2023年高松宮記念 予想。今年は外。

土曜日の馬場情報 重馬場  Bコース

今週はBコースを使用します。柵の移動により大きな傷みはカバーされましたが、正面直線および向正面直線の内柵沿いにカバーしきれなかった傷みがあります。

土曜日の馬場状態は重馬場、今週からBコースを使用して馬場の悪い部分はカバーされているようですが、直線の内側はやや荒れているようです。問題は明日のお天気で、土曜日から日曜日の夕方まで雨が降り続く予報です。

近3年は重馬場で行われましたが、2022年と2020年はレース中は雨が降っていませんでした。2021年はレース中も雨が降り続いていました。2022年と2020年は明確に内優位の馬場、逆に2021年は人気上位で決まりましたが外目が優位な馬場でした。下の図が2021年の4コーナーです、1,2着のダノンスマッシュとレシステンシアは内から4,5頭目を回していました。3着のインディチャンプは内から2頭目で、直線も内目から伸びて来ましたが、4着の16番人気トゥラヴェスーラに0.1秒差まで詰められました。トゥラヴェスーラはダノンスマッシュの後ろからだったので、力の差を考えれば外の方が良かったですね。

◎ウインマーベル

○ナムラクレア

▲メイケイエール                     

△トウシンマカオ                        

★ロータスランド                              

☆アグリ                        

Xディヴィナシオン                  

3連複 ⑱=⑤⑧⑨⑫⑭⑮=⑤⑧⑨⑫⑭⑮ 15点

逃げるのはオパールシャルム、行くしかない馬だし陣営からも行く気満々のコメントが出ているので、出遅れさえしなければ無理にでも前に行くと思います。2番手は外目からアグリ、内からキルロードとウォーターナビレラ。この3頭はスタート早いので先行勢の隊列はスンナリ決まりそう。不良馬場だとペースが難しく、オパールシャルムが前半34秒台で行くなら隊列は縦長にはならないと思います。2021年もモズスーパーフレアが1頭で前に行きましたが、メイン集団は縦長にはなっていませんでした。

中段の前はダディーズビビッドがスタート五分に出るので、内からスムース。メイケイエールは前に馬を置きたいはずで、キルロードを行かせてその後ろに入ると思います。ピクシーナイトが長期休養明けでどこまで前に行けるか、その外からウインマーベル。中段はヴェントヴォ―チェが最内、ファストフォースが中目、外からナムラクレア。ロータスランドは岩田康騎手の継続騎乗、前走も思い切った位置取りをしてきたので、馬場を考えて極端な位置取りをしそうですが・・・。

中段のやや後ろからトウシンマカオ、グレナディアガーズ、中段の後ろからディヴィナシオンとトゥラヴェスーラ。後方からになりそうなのがナランフレグですね、前走もスタート遅かったし、ポジションを取りに行って良さが出る馬ではないので、昨年同様に内からの追い込み狙いかなと。

4コーナーです、オパールシャルムが余程のハイペースで飛ばさない限り、馬群は凝縮して進むと思います。外の各馬もこの辺りで動くことはないと思うので、隊列に大きな変化はないと思います。

直線L2標識付近です、キルロードが内を空ければウォーターナビレラの進路が空くと思います。この辺りはアグリのコース取り次第でメイケイエールも進路があるかどうか。外へある程度は広がると思うので、コースがふさがれることはないと思うのですが、トウシンマカオ、ロータスランド、トゥラヴェスーラ、ナランフレグ、ダディーズビビッドなどもコース取り次第ではスムースさを欠きそう。

直線L1標識付近です、馬場が外優位になればウインマーベル、ナムラクレアがスムースに伸びるはず。これは2021年のダノンスマッシュとレシステンシアのイメージですね。前はウォーターナビレラ、キルロード、アグリがどこまで粘れるか、メイケイエールとロータスランドはコースが空くかどうか。中段よりも後ろからはトウシンマカオですが、道中で内目に入るとコース取りで苦労しそうだし、ナランフレグも昨年は展開が向き過ぎた。ディヴィナシオンは外からスムースなら伸びるかも。

