馬場状態ですが金曜日は良馬場、クッション値は10.0で標準とやや硬めの間ですね。含水率はかなり低くゴール前11.1%、4コーナー10.8%です、恐らく金曜は散水をすると思いますが、先週の感じからもレースまでには乾いて、パンパンの良馬場になると思います。今週からBコースに替わるので、前が止まらない可能性はありますね。
◎タイセイビジョン
○エアアルマス
▲エーポス
△ラウダシオン
★ミッキーブリランテ
☆カイザーミノル
Xグルーヴィット
*シャインガーネット
馬連 ①⑭=①③④⑤⑥⑩⑪⑭ 13点
3連単 ①⑭ー①④⑩⑭ー①③④⑤⑥⑩⑪⑭ 36点
逃げるのはセイウンコウセイ、イッツクール、カタナの3頭が逃げ争い、やや間隔を空けてエアアルマス、エーポスが追走集団の前、中段のやや前からビッグクインバイオ、ラウダシオン、中段からグルーヴィット、カイザーミノル、タイセイビジョン。中段やや後ろからビオグラフィー、シャインガーネット、エンクレーバー、中段の後ろからショウナンライズ、ミッキーブリランテ、後方からトゥラヴェスーラ、シーズンズギフトという並びを想定。
逃げ争いになりそうなメンバー構成で、ダートから芝へ替わる4頭の内、カタナは前走名鉄杯で芝スタートを前半3F33.2で逃げているし、イッツクールは2走前に中京スポーツ杯で前半33.7で逃げ切っているので、セイウンコウセイも内田騎手で意地の張り合いになりそう。こうなると前半33秒台前半どころか、まさかの32秒台も視野に入ってきます。このペースで行ったら持たないでしょうね。
追走集団の前はエアアルマスだと思います、内枠を引けたしダートで先行しているし、松山騎手はペース認識が良いと思うので、前を行かせて適性なペースで追走集団をコントロール。この外に合わせるようにエーポス、前走は長期休養明けでしたが先行して5着と頑張ったので、同じように乗ってくると思います。ラウダシオンはその後ろからで、中段がグルーヴィット、カイザーミノル、タイセイビジョン。タイセイビジョンはルメール騎手へ乗り替わるので、京王杯2歳Sのイメージで中段からの差しを狙うと思います。
カイザーミノルがラウダシオンを入れるかどうか、入れなければラウダシオンはタイセイビジョンの風除けに使われる位置になりますね。シャインガーネットはもう少し前に行きたいはずですが、田辺騎手に手が戻り中段辺りが取れればそこで折り合いそう。ミッキーブリランテがもう少し前を狙っても良いと思いますが、前走前に行けなかったのでポジション取れるかどうかですね。
4コーナーです、前の3頭をエアアルマスが外から交わしに行けば、内がポッカリ空くと思います。このスペースを突きそうなのがグルーヴィット、シャインガーネットあたり、内をスムースに回って距離ロスがないはずなので、前との差を詰めてくると思います。ただこのスペースを突いた組は、直線で前の3頭を捌かなくてはならないはずです。
外から前の3頭を交わしに行く組は、エアアルマス、その外にエーポスで、更にその外にラウダシオンでしょうね。その後ろからカイザーミノルとタイセイビジョンで、ミッキーブリランテとシーズンズギフトが中目を追走しそう。
直線L2標識付近です、外からの組はスムースなはず、内を突いた組はカタナとイッツクールが下がってくると思うので、グルーヴィットとシャインガーネットは上手く捌けるかどうか、石橋騎手と田辺騎手なので空けばいいけど、捌くのはどうでしょうか。この辺りまでセイウンコウセイが頑張ていると思いますが、そろそろ怪しくなりそうですね。
直線L1標識付近です、セイウンコウセイが一杯になりそうで、これを交わす勢いのままエアアルマスが先頭に立ちどこまで粘れるか。エーポスが続き、ラウダシオンが差せるかどうか、調教を見ると不安になります。外からタイセイビジョンが伸びると思うので、届くかどうか。あとは前走良かったカイザーミノルと、阪急杯が良かったミッキーブリランテがバテ差しですかね~。
では1頭づつ見ていきます。
◎タイセイビジョン ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質は高く、持続力も高い。
好材料:コース適性、騎手強化。 悪材料:クラス負けの危険。
調教データ
今回:栗東w36.6-11.9,単走強め、バランス良い。
2020年マイルCS:栗東w37.9-11.9、単走強め、バランス良い。14着。
2020年富士S:栗東坂路38.6-13.0、単走やや強め、バランスは良いが重苦しい。5着。
2020年NHKマイルC:栗東坂路38.9-12.6、単走やや強め、やや首が高い。4着。
朝日FS:栗東坂路39.6-12.5、単走持ったまま、バランス良い。2着。
ルメール騎手を確保して勝負気配を感じますね、京王杯2歳Sで快勝したコースですし、新馬戦も1400mで快勝しているので、距離適性は最高でしょう。調教も悪くなかったし、ルメール騎手に期待ですね。
○エアアルマス ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
好材料:・・・。 悪材料:クラス負けの危険。
調教データ
今回:栗東坂路39.8-11.5,単走持ったまま、やや右傾だがバランス良い。
2021年フェブラリーS:栗東坂路38.5‐12.0、映像無し。5着
2020年チャンピオンズC:栗東坂路38.7-11.9,映像無し。10着。
2020年みやこS:栗東坂路39.0-12.1,映像無し。4着。
2020年東海S:栗東坂路37.8-12.0,映像無し。1着。
