2020年日経賞 予想。難解過ぎて・・・。


まずは馬場状態ですが土曜日は午前中から雨のマークが出ています、雨量は多くないようですがお昼頃を除いて降り続くようなので、稍重馬場を想定しています。 降り方によっては重馬場まで悪化する可能性もありますが、金曜日の夜は雨が降っていないので、土曜日の日中かなり降らなければ重馬場や不良馬場まで悪化することはないと思っています。

レッドレオン

サトノクロニクル

ソウルスターリング

エタリオウ

ミッキースワロー

モズベッロ

Xスティッフェリオ

3連複 ④=①⑦⑧⑩⑫⑭=①⑦⑧⑩⑫⑭ 15点

3連複 ④ー①⑦⑧ー①⑦⑧⑩⑫⑭ 15点

逃げるのはヤマカツライデン、ガンコが2番手から、マイネルカレッツァ、スティッフェリオが中段の前から、ウインイクシード、ソウルスターリングが中段のやや前、 レッドレオン、モズベッロが中段から、サトノクロニクル、アイスバブルが中段の後ろからで、後方からになりそうなのがサンアップルトン、ミッキースワロー、エタリオウ、ポンデザール、という並びを想定。

何が何でも逃げたいのがヤマカツライデンなので、他にどうしても逃げた馬もいないので、すんなりと逃げ体制に入れると思います。2番手に前走は先行できなかったガンコが休み明け2走目で行く気を見せれば、 ただし前走もスタートが速くなかったので、先行するにはかなり促して行かないとポジションが取れないと思います。 逃げにこだわる必要のないスティッフェリオが3番手あたり、マイネルカレッツァとウインイクシードは同じマイネル軍団なので、マイネルカレッツァガウインイクシードを引っ張るような形に持ち込むと思います。

ソウルスターリングは前走先行しましたが、今回は前に行きたい馬も多く中段あたりからになりそうです。レッドレオンとモズベッロは前走の日経新春杯でも同じような位置からレースをしていたので、今回も中団から並んでレースをするのではないかと思います。前走スタートが良かったにも関わらず中団やや後ろから進めたサトノクロニクルは、今回も継続騎乗で大野騎手なので同じような位置からレースをするのではないでしょうか。

サンアップルトン、ミッキースワロー、ポンデザールはいつも通り後方から、ジャパンカップ、有馬記念では中団よりもやや前で競馬をしたエタリオウですが、そこで結果が出なかったので再度後方で足を貯めるレースをしてくると思います。

4コーナーから直線入り口です、この辺りでヤマカツライデンが苦しくなり、スティッフェリオが早めに先頭に立っていると思います。ウインイクシードがマイネルカレッツァを交わしてスティッフェリオに追走、ソウルスターリングは中目から直線に入りそのやや外からモズベッロ、レッドレオンはソウルスターリングを追走する形でサトノクロニクルがそれに続きます。外からアイスバブル、ミッキースワロー、エタリオウが追い込み体制に入ってくるでしょう。

4コーナーで早めに苦しくなりそうなのがヤマカツライデンとマイネルカレッツァです、この2頭は最内を進むと思うのでうまく裁かないとこの2頭の減速に巻き込まれ、勝負どころで置かれてしまう可能性が高くなります。特にウインイクシードは横山武史騎手なので、うまく捌けるのかどうかかなり不安です。

直線L1標識付近です、先に抜け出したスティッフェリオにソウルスターリングとモズベッロが並びかけていると思います、内からウインイクシードが続き、レッドレオンはスムーズに外に出せるかどうか。レッドレオンの後ろからサトノクロニクルがうまくコースを作ることができれば伸びてくると思いますが、大野騎手なのでここも不安になります。

外からどこまで届くのかというレースになりそうなのが、ミッキースワロー、エタリオウ、サンアップルトン、ポンデザールです。ミッキースワローは前走のAJCCでも外から届かず4着でしたし、昨年のオールカマーでは届かずの2着でした、馬場状態が重馬場まで悪化するようであれば届かない可能性はさらに高くなる気がします。逆にエタリオウは速い上がりが使えないので、馬場状態が悪くなればなるほどチャンスがあると思います。

では1頭ずつ見ていきます。

◎レッドレオン ・心肺機能はまぁまぁ、パワーはある、瞬発力はまぁまぁ。・トップスピードの質はやや低く、持続力はまぁまぁ。好材料:・・・。 悪材料:初距離、初輸送、斤量増。栗東坂路38.7-12.8、一杯半馬身遅れ、バランス良いが見劣り。

