2019年セントウルS 予想。必勝態勢のタワーオブロンドン。


まず馬場状態ですが土曜は終日晴れで良馬場、それもかなりの高速馬場になっていました。土曜の夜に弱い雨の予報が出ていますが、短時間のようなので馬場にはあまり影響が無そうそう。9Rの野分特別2勝クラス1800mで1:44.7、勝ち馬の上がり3F32.6というかなり速い時計が出ています、この走破時計はカレンミロテックが記録したレコードタイムに0.2差なので、クラスを考えても超高速馬場と言っていいと思いますね。

◎タワーオブロンドン

○イベリス

▲ペイシャフェリシタ

△マテラスカイ

★アンヴァル

☆ミスターメロディ

Xダイメイプリンセス

xファンタジスト

3連複 ⑦=①②④⑥⑧⑪⑫=①②④⑥⑧⑪⑫ 21点

3連単 ④⑦-①②④⑦-①②④⑦⑪⑫ 24点

ラブカンプーが近走何が何でもハナを切る程ではないので、逃げるのはマテラスカイを想定しました。2番手の外にラブカンプー、内にイベリス、外からミスターメロディーが3番手辺りまで上がってくるかどうか。中段の前からペイシャフェリシタ、ファンタジスト、外からタワーオブロンドン。キングハートとカイザーメランジェが中段で、その後ろにダイメイプリンセンスとアンヴァル。後方からモーニンとタマモブリリアントいう想定。

マテラスカイはプロキオンSで前半3F33.3で逃げ体勢を築くほど、ダッシュの良い馬なので内枠を生かしてすんなり逃げ体勢を築けると思います。万が一ラブカンプーが競ってくるようでも、行かせて内と外を入れ替える形で2番手追走すると思います。いずれにしても豊騎手だけでなく浜中騎手もラブカンプーの直後は取りたくないでしょうね。

タワーオブロンドンはサマースプリントシリーズを制するためには1着が必要、ポイント云々ではなく1勝が最低条件なので是が非でも勝ちに来ると思います。こういう時にルメール騎手が良く見せるのが、差・追込馬を先行させることですね、古くはディープインパクトに国内唯一土を付けた、有馬記念のハーツクライのようなレース。差し届かずではシャレになりませんから、ここはある程度ポジションを取ってくると思います。

前走初の古馬重賞で久々の1200だったファンタジストは、スタート自体も良くなく二の足も遅かったのでリカバリーできずに最後方からでした。ここは和田騎手に乗り替わってスタート決めれば中段は取れそうですが、こればかりはゲートが開いてみないと分かりませんね。一応先行もある馬ということで、この位置で想定しています。

4コーナーから直線入り口です、マテラスカイがまだまだ頑張っているはず、というかこの辺りで出し抜くように一足使うんですよねこの馬。芝でもL2の出し抜きが出来るかどうかは未知数ですが、それでもまだまだスピードを維持していると思います。この辺りで怪しくなりそうなのがラブカンプーですね、近走はL2辺りで一杯になってしまうので、後ろに居るファンタジストは早目にコースを確保しないと、減速に巻き込まれる可能性が高くなると思います。

タワーオブロンドンは早目にミスターメロディーの外に、それにダイメイプリンセスの川田君が続くと思います。アンヴァルはさらに1頭分外を回されそうで、このロスが着順に響きそう。

直線L1標識付近です、マテラスカイは2018年のプロキオンSで1200m通過タイム67.5を記録しています、ただ今回は超高速馬場で下手をする1分6秒台に入る可能性がある、そこまで速くなった時に果たして対応できるかどうか、事前の予想では十分対応可能だと思っていましたが、馬場を考えると不安の方が大きくなってきました。

マテラスカイにイベリスが並びかけ内枠大好きなペイシャフェリシタが続くと思います、ここでファンタジストのコースが狭くなりそうで、ラブカンプーを上手く捌けるかどうか。外からの加速には定評があるタワーオブロンドンがスムースに追い込んできそう、ダイメイプリンセスはこの辺りまではタワーオブロンドンに続くと思いますが、上り坂で失速する可能性はあると思います。アンヴァルは大外ですね、届くかどうか。