前走ダートですから買いにくいのですが、芝でも結果は出しているので適性は問題ないはずです。調教が非常に良くて坂路でラスト11.5を馬なりで出してきました。坂路でラスト11.5というのは、阪急杯のレシステンシアと一緒なので、なかなか出る時計ではないと思います。フェブラリーS以来なので3カ月弱の間隔ですが、この馬は隠れノーザンなので休み明けも問題ないはず。
▲エーポス ・心肺機能は高い、パワーは高い、瞬発力は不明。
・トップスピードの質は低く、持続力は高い。
好材料:距離適性、休み明け2走目。 悪材料:特になし。
調教データ
今回:栗東坂路37.9-11.8,単走やや強め、バランス良い。
2021年阪神牝馬S:栗東坂路38.9-11.8、単走やや強め、バランスは良い。5着。
桜花賞:栗東坂路36.9-12.8、単走やや強め、バランスは良い。9着。
前走が長期休養明けで0.2差5着といきなり掲示板に乗りました、マイルよりも1400mの方が適性が高いことは、桜花賞でL1失速したことからもはっきりしていると思います。前走の好走からも先行する可能性が高いと思うので、高速馬場で前残りならばチャンスはあると思います。調教も良かったですね。
△ラウダシオン ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はやや低い、持続力は高い。
好材料:距離適性、コース適性。 悪材料:延長。
調教データ
今回:栗東w43.5-14.0,単走持ったまま、バランス良い。
2021年高松宮記念:栗東w41.0-12.6,単走持ったまま、バランス良い。14着。
2020年マイルCS :栗東w37.8-12.1、持ったまま半馬身先着、バランス良い。15着。
2020年富士S:栗東w40.1-11.8、単走持ったまま、バランス良い。2着。
NHKマイルC:栗東w39.4-12.3、単走持ったまま、バランス良い。1着。
朝日杯FS:栗東w38.1-11.9、単走持ったまま、バランス良い。8着。
距離適性は良いしコース適性も良いので負けてもらっては困る馬なのですが、調教が緩すぎですね。1週前にビシッとやったようですが、最終追い切りはウッドでラスト14.0ですからね、ここまで遅い追い切りは今までなかったので、どういう意図でこういう調教になったのか・・・。これで大幅に馬体重が増えていたらさらに不安になりますね。
★ミッキーブリランテ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。
好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。
調教データ
今回:栗東坂路37.0-12.7,単走一杯、バランスは良い。
2021年高松宮記念:栗東坂路37.4-12.6,強め半馬身遅れ、バランス良いが見劣り。10着。
2021年阪急杯:栗東坂路38.1-12.3,単走持ったまま、バランス良い。2着。
2020阪神C:栗東坂路39.1-12.4,単走強め、バランスは良い。16着。
2020年関屋記念:栗東坂路39.9-12.4、単走強め、バランスは良いが反応が悪い。4着。
57㎏以上では勝負にならないようですが、今回は56㎏なのでチャンスはあるでしょうね。距離適性も阪急杯2着で結果を出していますし、左回りも関屋記念で4着なのでこなせるはず。前走ポジションが後ろになってしまったので、前に行けるかどうかですね。
☆カイザーミノル ・心肺機能はやや高く、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はやや低く、持続力はやや高い。
好材料:距離適性。 悪材料:特になし。
調教データ
今回:栗東坂路38.0-12.2,単走持ったまま、バランス良い。
2021年マイラーズC:栗東坂路39.4-12.8,持ったまま併入、バランス良い。3着。
距離適性は3走前の斑鳩Sを勝っているので問題なし、前走マイラーズC3着でクラス負けの危険も無し、不安は左回り位ですね。
Xグルーヴィット ・トップスピードの質は高くはない、持続力はある。
・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力はまぁまぁ。
好材料:距離適性。 悪材料:届くかどうか。
調教データ
今回:栗東坂路38.0-12.1,単走やや強め、1度躓いたがバランスは良い。
2020年関屋記念:栗東坂路36.5-11.8、単走持ったまま、バランス良い。7着。
2020年京王杯SC:栗東坂路37.1-12.6、単走やや強め、やや右傾。3着。
2020年高松宮記念:栗東坂路38.3-12.1、やや強め4馬身先着、バランスまぁまぁ。6着。
昨年のこのレースで3着なのでコース適性も距離適性も良いですね、不安としては前走石橋騎手で中段辺りから進めて3着になっているので、同じように中段辺りに下げてしまうとトップスピードの質で見劣りそう。
*シャインガーネット ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はやや低い、持続力はまぁまぁ。
好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険、脚質不適。
調教データ
今回:美浦w37.5-12.0,単走やや強め、バランス良い。
2021年京都牝馬S:美浦坂路36.4-12.2,単走持ったまま、直線入り口でバランス崩すが、その後はバランス良い。5着
NHKマイルC:美浦w39.6-13.0、持ったまま2馬身遅れ、バランスはまぁまぁだがかなり嫌がっている。6着
1400mは距離適性が合っているので、展開次第ですね。