走破時計1:32.0 前半800m 45.7 上がり3F 34.5
まずは馬場状態ですが良馬場でした、走破時計は昨年よりも0.5秒速いのですが、昨年は上がり最速のナミュールが33.0、今年はタイムトゥヘヴンが33.5なので、馬場はかなり荒れていますね。綺麗で軽い高速馬場が得意なタイプは合わなかった感じですね。
上のグラフはラップタイムをグラフにしたものです、レース映像と見比べると面白いと思います。ラップタイムがマイナスになっているのはグラフ製作上の都合ですのでお気になさらずに。青は今回、赤は2022年の秋華賞、緑はは2023年のマイルCS、緑は2024年京王はSCのグラフです。
勝ったソウルラッシュですが、実は上がり3Fが昨年と同じ33.6でした。この馬は荒れた馬場や道悪が得意なので、馬場がドンピシャで合いましたね。昨年は中緩みが大きくトップスピードの質で見劣りましたが、今年は中緩みが小さく馬場が荒れていたことで、トップスピードの質が問われませんでした。
ウインマーベルは中段のやや前からでした、スタートは一番早く、2F目の10秒台はジリジリ下げて行きましたね。これが良かった感じで、前半で無理をせずに、中盤から11秒台を連発する流れで粘り込みました。L2までは良かったんですが、L1で減速率が大きくなったので、本質的には1400mがいいんでしょうね。
逃げたのはバルサムノート、2番手が3馬身程離れてレイべリング、2馬身程離れてニホンピロキーフで、ここまでが先行勢。ここから2馬身程離れて中段の前からコムストックロード、中段のやや前からナミュール、フィアスプライド、ウインマーベル。中段からエルトンバローズ、ブレイディヴェーグ。中段のやや後ろからオオバンブルマイ、ソウルラッシュ、セリフォス。中段の後ろからチャリン、アルナシーム、後方からジュンブロッサム、タイムトゥヘヴンという並びでした。
スタート良かったのはウインマーベル、エルトンバローズも良かったですね。この2頭は2F目までにジリジリ下げて行き、前半で足が溜まりましたね。逆にここで初手で無理をしたのが、スタート遅れてしまったフィアスプライドで、2F目までの速いところでリカバリーしたので、ここで足を使ってしまいました。
オオバンブルマイが驚きのスタートで、スタート五分に出て中段のやや後ろ。ソウルラッシュはスタートやや早く、下げて行き中段のやや後ろでした。ブレイディヴェーグ、ナミュールは遅く、リカバリーして中段よりも前まで持ってきました。このリカバリーは内を走っているので、荒れ馬場で足を削がれた可能性があります。
展開的にはややハイペースで、前後半は45.7-46.3でした。12秒台に入らなかったので中緩みが無いのですが、メイン集団はもう少し遅かったので、ややスローからの4F戦でしょうね。
4コーナーです、L4辺りからメイン集団がバルサムノートに追いつき、この地点で上位3頭は中段よりも前、そして内から3頭目よりも外に居ました。馬場は外優位だったようで、内へ行ったセリフォスは直線も伸びませんでした。
直線L2標識付近です、バルサムノートとニホンピロキーフが並び、外からウインマーベルがこの2頭に並びかけます。フィアスプライドとエルトンバローズが外へ行ったことで、ソウルラッシュのコースがポッカリ空きました。セリフォスは内へ、ブレイディヴェーグは中目。ジュンブロッサムは内へ行きました。
直線L1標識付近です、ウインマーベルが抜け出しますが、ソウルラッシュが一気に差を詰めてきます。ここまではフィアスプライドが踏ん張っていました。ブレイディヴェーグとエルトンバローズがスムース、セリフォスもスムースでした。大外からチャリンが伸びてきます。
ここからソウルラッシュが差し切り、ウインマーベルが粘りましたがL1区間で減速率が大きくなり、エルトンバローズにも交わされて3着でした。ブレイディヴェーグはジリジリ伸びましたが、前半で無理をした分だけ伸びきれず。セリフォスは馬場の良くない内を選択したのが良くなかった感じで、これはジュンブロッサムも一緒。
では1頭ずつ見ていきます。
1着はソウルラッシュ、馬場状態がドンピシャに合いましたね、パンパンの綺麗な馬場では切れ負けしますが、道悪や荒れ馬場は得意ですね。スタートがやや早かったし、ここで前に行かなかったことで足が溜まった。これは前走の富士Sでジュンブロッサムに差されたことで、前に行って差されてしまうことを考えたからでしょうね。これはイチかバチかで、展開や馬場状態次第では逆の結果になった可能性もありますから、人馬共に運が良かったですね。もともと力のある馬でようやくGⅠ馬になれて良かったです。
2着はエルトンバローズ、この馬も未勝利戦を稍重で勝ち上がっているので、トップスピードの質が高い訳ではない。今回は馬場が悪く、展開的にも流れたことで2着まで持て来ましたね。スタート良く中段に下げたことで、前半は足が溜まったし、直線も馬場の良い外へ出したことが好走要因ですね。
3着はウインマーベル、スタートが良かったですね。そこからやや下げてメイン集団のやや前辺りで折り合っていました。L2区間でソウルラッシュに一気に差を詰められたので、どうしてもトップスピードの質では見劣りますね。加えてⅬ1でエルトンバローズに交わされているので、1F長かった感じ。それでもマイルでよく粘りましたね。スタートが安定しているので、阪神Cも楽しみですね。
4着はブレイディヴェーグ、スタートがやや遅く内からリカバリーしましたね、ここで荒れた馬場に脚を使ってしまった感じで、前走見せた瞬発力とトップスピードの質を出せませんでした。内枠が仇となった感じですね。
5着はチャリン、外国馬で初手の位置取りで苦労しましたね。ラストはいい脚で伸びてきたので、前で運べれば勝っていたかもしれませんね。
馬券の方はハズレ、期待した我らがフィアスプライドはスタートで遅れてしまいました。次回はジャパンCの予定です、本命は”我らがスターズオンアース”です!
コメント
こんばんは。
フィアスプライドはこれからも狙えますね。セリフォス推しで行きましたが何ともトリッキーなコース取り。内やら外やら控えるやら、一生試してるやんいつ本番やねん(´;ω;`)
自分のサイトの記事でアルナシームと書いたのですが普通に番号の近いウインマーベルと買い間違えて無理推ししたけれどもどうにならず、結局外枠優位での競馬でしたね。
これは買えないわけではなかった…か(´;ω;`)
JC、ここでダノンベルーガ松山なのかと、タスティエーラのスイッチでちょっと注目。
そだしさん、こんばんは。
セリフォスが内を走っていたのは驚きました。アルナシームも何で後ろから?藤岡佑だからか(納得)(´∀`*)ウフフ
”我らがの”買ってない方(ウインマーベル)が来ましたね、これはジャパンCも”我らがスターズオンアース”ではなくダノンベルーガか?
ダノンベルーガはそだしさんにお任せします、スターズオンアースのことは任せてください、単複行きます。