fが33.9ですから明らかにオーバーペースですね、今回は34.9なので楽なペースで逃げられました、今後は前半のペースが重要になりそうですね。