2019年朝日FS 全頭評価。その4。

<プリンスリターン>・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。

・トップスピードの質は低く、持続力はまぁまぁ。

”新馬戦”ではややハイペースバランスを2,3番手先行、3,4コーナー外目を回して直線バテ差しで1着。”函館2歳S”ではハイペースバランスを中段の前から、直線はスムースだったがタイセイビジョンにトップスピードの質で見劣り3着まで。”すずらん賞”ではハイペースバランスを後方から、3,4コーナー外を回して直線スムースだったがトップスピードの質で見劣り6着まで。”ききょうS”ではスローバランスを2番手先行、直線入り口で先頭に立ち押し切り。

「朝日FSへ向けて」好材料:・・・。悪材料:クラス負けの危険。

新馬戦、函館2歳Sとハイペースバランスを先行して好走してきたが、函館2歳Sでタイセイビジョンにトップスピードの質で見劣り、ビュッフェには持続力で見劣ったためかすずらん賞では後方からのレースを試した、当然のようにトップスピードの質で見劣って6着に凡走。これを受けてききょうSでは先行して押し切った。

好材料は見つけにくく心肺機能を生かせるハイペースバランスでの好走は期待できるくらいか。悪材料はクラス負けの危険で函館2歳Sでビッシュに逃げ切られ、タイセイビジョンにはトップスピードの質で見劣り差されている。能力的にちょっと足りない感じ。

<ペールエール>・心肺機能は不明、パワーは不明、瞬発力は低い。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。

”新馬戦”では重馬場でスローバランスを2番手先行、直線スムースに伸びて1着。”新潟2歳S”ではスローバランスを中段やや前から、直線中目からスムースに伸びて2着、トップスピードの質は高いが持続力でウーマンズハートに見劣った。”デイリー杯2歳S”ではスローバランスを2番手先行、4コーナー外目を回して直線外からスムースだったがトップスピードの質と持続力で見劣り3着。

「朝日FSへ向けて」好材料:休み明け2走目。悪材料:1F長い可能性。

新潟2歳SでL1ウーマンズハートに差され2着、L2までは互角のトップスピードの質を見せたが持続力で見劣った感じ。デイリー杯2歳Sでも先行してL1で落してしまい、内からレッドベルジュール、ウィングレイテストに掬われて3着と持続力の低さはある。新馬戦から全てスローバランスなので心肺機能は不明、ダイワメジャー産駒なのでマイルは守備範囲のはずだが1400がベストになりそう。

好材料は休み明け2走目で疲れやすいダイワメジャー産駒なので使い詰めでないこと、ノーザンF生産馬なので休み明けでも走るのは前走見せたが上積みは期待できる。更に今回はマーフィー騎手に乗り替わり、不調のミルコからなのでプラス材料と言っていいと思う。悪材料はマイル適性で、ダイワメジャー産駒なのでマイルは守備範囲のはずだが、どうも1F長い感じがする。

<マイネルグリット>・心肺機能は高く、パワーはある、瞬発力は低い。

・トップスピードの質は低く、持続力は高い。

”新馬戦”では重馬場で平均バランスを中段の前から、直線スムースにバテ差して1着。”フェニックス賞”ではハイペースバランスを中段の前から、終始最内を回して直競内からスムースに伸びてバテ差し1着。”小倉2歳S”では重馬場でハイペースバランスを中段から、4コーナー外目を回して直線外からバテ差しで1着。”京王杯2歳S”ではややスローバランスを中段から、直線はスムースだったが伸びずに凡走、トップスピードの質で見劣り。

「朝日FSへ向けて」好材料:休み明け2走目。悪材料:騎手。

新馬戦、フェニックス賞、小倉2歳Sとハイペースバランスを先行して持続力の高さを見せてきた、L1でしっかりバテ差していてマイルでも終いまでしっかりしていたので距離はマイルまでOK、ただ京王杯2歳Sではややスローバランスでトップスピードの質で見劣った。この時は2カ月の間隔開けだったが、それにしても負け過ぎなのでスローからのトップスピードの問われる展開は良くないんだと思う。

好材料は休み明け2走目で前走は2カ月の間隔空け、この馬は非ノーザンFの生産でビッグレットファームの生産馬、当然外厩は弱いので休み明け2走目の上積みは期待できる。悪材料は騎手で、前走何を思ったかややスローバランスを容認して、トップスピードの質で見劣る当然の凡走。継続騎乗なので自分でレースを作りそうもないしかなり不安。