土曜日の馬場情報 良馬場 Bコース
<向正面直線から正面直線の内側に傷みがあります。>
土曜日の馬場状態は良馬場、パラっと降る時間もありましたが、15時台に0.5㎜の降水量が記録されているくらいで、馬場に影響を与えるような雨ではありませんでした。先週はかなり含水率が低かったのですが、今週は標準的な含水率に戻っていますね。クッション値は相変わらずやや高め、明日にかけても曇りの予報なので散水はしないと思います。なので含水率は標準的な良馬場の値、クッション値は引き続きやや高めでしょうね。
9Rの秋明菊賞がスローからでしたが、上がり3F最速が33.6でした。馬場は荒れていますがスローなら33秒台が出る、逆に平均くらいで流れるようなら34秒台の決着になりそうですね。11RのアンドロメダSではデシエルトが逃げ切り快勝、終始内を走って押し切ったので、内が良さそうに見えますが、この馬は稍重の若葉Sを逃げ切っているように、荒れ馬場が合う可能性があるので、内が優位とは言えないと思います。
内外で見ると外の方が良さそうで、11Rのナムラフッカーも外から差し切り、2着ナイトスラッガーも外目からでしたから、外からスムースの方が良さそうですね。
◎フィアスプライド
○ジュンブロッサム
▲セリフォス
△ブレイディヴェーグ
★ソウルラッシュ
☆ナミュール
単・複 ⑧
3連複 ⑧=②④⑤⑬⑮=②④⑤⑬⑮ 10点
逃げるのはバルサムノート、2番手にアルナシームが先行。中段の前からマテンロウスカイ、フィアスプライド、チャリン。中段のやや前からコムストックロード、ニホンピロキーフ、ウインマーベル。中段からブレイディヴェーグ、ソウルラッシュ、セリフォス。中段のやや後ろからレイべリング、エルトンバローズ。中段の後ろからナミュール、ジュンブロッサム。後方からオオバンブルマイ、タイムトゥヘヴンという並びを想定。
バルサムノートは前走の富士Sで逃げて5着、松岡騎手が言うには制御が効かなかったとのこと。差しに回ることはないと思うので、スタートさえ出れば逃げるはず。この時のペースは平均くらいで、前半4F46.0位ですかね~。これは前走の富士Sと同じくらいと予想します。2番手先行しそうなアルナシームは藤岡佑騎手なので、突くことはないでしょうね。
中段の前からチャリン、先行押切型ですかね?フィアスプライドはスタート良いので、いつも通り中段の前だと思います。ブレイディヴェーグはスタートやや遅いのですが、内から前に行く馬は居ないと思うし、内が荒れているので最内に切れ込む馬もいないと思うので、ある程度リカバリーして中段になると思います。これは昨年のエリザベス女王杯の感じですね。
ジュンブロッサムは前走スタート良かったですね、他だ差しに回るはずで早目に外に出すため、切れ目を見つけつつ下げて行く感じ。ナミュールはスタート遅いので中段の後ろから、初手の段階では後ろで動かない感じですね。オオバンブルマイは豊騎手も諦めていると思うので、最後方からだと思います。
4コーナーです、バルサムノートが先頭で、中緩みは出来ないと思います。なので外から早目に動く馬は居ないでしょうね。セリフォスは川田騎手なので、ソウルラッシュとブレイディヴェーグを押させ込む感じ。ナミュールとオオバンブルマイは、この地点では内目だと思います。
直線Ⅼ2標識付近です、バルサムノートが先頭で、アルナシームは追走まで。中目からフィアスプライドがスムース、チャリンも中目ですね。その後ろからウインマーベルで、セリフォスはまだソウルラッシュを抑えていると思います。ジュンブロッサムは外からスムース。
レイべリングとエルトンバローズはトップスピードの質で見劣ると思うので、ブレイディヴェーグが外へ出すスペースは出来ると思います。これにナミュールとが続くかどうか。オオバンブルマイも外へ行くでしょうね。
直線L1標識付近です、L2ではトップスピードの質が問われるはずですが、ペースが平均ならそれほど速くならないはず。フィアスプライドはヴィクトリアMでハイペースを先行して2着、溜めれば速い上がりも使えるタイプで、休み明け2走目でスムースなら抜け出していると思います。ここまではバルサムノートも粘っていると思います。
外からセリフォスが伸びてくるはずで、ソウルラッシュがコースが空けば。ブレイディヴェーグは中段を横切る感じで外へ出し、オオバンブルマイとナミュールはコース争いになりそう。ジュンブロッサムは外からスムースだと思います。
