2022年京都大賞典　予想。道悪なら持続力の高い馬から。

日曜日の馬場情報　良馬場から稍重　　Aコース

＜第3回阪神競馬前にAコース部約6,200平方メートル、第3回阪神競馬終了後にはBコース部を中心に約14,900平方メートルの芝張替を実施しました。その後ベースとなる野芝の生育促進に努め、9月上旬に洋芝（イタリアンライグラス）を播種しました。野芝・洋芝とも生育は順調で、全体的に良好な状態です。＞

馬場状態は良馬場から稍重に悪化しました。明日の朝まで雨が降る予報なので、馬場状態の予想が難しいですね。金曜日に26㎜の雨が降っていて、時間は金曜日の14時まででした。これで土曜日は朝の時点では稍重スタートから、9Rから良馬場になりました。日曜日は14時頃から降り始め、21時までに24㎜降っています。明日の朝まで降る予報なので降水量はさらに増すはず。明日は雨が上がってからも曇り、気温も22～23度までしか上がらない予報ですから、乾いても稍重で夜間の雨量次第では重馬場まであるかと思います。

◎キングオブドラゴン 

○ボッケリーニ

▲アイアンバローズ　　　　　　　　　　　　　　    

△アリストテレス         　　　　　  　　　　　　　　　     

★ディバインフォース                          　　　　　      

☆ヴェラアズール　　　　　　　　　　　    　　　　      

馬連 ②⑦＝②③⑥⑦⑩⑬　9点　　　　　　　　　          

3連複 ②⑦＝②③⑥⑦⑩⑬＝②③⑥⑦⑩⑬ 16点

逃げるのはディアスティマ、2番手にキングオブドラゴン、外にユニコーンライオン。中段の前からアフリカンゴールド、ボッケリーニ、中段のやや前からアイアンバローズ、ウインマイティ―。中段からレッドガラン、ヴェラアズール、中段のやや後ろからアリストテレス、マイネルファンロン。中段の後ろからヒンドゥタイムズ、ディバインフォース、後方からディアマンミノルという並びを想定。

ディアスティマはスローからのロンスパが得意、北村友騎手はこのコンビで4勝しているので、この特性は分かっているはず。ユニコーンライオンもスローからのロンスパの方が良いので、前半はペースが上がらないかもしれませんね。アフリカンゴールドはスタートがイマイチ、前に行きたいようですが、良くても中段の前ではないかと。

キングオブドラゴンはスタートが良いので、川田騎手テン乗りですが前に行くと思います。アフリカンゴールドが引けば最内の2番手、アフリカンゴールドが無理やり2番手に入れば、キングオブドラゴンはその外でしょうか。

ウインマイティ―も外からだと前まで行けないと思うし、アイアンバローズもスタートイマイチで中段のやや前辺り。アリストテレスも前に行きたいようですが、近走スタートが良くないし中段辺り。ディアマンミノル、ヒンドゥタイムズ、ディバインフォースはいつも通り後ろからでしょうね。

動く可能性があるのはマイネルファンロン、ミルコなのでスローだと向正面でロング捲りに行きそうですね。

4コーナーです、ディアスティマが先頭でユニコーンライオンが2番手、その内にキングオブドラゴン。外からウインマイティ―が動けば、ボッケリーニも合わせるはずで、かなり外を回されそうですね。マイネルファンロンも外から、ヴェラアズールは中目、アイアンバローズとレッドガランは内目。アリストテレスが早目に動くかどうか。

直線L2標識付近です、キングオブドラゴンがディアスティマに並びかけ、外からボッケリーニ、ウインマイティ―がさらに外ですね。ユニコーンライオンとアフリカンゴールドがが苦しくなり、内からアイアンバローズがスムース。レッドガランは息子の邪魔をしないように外へ行きそう。ヴェラアズールが中段から外に出して、後ろからマイネルファンロン、ディバインフォース。アリストテレスは内目からコースを探しながらだと思います。

直線L1標識付近です、キングオブドラゴンが抜け出しボッケリーニが追いかける展開。ディアスティマが長休明けでどこまで粘れるか、アイアンバローズは速いラップを求められない馬場状態なら伸びるはずで、これはディバインフォースも一緒。アリストテレスもですね。馬場が重くなればなる程2400mよりも長い距離の適性を求められると思うので、レッドガラン、ヒンドゥタイムズは危ないかも。

では1頭ずつ見ていきます。

◎キングオブドラゴン 　　・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力は不明。

・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。

好材料：距離適性。　悪材料：クラス負けの危険。

重賞では結果が出ていませんが、湾岸Sを評価して本命に抜擢しました。このレースは前半から競られてしまいハイペースバランス、これでも押し切ってしまう心肺機能と持続力を見せています。2，3，4，5着はバテ差しの馬だったので、このレースがいかに前に苦しい展開だったか分かります。今回は休み明け2走目で、この馬は社台F生産馬なので休み明けよりも、一叩きされた方が良いはず。加えてテン乗りとは言え三浦騎手から川田騎手なら大幅な騎手強化。

○ボッケリーニ　　・心肺機能はやや低く、パワーは有る、瞬発力は低い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

好材料：距離適性。　悪材料：蓄積疲労。

安定した成績の馬で前に行けるので大敗の心配が無い、不良馬場の江ノ島Sを勝っているように道悪も問題ないし、乗り慣れている浜中騎手なので不安なし。ノーザンF生産馬で休み明けも心配ないし、道悪になればキンカメ産駒の蓄積疲労からのトップスピードの質低下も誤魔化せると思うので、不安はないと思います。

▲アイアンバローズ　　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや低い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

・スタートでやや遅れることがある。

好材料：コース適性。　悪材料：届くかどうか。

ステイヤーズS、阪神大賞典と好走した時は逃げ・先行、前走の宝塚記念ではスタートで立ち上がり後ろから凡走、前に行った方が良いことは明らかなので、岩田望騎手へ乗り替わってポジションを取ってくるはず。道悪になってステイヤー向きの展開になれば、血統的にも期待できると思います。

△アリストテレス  　　・心肺機能はやや高い、パワーは有る、瞬発力はやや低い。

・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。

好材料：コース適性。　悪材料：近走の不振。

昨年のこのレースで2着、とんでもない持続力勝負になり好走しました。今回は馬場状態からパワーと持続力の勝負になると考えたので、この馬の出番があるのではないかと。

★ディバインフォース　　・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は低い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

好材料：コース適性。　悪材料：距離適性。

ステイヤーズSを勝っているくらいですから、距離は長い方が良いし、速いラップではなく11秒台の後半を連発する方が良いと思います。前走は休み明けで凡走、この馬は社台の追分F生産なので一叩きされて上積みが見込めるし、斤量が下がることも好材料。サドラーズウェルズの血を持っているので、馬場が悪くなればなるほど期待できます。

☆ヴェラアズール　　・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや低い。　

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

好材料：コース適性。　悪材料：クラス負けの危険。

前走は条件戦で2400m、速い上がりを使って差し切り快勝しましたが、4走前の2勝クラスが阪神2600mで稍重、ここを差し切っているので道悪ならば初重賞でも通用するかも。