2025年高松宮記念 回顧。

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走破時計 1:07.9   前半600m  33.8  上がり3F 34.1

まずは馬場状態ですが良馬場でした、L1最速ラップになっているし、馬場はかなり乾いていましたね。

上のグラフはラップタイムをグラフにしたものです、レース映像と見比べると面白いと思います。ラップタイムがマイナスになっているのはグラフ製作上の都合ですのでお気になさらずに。

前半が遅いですね、バルサムノートが逃げられなかったことで、内に先行馬がお見合いしたような感じで、ペースが上がりませんでした。こうなると直線勝負になって、トップスピードの質が高い馬で上位独占。そして直線は外しか伸びませんでした。

1着のサトノレーヴは中段のやや前で、そのすぐ外にママコチャが居ました。この2頭で前半の3Fが34.5くらい。なので相当楽なペースで追走できました。これは2着のナムラクレア、4着のトウシンマカオも同じですね。

逃げたのはビッグシーザー、マッドクール、ルガル、ペアポルックスが先行。中段の前からウイングレイテスト、モズメイメイ、エイシンフェンサー。中段のやや前からサトノレーヴ、ママコチャ。中段からカンチェンジェンガ、トウシンマカオ、バルサムノート、ナムラクレア、ドロップオブライト。中段のやや後ろからトゥラヴェスーラ、キタノエクスプレス。中段の後ろからスズハローム、後方からオフトレイルという並びでした。

バルサムノートのスタートがイマイチで逃げられず、これで内の先行勢がお見合いするような感じでペースが上がりませんでした。押し出されるようにビッグシーザーが逃げる形になり、マッドクール、ルガルが先行。スタートが遅かったペアポルックスが外からリカバリーして先行しました。ナムラクレアはスタートやや遅く中段のやや後ろから、オフトレイルはスタート遅く後方でした。

カンチェンジェンガはスタート五分に出て中段が取れました。スズハロームはスタートやや早く出たのですが、下げてしまい中段の後ろでした。どうも調教師からの指示だったようで、これでは勝負になりませんね。

4コーナーです、隊列に大きな変化はありませんが、注目はママコチャの位置ですね。1頭だけ馬群の外に出しています。川田騎手は外の方が馬場が良いということを見抜いていましたね。もう一人馬場を見切っていたのがモレイラ騎手で、ここで外へ行ったママコチャが居たスペースへ出してきました。ナムラクレアは外にバルサムノートが居て動けませんでした。

直線L2標識付近です、前はビッグシーザー、ルガル、ペアポルックスが先頭列。ママコチャが2列目に上がり、サトノレーヴは3列目で、外のドロップオブライトが居たことで待たされました。ナムラクレアはその後ろ。大問題は内で先行した騎手ですね、特にルガルの西村騎手は外へ出せたはずなのに、内に拘りここから伸びませんでした。

直線L1標識付近です、L2区間でサトノレーヴが外へ出してコース確保、その後ろからナムラクレアが追走。L1標識ではママコチャが先頭に立ち、内のルガル、ビッグシーザー、ウイングレイテスト、マッドクールは伸びません。トウシンマカオは中目でスムースでした。このL2区間はモレイラ騎手の手腕が光りましたね、内には目もくれず外へスムースに出しました。

ここから先頭のママコチャをサトノレーヴ、ナムラクレアが差し切って、1,2着。ママコチャが3着に粘って、トウシンマカオが4着に突っ込んできました。エイシンフェンサーは馬場の良いところを通せたこともあり5着に粘る好走。マッドクールは内から伸びて6着、通ったコースを考えれば大健闘ですね。

では1頭ずつ見ていきます。

1着はサトノレーヴ、L2標識まで詰まっていましたが、コースを確保するや一気に加速して差し切ってしまいました。このレースのL3からラップは11.6-11.3-11.2なので自身のL3ラップは11.6のはず、L2もママコチャとの差を詰めていないので同じ11.3だとすると、L1は10.5位を出しているはずです。強烈なトップスピードの質と、瞬発力も持っている馬で、スプリンターとしての能力が開花しましたね。体調万全なら負けることはないでしょうね。

2着はナムラクレア、またしても2着でした。運がないというよりは、スタートが遅くなったことで、ポジションが取れないことが原因ですね。サトノレーヴの進路変更で、一瞬待たされたこともありましたが、完敗だったと思います。ルメール騎手が改めて凄さを見せたのは、このサトノレーヴの進路変更。サトノレーヴが外へ出してくることを予見して、待っていましたね。待たずにL2標識手前から加速していれば、サトノレーヴと接触して事故が起こっていたかもしれません。

3着はママコチャ、頑張ったんですが相手が悪かったですね。川田騎手のコース取りは完璧で、これで差されたら仕方ないです。

4着はトウシンマカオ、スムースでしたが初手のポジションを考えると、トップスピードの質で見劣りましたね。

5着はエイシンフェンサー、ペースが上がらない中で中段の前が取れたこと、直線スムースに外目を走れたことが好走要因ですね。前の4頭を逆転するのは難しいと思いますが、現状でスプリント界の第2集団のトップという感じですね。

馬券の方は的中、トリガミにならずによかったです。

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