ここからフィアスプライドが押し切り狙い、バルサムノートは富士SではL1標識から減速率が大きくなったので、同じようにL1過ぎに苦しくなりそう。平均バランスならセリフォスが持続力で伸びるはずだし、外からスムースなジュンブロッサムも伸びると思います。スムースならソウルラッシュも伸びてくると思いますが、中段よりも前に居ないとスピード負けする可能性がありますね。
ブレイディヴェーグは外に出してから、前走の府中牝馬Sでは瞬発力も見せているので、中段で足が溜まれば弾ける可能性がありますが、中緩みなく進むと届かない可能性がある。逆に中緩みのできる展開で、スムースなコース取りが出来るなら勝ってしまうと思います。オオバンブルマイとナミュールは届くかどうか。
では1頭ずつ見ていきます。
◎フィアスプライド ・心肺機能はやや高い、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
好材料:距離適性、休み明け2走目。 悪材料:輸送。
ヴィクトリアMで2着に好走している馬で、この時はハイペースを先行して粘り込みました。意外にも心肺機能の高さを見せたので、溜めてキレる末脚も使えることを考えると、適性の幅が広い馬ですね。今回大きな追い風が休み明け2走目で、非ノーザンF生産馬でエプソムC、中山牝馬S、そして前走の府中牝馬Sが休み明けでした。一叩きされて上積みが見込めるので好材料ですね。
○ジュンブロッサム ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質は高い、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:特になし。
トップスピードの質は目を見張るものがあるので、スムースなら差し切りまであると思います。内目の枠に入ったので、外へ出すのに下がって切れ目からになるはずで、ポジション次第では届かないリスクはありますね。
▲セリフォス ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はやや高い。
・トップスピードの質は高く、持続力はかなり高い。
好材料:コース適性、休み明け2走目。 悪材料:特になし。
バルサムノートのペース次第ですが、ハイペースから平均くらいなら、トップスピードの質よりも持続力が生きるはず。この馬は瞬発力勝負は良くないので、中緩みがなければ好走できると思います。
△ブレイディヴェーグ ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや高い。
・トップスピードの質は高く、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:距離適性。
前走の府中牝馬Sでは瞬発力とトップスピードの質を見せたので、コース適性は非常に高いと思います。バルサムノートがペースを引き上げれば、心肺機能で見劣る可能性はありますが、スタート早くないので心肺機能が問われるポジションには居ないはず。どこにリカバリーして、直線スムースに走れるかどうかですね。
★ソウルラッシュ ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力はやや低い。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
好材料:コース適性。 悪材料:良馬場不安、騎手不安。
馬場が荒れているので、良馬場でもキレッキレのトップスピードの質は問われないと思います。ただ前走ジュンブロッサムに差されているので、先に抜け出す競馬なら良いのですが、同じ位置から直線勝負に行くようだと切れ負けすると思います。
☆ナミュール ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや高い。
・トップスピードの質はやや高く、持続力はやや高い。
・休み明け2走目でも走る。
好材料:コース適性、休み明け。 悪材料:特になし。
昨年の勝ち馬だし、休み明けは得意ですが、今回は調教後馬体重が安田記念に比べて22㎏増、当然過去最高馬体重です。輸送もないので大きく減らない可能性があり、仕上がっていない可能性があります。内枠引いてしまったし、外に出すのが遅れると届かないと思いますが。