前走格上げの日経新春杯でいきなり2着に好走しました、この時の1着が52㎏のモズベッロでこちらは54㎏、直線でドン詰まりだったのでスムースならば勝っていたのはこちらだと思います。今回は藤岡佑騎手に乗り替わりです、北村友騎手からの乗り替わりなので特に問題はないと思います。内目の枠に入ってしまったので前走同様に直線で詰まる危険はありますが、馬場が悪くなれば馬群はバラけると思うので雨が多く降ってくれることを祈っています。この馬は関東圏への輸送が初めてなのでその点はかなり不安材料です、角居厩舎なので初輸送をうまくケアしてくれれば、ここでも通用するだけの力はあると思います、

○サトノクロニクル ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは高い、瞬発力は低い。・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。好材料:コース適性、休み明け2走目。 悪材料:騎手。栗東坂路38.1-12.0、単走持ったまま、バランス良い。

前走は長期休養明けで5着と着順は悪くなかったのですが、トップスピードの質が高くないのに中段の後ろから進めてしまった内容は非常に悪かったと思います。今回も乗り替わりなく大野騎手なのでこの点は大いに不安ですが、ハーツクライ産駒なので道悪も問題ありませんし、阪神大賞典2着の実績からもここは好走できるはずです。セントライト記念で3着になるほどコース適性も良いですし、休み明け2走目の上積みも期待できます。騎手不安は大いにありますが 調教がかなり良かったのでこの評価です。

▲ソウルスターリング ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力は低い。・トップスピードの質は低く持続力は高い。好材料:コース適性、休み明け2走目。 悪材料:クラス負けの危険、距離不安。美浦坂路39.9-12.2、単走持ったまま、バランス良い。

前走久々のレースで3着に好走しました、相手は海外帰りの休み明けでしたから高くは評価できませんか、それでも先行してしっかりと粘り切ったことは今回のレースへ向けて期待が持てます。元々トップスピードの質は高くなく心肺機能と持続力で勝負するタイプなので、変に下げてしまうようだと不安が増しますが、前走のレース内容を見ていれば中段よりも前あたりを取ってくると思うので、積極的なレースをして欲しいと思います。この馬はフランケルの産駒で重馬場以上に悪化してしまうと複勝率が落ちるので、あまり雨が降らないほうが期待が持てると思います。

 

△エタリオウ ・心肺機能はやや低く、パワーはある、瞬発力は高くない。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。・休み明けでも走る。好材料:コース適性。 悪材料:近走の成績の悪さ。栗東坂路41.1-12.8、単走やや強め、やや右傾。

昨年の2着馬なのでコース適正は高いはずです、今回は岩田騎手に乗り替わりので前走と同じような位置取りではなく、後方で脚を溜めるようなレースになるのではないでしょうか。ステイゴールド産駒というだけでなく、元々トップスピードの質はそれほど高くなかったので持続力を生かしてのパテ差しを期待するには、道悪の方が良いと思います。

★ミッキースワロー ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力はあまり高くない。・トップスピードの質は高く、持続力も高い。好材料:コース適性。 悪材料:特になし。美浦w38.3-12.3、単走持ったまま、首が高い。

有馬記念では結果が出ていないコースですが、オールカマーでは2着に好走しているので決してコース適性が悪い訳ではないと思います。調教で気になったのが首の高さでこれは前走のAJCCでも見せていました、昨年のオールカマーではこのようなことはなかったので、年齢的に体が硬くなってきた可能性があり今後はパフォーマンスを落とすかもしれません。

☆モズベッロ ・心肺機能はやや低く、パワーは有る、瞬発力はやや低い。・トップスピードの質はやや低く、持続力はまぁまぁ。好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険、斤量増、2カ月強の間隔空け。栗東坂路38.8-12.5、強め併入、バランスやや悪い。

前走は格上挑戦で日経新春杯を快勝しました 、52㎏の軽ハンデでスムースだったので高い評価はできませんが、GⅡを勝ったことは一定の評価をしなくてはいけません。この馬はディープブリランテの産駒で不良馬場まで悪化するようだと複勝率が落ちるので、馬場状態には注意が必要だと思います。

Xスティッフェリオ ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力は低い。・トップスピードの質は低く、持続力はまぁまぁ。好材料:コース適性。 悪材料:距離適性。栗東坂路38.6-12.5、強め2馬身遅れ、やや右傾。

昨年のオールカマーでは逃げ切りを決めているように、コース適性はとても高いと思います。有馬記念とAJCCでは結果は出ませんでしたが、2カ月の間隔開けで疲労が抜けていれば好走の可能性はあると思います。エタリオウと同じステイゴールド産駒なので馬場が悪くなればなるほど期待が持てる種牡馬です。