では1頭ずつ見ていきます。

◎ウインマーベル  ・心肺機能はやや高い、パワーは有る、瞬発力は不明。 

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

好材料:コース適性、休み明け2走目。 悪材料:スタート不安。

前走は休み明けでプラス12㎏の上に斤量59㎏と、さすがに苦しいレースになりましたね。スプリンターズSで2着しているのでクラス負けの危険もないし、雨が降り続けば外枠の方が優位になる可能性があるのでこの馬から。松山騎手も道悪の成績が良いようで、今年は松山騎手にやられているので、ここで返してもらいたいですね。

○ナムラクレア  ・心肺機能はやや高く、パワーは有る、瞬発力はやや低い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

好材料:コース適性。 悪材料:特になし。

前走は休み明けでしたが56.5㎏を背負ってしっかり勝ち切りました、スプリンターズSは外目を回したことで5着でしたが、適性の幅が広い馬なので中段辺りからの差し込みに期待ですね。

▲メイケイエール  ・心肺機能は高い、パワーは高い、瞬発力は不明。

・トップスピードの質はやや高い、持続力は高い。・反動が出やすい。

好材料:コース適性。 悪材料:特になし。

能力だけならスプリントGⅠを1つ2つ取っているはずの馬ですが、昨年のこのレースは外枠で僅差の5着、昨年のスプリンターズSも外枠に泣かされ、2021年のスプリンターズSでは気性難で自滅、それでも外を回して4着なので能力は1番ですね。どうしても気性に不安があるので、前に馬を置きたいはずで、直線コースが空くかどうか。

                     

△トウシンマカオ  ・心肺機能はやや高い、パワーは不明、瞬発力は低い。 

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。

好材料:距離適性。 悪材料:休み明け、クラス負けの危険。

前走は58.5㎏で外枠が響いて4着、2か月の間隔空けでプラス12㎏を考えれば、明らかに前哨戦仕上げでしたね。鮫島騎手なので中段から捌けるかどうかが不安材料。

                        

★ロータスランド  ・心肺機能はやや高い、パワーはある、瞬発力はやや良い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。

・L1で12秒台に入れば好走する。 ・前半が34秒台かつL1が12秒台が好走条件。

好材料:コース適性。 悪材料:展開。

昨年の2着馬ですが今年は馬場状態が変わりそう、この馬にとっては雨量が多い方が良いはずで、むしろ昨年よりも馬場状態は向きそう。あとは直線コースが空くかどうかですね。

                              

☆アグリ  ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

好材料:・・・。 悪材料:距離適性、クラス負けの危険。

スプリント適性に不安はありますが、重・不良馬場になれば距離適性は問われない可能性があるし、前半も速くならない可能性もあるので、前で粘り込むことが出来そう。

                        

Xディヴィナシオン  ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。  

・トップスピードの質はやや高く、持続力はやや高い。

好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

この馬はキレッキレのトップスピードの質を持っているわけではないので、スムースなバテ差しが出来る今回は期待できます。最後方まで下げてしまうと届かないと思いますが、前走の菅原騎手の騎乗を参考にすれば中段のやや後ろ辺りは取れるのではないかと。

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コメント

  1. そだしれいなす より:

    こんばんは。まずは日経賞おめでとうございます!よっ日本一!(`・ω・´)
    私もボッケリーニ推しということで魔の力で飛ばなくてよかったです。

    印の感覚はみややさんとほとんど同じなんですが…私はnetkeibaとかでも圧倒的無印のウォーターナビレラの三連複一頭軸から勝負です(´;ω;`)!
    ソダシという気性難の馬を手なずけ、ドゥアイズで斜行術をマスターした吉田隼騎手なら一旗揚てくれるはず‥後者はヨコシマすぎますが、ピーキーな牝馬の操縦力は実はあるかも? ソダシ降ろされそうなのは残念ですが…