ミスターメロディーは休み明けの上に苦手な右回り、休み明けはオーロCで5着、この時は左回りでしたね。阪急杯は2カ月の間隔開けで右回りになり凡走、特に直線で右に大きくもたれたのは印象悪かったですね。同じ右回りでも阪神Cでは内ラチを頼りに好走しているので、この枠も不安材料になりそうです。

では1頭ずつ見て行きます。

タワーオブロンドン 休み明け2走目、コース適正良い、斤量減でチャンス。美浦w40.2-13.2、単走持ったまま、バランス良い。函館SSから2か月の間隔を空けてキーンランドCを2着しました、そこから中1週ですから強行軍には違いないのですが、疲労の心配は少ないと思います。超高速馬場への対応もキャピタルSで、上がり32.4を出しているので問題ないはず。今回は57㎏で出走できますし、ルメール騎手を確保して必勝態勢で挑んでいると思います。

イベリス  休み明けはあまり良くない、初古馬、距離適正、コース適正は良い。栗東坂路37.4-11.9、やや強め3馬身先着、バランス良い。調教の動きが凄く良かった、1200mは2戦2勝で好相性、1400mのフィリーズレビューも4着とは言え、ハイペースバランスを先行して0.1差なので好内容だと思います。今回は枠の並び的にも豊騎手を頼れるのは、大きなアドバンテージになると思います。

ペイシャフェリシタ 格上げ、中2週は良い、内枠大好き。騎手不安。阪急杯0.1差5着でコース適正良い。美浦坂路38.0-12.3、単走持ったまま、バランス良い。内枠大好きなこの馬には願ってもない枠を引き当てましたね、前走は前半が速過ぎて追走で一杯になってしまいましたが、もう少し下げていれば3着は確保していた可能性も。今回は豊騎手のペースになるはずなので無謀なペースにはならないはず、内からコースを見つけて抜け出して欲しいですね。

マテラスカイ 久々の芝、コース適正は良い、プロキオンSの1200通過が67.5なので足りる。栗東坂路36.3-11.9、やや強め3馬身先着、バランス良い。調教も良かったし血統的に芝で走っても全然驚けない。ただ馬場が速過ぎるきらいはあるので、超高速馬場への対応がカギになりそうですね。

アンヴァル 休み明け3走目で中2週は良くない、昨年同じローテーで10着。コース適正はまぁまぁ。栗東坂路37.7-11.9、単走一杯、ずっと右傾でバランス悪い。前走はスタート悪く後方からになってしまいました、それが癖になってしまうと外枠から今回もポジションが後ろになるかも。外を回してのバテ差しで、どこまで届くかでしょうね。休み明け3走目は疲労の抜けにくいロードカナロア産駒としては不安ですし、昨年は10着だったのであまり大きな期待までは出来ないかな~。

ミスターメロディ 休み明けは良くない、コース適正は良い。栗東芝48.2-11.5、単走持ったまま、左へ向いてバランス悪く修正している。高松宮記念の覇者ですから軽視はできませんが、外枠の右回り、休み明けは良くないですね~。地力は上ですから58㎏を背負っても好走できるはずですが、どうしても右回りの不安がね~。調教は栗東の芝コースでしたが、これは高松宮記念の時と一緒、ただ直線入り口で内に刺さりそうになっていました。

ダイメイプリンセス 休み明け3走目は問題なし、コース適正は疑問、騎手強化。栗東坂路37.0-12.2、単走強め、バランスは良いが発汗が目立つ。坂の有る無しで成績が随分と違う馬なんですよね、川田君を配してきたあたり勝ちを意識しているはずですから、勝算があるのでしょうか…。調教も坂路で強めに追っている割にタイムが良くなかったので、やや割引ました。

ファンタジスト 休み明け2走目、コース適正は良い。クラス、距離に慣れれば。栗東坂路36.3-12.0、単走強め、バランス悪く右へ行くのでムチで修正。調教ではバランスが良くなかったです、左のラチ沿いに走っていましたが、右へもたれそうになって鞭を入れて修正していました。元々右回りではバランスが悪かったので、先行できるかどうかも含めて不安がありますね。