2024年皐月賞 予想。メイショウタバルは本物か?

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藤岡康太騎手のご冥福をお祈りいたします。残念です。

土曜日の馬場情報 良馬場  Bコース

3コーナーから4コーナーの内側に傷みがあります。

土曜日の馬場状態は良馬場でした、9Rの山藤賞が3歳1勝クラスの2000mで2:01.1、上がり最速は34.4でした。8Rが4歳以上2勝クラスの1200mで1:09.1、前半が遅く上がり最速は33.7ですから、馬場状態は標準的な良馬場という感じですね。

土曜日の芝は前優位で、逃げ・先行した馬がしっかり残っていました。土曜日の朝の段階ではやや含水率が高かったのですが、明日にかけては雨の予報はなく、気温も上がるのでさらに乾くはず。土曜日に比べてもう少し速い馬場になりそうですね。

◎メイショウタバル

○レガレイラ

▲ジャスティンミラノ                              

△ミスタージーティー                                   

★エコロヴァルツ                                     

☆ビザンチンドリーム                                    

Xシンエンペラー                     

※ジャンタルマンタル

※アーバンシック                                     

複勝   ②                        

3連複   ②=⑩=③⑤⑧⑨⑬⑭⑰ 7点             

3連単  ②ー⑩ー③⑤⑧⑨⑬⑭⑰                  

      ②ー⑬ー⑩      8点

まずメイショウタバルについてです、毎日杯の内容が圧巻で、走破時計とレース内容、2着との着差を考えると、単なる重馬場巧者とは思えず、相当な能力を持っていると思います。過去に毎日杯を勝って次のレースを好走した馬には共通点があります。①大阪城Sの走破時計よりも走破時計が早いこと。②走破時計が1分46秒台以下であること。この2点で、それを纏めたのが上の画像です。

2枚目の一番下は毎日杯と同じ日に行われた、丹波特別(古馬2勝クラスのマイル戦)と3月10日に行われた天神橋特別(古馬2勝クラスのマイル戦)のタイムです。丹波特別は重馬場で、良馬場の天神橋特別よりも2.1秒遅い走破時計でした。単純に毎日杯の走破時計から2.1秒引くと、1:43.9です。メイショウタバルは良馬場なら1:43.9で走った可能性があり、このタイムは2021年のシャフリヤールのタイムと同じです。シャフリヤールはこの後ダービーを勝っていますから、メイショウタバルが今回勝っても何ら不思議はありません。

展開面に行きます、逃げるのはホウオウプロサンゲ、2番手先行がメイショウタバルとシリウスコルト。中段の前からアレグロブリランテ、ジャスティンミラノ。中段のやや前からサンライズジパング、ジャンタルマンタル、シンエンペラー。中段からエコロヴァルツ、ミスタージーティー、レガレイラ。中段のやや後ろからルカランフィースト、コスモキュランダ、ダノンデザイル。中段の後ろからサンライズアース、アーバンシック、後方からビザンチンドリーム、ウォーターリヒトという並びを想定。

逃げる可能性が高いのはホウオウプロサンゲ、前走の若葉Sを逃げて2着なので、内のメイショウタバルが主張しなければ、この馬が逃げそうですね。若葉Sでは前半1000m61.0で少頭数だったことで、かなりスローなペースでした。今回は多頭数だしメイショウタバルやシリウスコルトも居るので、そこまでスローにはならないと思います。

メイショウタバルは2番手からでもレースが出来るタイプで、つばき賞で先頭から譲って2,3番手で折り合っていました。無理に逃げ争いに行くことはないと思うし、シリウスコルトも何が何でも行くタイプではないので、メイショウタバルとシリウスコルトが先行で落ち着きそう。

展開のカギを握りそうなのが前走捲ったサンライズアースとコスモキュランダ。まずサンライズアースですが、前走のすみれSでは前半が遅く、13秒台に入るラップを捲くっています。コスモキュランダも12.8のラップで捲っているので、ラップタイムが落ちなければ、捲りには行けないと思います。特にコスモキュランダはモレイラ騎手に乗り替わるので、道中無駄には動かないと思います。

逃げる可能性があるホウオウプロサンゲは、若葉Sで道中12.7の遅いラップを踏んでいますが、これは少頭数だったからだと思います。中緩みが出来る可能性はありますが、良馬場で13秒台まで落ちることはないと思うし、多頭数だと捲りはロスが大きいと思うので、恐らく動きはないと思いますが。なので平均からややスローくらいで、4F戦くらいになると予想しています。

