2024年天皇賞(秋) 回顧(´;ω;`)

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走破時計1:57.3   前半1000m  59.9  上がり3F 33.7

まずは馬場状態ですが良馬場でした、土曜日に散水していますが、含水率がかなり下がりましたね。走破時計が速くないのですが、これはホウオウビスケッツが前半抑えに抑えたからで、馬場が重かったからではないですね。1着のドウデュースの上り3Fが32.5ですから、馬場は軽い高速馬場でしたね。ただ、昨日の京都もですが、内外で馬場状態が大きく違いました。具体的には3,4コーナーで内から2頭目にないと、勝負にならない馬場でした。

上のグラフはラップタイムをグラフにしたものです、レース映像と見比べると面白いと思います。ラップタイムがマイナスになっているのはグラフ製作上の都合ですのでお気になさらずに。青は今回、赤は2023年の天皇賞(秋)、緑はは2022年の天皇賞(秋)のグラフです。

期待したダノンベルーガは14着でした、最初の2コーナーで躓くシーンがありましたが、大きな影響はなかったはず。2023年は今回よりも厳しいラップでジャスティンパレスと0.2秒差、今回は勝負になりませんでした。敗因の一つは休み明けでしょう、もう一点は3,4コーナーのコース取りでしょうね。

ジャスティンパレスは進路変更の影響で伸びきれず、直線入り口でソウルオリエンスの外へ行きましたが、ダノンベルーガが伸びないので、再度内へ進路変更。この影響で伸びきれませんでしたね。

ドウデュースは圧巻の末脚、グラフを見れば分かる通りですが、このレースの上り3Fは33.7、これを自身32.5で差し切りました。恐らくL3から10秒台を3連発したはずで、とくにL1では10.7くらいを出しているので、強烈なトップスピードの質を3連発する持続力を見せましたね。

逃げたのはホウオウビスケッツ、2番手にシルトホルン、3番手にべラジオオペラが先行。中段の前からタスティエーラ、リバティアイランド。中段のやや前からマテンロウスカイ。中段からダノンベルーガ。中段のやや後ろからステラヴェローチェ、ソールオリエンス、キングズパレス。中段の後ろからノースブリッジ、ジャスティンパレス、レーベンスティール。後方からドウデュース、ニシノレヴナントという並びでした。

スタート早かったのはべラジオオペラ、ホウオウビスケッツ、リバティアイランドも早かったですね。タスティエーラとソールオリエンスが五分くらい、やや遅れたのがジャスティンパレスとレーベンスティール。逃げると思っていたノースブリッジもやや遅れました。

ホウオウビスケッツがべラジオオペラを叩きますが、べラジオオペラが抵抗しなかったので、2F目は11.5に落ち着きました。これは2023年、2022年に比べてかなり遅い入りですね。ホウオウビスケッツは折り合いが付いていたので、この馬は先頭に立てば折り合いが付くんですね。所謂リーダー型の馬ですね。

リバティアイランドはスタート良く中段の前から、ただ内から3頭目でした。やや間隔を空けてダノンベルーガがリバティアイランドをマーク、内へ入れられましたが、入らなかったので、クリスチャンの馬場読みが良くなかったのかも。ただ今日はクリスチャンが勝ちまくっていたので、馬場読みが出来ていなかったとは考えにくいのですが・・・。

ドウデュースはスタート遅く後方、前に行く素振りも見せなかったので、完全に末脚勝負に徹していますね。レーベンスティールがここ一番で遅れました、こうなると外枠なので、リカバリーに行けませんね。

4コーナーです、L4区間でも11.8とペースが上がらないので、馬群は凝縮しています。豊騎手は馬群に取り付き前を射程に入れています。そして内から2頭目で馬場の良い部分を走らせています。リバティアイランド、ダノンベルーガ、キングズパレス、レーベンスティールは内から3頭目で、ここで消耗した感じですね。

直線Ⅼ2標識付近です、ホウオウビスケッツが先頭で、2馬身程出し抜いてきました。べラジオオペラがスムース、リバティアイランドが持ったままで2列目ですね。タスティエーラはここからL2区間でリバティアイランドの外へ出して行きます。ドウデュースはL3区間ではジワっと差を詰める程度で、この区間のレースラップは11.1なので、自身のL3は10.9くらいでしょうか。

直線Ⅼ1標識付近です、ホウオウビスケッツが先頭で粘り、べラジオオペラが追走しますが、差が縮まりませんでした。リバティアイランドの反応が悪く伸びないことで、タスティエーラが伸びてきます。外からドウデュースが1頭だけ次元の違うスピードで伸びてきます。

ここから粘るホウオウビスケッツを、ドウデュースとタスティエーラが外から差し切り1,2着でした。ドウデュースのL1区間は恐らく10秒台だと思うので、強烈なトップスピードの質を見せましたね。

では1頭ずつ見ていきます。

1着はドウデュース、伊達にイクイノックスに勝っていませんね、今回は次元の違う末脚を発揮して差し切りました。休み明けが心配でしたが、外厩のノーザンFしがらきと友道厩舎で工夫をしたんでしょうね、しっかり仕上がっていました。今の状態を維持できるなら、良馬場が条件になりますが、秋3冠も見えてきましたね。

2着はタスティエーラ、上手く内から2頭目を走れたし、ダービーが実質スローからの3F戦ですから、今回はスローからの3F戦でこの馬の持ち味が出ましたね。リバティアイランドを交わすのに後ろを回さず、間を割って抜け出したら、もしかしたら勝っていたかもしれませんね。

3着はホウオウビスケッツ、この馬もタスティエーラが勝った時のダービーで0.2秒差の6着でした。今回は自分で展開を作ってしっかり粘りました。掛かる危険がありましたが、先頭に立ったことで折り合いが付いたので、リーダー気質の馬なんでしょうね。

4着はジャスティンパレス、スタートでダノンベルーガに寄られていますから、ポジションがやや後ろになりました。自身よりも後ろに居たドウデュースが1着、スムースでも同じ末脚は使えなかったと思いますが、馬群に突っ込むのはいただけませんね。

5着はマテンロウスカイ、この馬も内から2頭目をスムースに走りましたから、馬場に助けられた感じですね。

リバティアイランドは13着、昨年のジャパンCからドバイを挟んでプラス22㎏、さすがに重過ぎましたね。恐らく次のジャパンCが目標で、ここは叩きなんでしょうね。ダノンベルーガも勝負にならず、調教ではタスティエーラの目標になるような感じでしたから、ここでの勝負はタスティエーラで、この馬は次のジャパンCを狙っているんでしょうね。ただ2400mは長いと思いますが。

馬券の方はハズレ、無印の2頭が1,2着なので、予想の方法をガラっと変えないといけませんね。次回はエリザベス女王杯の予定です。

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コメント

  1. そだしれいなす より:

    こんばんは。リバティは体重増の筋力不足と結論付けてよさそうですよね。ハンデ+22と考えたらまあ(´・ω・`) 2022年の川田ダノンベルガーの時のようなガチ追いもせずムチは打っておこうという感じだったか。

    ジャスティンパレスは…実況が「最後上がったのはジャスティンパレスか?」と言うので、ワンチャン信じました(3着なら当たり)がもはや誤報レベル(´;ω;`)

    坂井クンMt.GT再演はに笑って泣きました。
    まあただシャイニングロードが見えているなら見えているで、ためらわず行ってほしいかも。

    • みやや より:

      そだしさん、こんばんは。
      坂井騎手は差しに回ると評価落とさないとダメですね、逃げても良いとはお思いませんが、輪をかけてダメです。
      ミスタージーティーの恨みはまだ忘れていません、菊花賞でなお深くなりました。