4コーナーです、ホウオウプロサンゲが先頭で、この辺りでメイショウタバルがコースを作ってスパートし始める感じですね。外からジャスティンミラノ、シンエンペラーがジワっと上がる感じで、その後ろからジャンタルマンタルとレガレイラ。サンライズアースとダノンデザイルが大外、後方からのビザンチンドリームはこの辺りから動きそうですね。

直線L1標識付近です、メイショウタバルがスパートのタイミングを誤らなければ、直線入り口で出し抜くはずで後続に3,4馬身の差を付けていると思います。この出し抜きに対応できるのはジャスティンミラノとジャンタルマンタルですね。シンエンペラーはどうでしょうか。

中段からは内からサンライズジパング、エコロヴァルツがコースが空くかどうか。ミスタージーティーは前がジャンタルマンタルなら追走で、レガレイラは外目に出すと思います。大外からビザンチンドリームで、ロスは大きいと思いますがスムースなはず。

ここからメイショウタバルが押し切り狙い、ジャスティンミラノが差し切れるかどうかですね。ジャンタルマンタルは距離が持つかどうか、外のレガレイラはギヤチェンジして一気に伸びるはずで、1着まで届くかどうかだけ。サンライズジパング、エコロヴァルツ、ミスタージーティーは内でコースが空くかどうか。外のビザンチンドリームは届くかどうかですね。

では1頭ずつ見ていきます。

◎メイショウタバル  ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや高い。 

・トップスピードの質はやや高い、持続力はやや高い。

好材料:距離適性。 悪材料:初輸送、使い詰め。

能力は最初にさんざん書いたのでここでは不安点を、初輸送と使い詰めですね。初輸送はやってみないと分かりませんが、牡馬なので余程輸送嫌いでなければ大丈夫だと思います。使い詰めも、この馬はステイゴールド系なので使い減りしないはず。オルフェーブルも休みらしい休みなく使われて。7走目に皐月賞、8走目にダービーを勝っています。大きな不安はないと思いますが。

○レガレイラ  ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は高い。  

・トップスピードの質は高い、持続力はまぁまぁ。

好材料:コース適性。 悪材料:騎手不安。

ホープフルSを勝っているし、その内容も完勝という感じでここでは完全に格上。ルメール騎手から北村宏騎手なので不安はありますが、中目の枠を引けたし詰まらなければ伸びるはず。

▲ジャスティンミラノ   ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。   

・トップスピードの質は高い、持続力はまぁまぁ。

好材料:距離適性。 悪材料:・・・。

心配なのはペースだけですね、新馬戦、共同通信杯と前半が遅過ぎて評価しにくいのですが、上がり3F32.6はなかなか出せるタイムではないので、能力はあるはず。特に折り合い面と、加速性能、10秒台のラップを2連発するトップスピードの持続性は高評価です。

                             

△ミスタージーティー  ・心肺機能は不明、パワーはある、瞬発力は不明。   

・トップスピードの質は高い、持続力は高い。

好材料:コース適性。 悪材料:騎手不安。

ホープフルSの内容は勝ったも同然くらいで、このクラスでは能力上位だと思います。藤岡佑騎手には勝って欲しいですね、見えない後押しがあるはず。

                                   

★エコロヴァルツ  ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。    

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

好材料:休み明け2走目。 悪材料:気性。

豊騎手の内枠、朝日杯FSでも内枠からシレっと2着に突っ込んだし、ペース次第でどんな競馬も出来ることも豊騎手に向いていますね。前走は掛かったので、前には行かないと思うので、コースが空いて届くかどうか。

                                     

☆ビザンチンドリーム   ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。   

・トップスピードの質は高い、持続力はまぁまぁ。

好材料:距離適性。 悪材料:初輸送、スタート不安。

気性の悪さが目立つ馬で、スタートも良くないので後ろから届くかどうか。

                                   

Xシンエンペラー   ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は低い。   

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

好材料:コース適性。 悪材料:騎手不安。

外目の枠を引いて外々を回されそうなことが不安ですね、かなりの距離ロスがあると思うし、余程の力差がないと好走するのは難しいかなと思います。この馬は今まで恵まれたレースをしていて、京都2歳Sでも前半は無理をしていませんでした。今回は苦しいレースになるはずで、本当の地力が問われると思います。

                    

※ジャンタルマンタル  ・心肺機能は不明、パワーは不明、瞬発力はやや高い。 

・トップスピードの質はやや高い、持続力はまぁまぁ。

好材料:・・・。 悪材料:初距離。

距離がやや不安で、1F長いかも。

※アーバンシック   ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。    

・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。

・スタートやや遅い。

好材料:コース適性。 悪材料:スタート不安。

この馬はスタート不安がありますが、末脚は確かなので届くかどうかだけですね。

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