下線は加筆・修正した箇所です。継続してお読みいただいている方は、下線の部分だけお読みください。
<ファインルージュ>・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。
レース名 | 着順 | 内容 |
新馬戦 | 2着 | ややハイペースバランスを中段やや前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが2着まで。 |
未勝利戦 | 1着 | 稍重でスローバランスを中段やや前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し快勝。 |
フェアリーS | 1着 | ややハイペースバランスを中段やや後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースに差し切り圧勝。 |
桜花賞 | 3着 | ややハイペースバランスを中段やや前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが3着まで。 |
総評 | ||
新馬戦では4コーナーでペースが上がったところで置かれているので、瞬発力が低い可能性がある。未勝利戦ではスローバランスで直線L2標識まで馬群の中、流れていたので待たされていないが、ここからやや高いトップスピードの質を見せた。L1でも持ったまま圧勝したので持続力も見せている。フェアリーSではややハイペースバランスを中段の後ろから、L4から捲り気味に上がって行ったので、持続力の高さを見せた。桜花賞ではややハイペースバランスを中段やや前で、自身平均くらいで心肺機能で若干見劣った感じ。 |
「オークスへ向けて」好材料:・・・。 悪材料:特になし。
好材料はこれと言ってないんだけど、桜花賞3着でクラス負けの危険はないし、府中でも1400mだが勝っているので左回りも問題ない。悪材料は特になし。
適性:松
<ホウオウイクセル>・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
レース名 | 着順 | 内容 |
新馬戦 | 3着 | 重馬場でスローバランスを中段から、3,4コーナー中目を回して直線ややコースがなかったが、外に出してから伸び3着。 |
未勝利戦 | 1着 | 平均バランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し快勝。 |
フェアリーS | 2着 | ややハイペースバランスを中段から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが2着まで。 |
フラワーC | 1着 | スローバランスをやや離れた中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し快勝。 |
桜花賞 | 9着 | ややハイペースバランスを後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。 |
総評 | ||
フェアリーSではL3ですぐ前に居たファインルージュに、L2で2馬身以上離されてしまったので、トップスピードの質と瞬発力で見劣り。フラワーCではやや離れた中段の前からで、コースロスなくスムースに抜け出した、これで1着だったので持続力は見せた。桜花賞では後方からで、直線すぐ前に居たサトノレイナスに見劣り凡走、トップスピードの質が高くないことを見せた。 |
「オークスへ向けて」好材料:距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。
好材料は距離適性で、この馬自身は1800mまでしか走っていないが、お婆ちゃんがメジロドーベルなので2400mは好相性だと思う。悪材料はクラス負けの危険で、前走の桜花賞が1.4秒差9着、フェアリーSでもファインルージュに0.4秒差だったので、このクラスでは苦しいはず。
適性:梅
<ミヤビハイディ>・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はやや高い。
レース名 | 着順 | 内容 |
新馬戦 | 3着 | 重馬場でスローバランスを中段から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが3着まで。L2で内から差されL1で引き離されてしまった。 |
未勝利戦 | 1着 | 平均バランスを2,3番手先行、3,4コーナー外目を回して直線スムースに抜け出し1着。L3で11.2を外から対応しているので、トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は見せた。 |
菜の花賞 | 4着 | スローバランスを2,3番手先行、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが4着まで。2F戦でトップスピードの質で見劣り。 |
クイーンC | 11着 | 平均バランスを中段から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。直線入り口ですぐ内に居たアカイトリノムスメにトップスピードの質と瞬発力で見劣り。 |
1勝クラス | 1着 | スローバランスを中段の後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースに伸びて差し切り。L1でバテ差した形なので、持続力は見せた。 |
総評 | ||
クイーンCでトップスピードの質と瞬発力が低いことを見せたが、菜の花賞ではパワーと持続力を見せている。 |
「オークスへ向けて」好材料:なし。 悪材料:クラス負けの危険。
好材料はなし、悪材料はクイーンCで大敗しているので、クラス負けの危険が大きいこと。そのクイーンCではL2でトップスピードの質と瞬発力ではっきり見劣ったので、このクラスでは苦しい。
適性:梅
<ユーバーレーベン>・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は不明。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
”新馬戦”では不良馬場でスローバランスを中段やや後ろから、3,4コーナー内目を回して中段まで上がり、直線スムースに抜け出し差し切り。”札幌2歳S”ではハイペースバランスを後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに粘って2着。”アルテミスS”ではスローバランスを中段から徐々にポジションを下げて後方、3,4コーナー内目を回して直線やや待たされたが届かず。”阪神JF”ではややスローバランスを後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが3着まで。”フラワーC”ではスローバランスを中段やや後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが3着まで。”フローラS”ではスローバランスを離れた追走集団の中段から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが届かず3着まで。
「オークスへ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:届くかどうか。
<心肺機能について>札幌2歳Sでハイペースバランスを後方から進めた、自身はスローバランスだがL4から大捲りに行って僅差2着と、心肺機能がまぁまぁであることは見せた。
<パワーについて>新馬戦、アルテミスSとL2の坂自体は克服しているので、パワーは十分にある。特に新馬戦は不良馬場だったので、その中で坂区間のラップが11.3というのは好印象。フラワーCでは4F戦でL1バテ差して来たのでパワーは高いものを見せた。
<瞬発力について>フローラSではL2で差を詰められなかったので、瞬発力は低い。
<トップスピードの質について>新馬戦は不良馬場だし、アルテミスSは後方からになって届かず、トップスピードの質はまぁまぁまで。阪神JFでは後方からショート捲りで3着まで、まぁまぁのトップスピードの質を見せた。フローラSではL2までは差を詰めていないので、トップスピードの質はまぁまぁまで。
<持続力について>高い持続力を見せたのが札幌2歳Sで、L4から大捲りにって僅差2着、この時の1着がソダシなので高評価で良いと思う。ゴールドシップ産駒らしさが出た感じで、後半の持続力が最大の武器になりそう。阪神JFでも後方からショート捲りを打って3着まで来たので、持続力は高い。フラワーCでは4F戦でL1バテ差して来たので持続力は高い。
<その他について>アルテミスSの直線で首を右に向けていたのが気掛かり、右回りの方がスムースな可能性がある。持続力の項でも書いたが、この馬はゴールドシップ産駒でお父さんによく似ている。スタートが不安定部分までそっくりで、そのため自分でレースを作れないのは弱点ですね。ハイペースバランスになれば縦長になりまくっても距離ロスが最小限、これが札幌2歳Sだった。ただ前に持続力と心肺機能の秀でた馬が居ると差し切れないことも見せてしまった。阪神JFではややスローバランスをショート捲りで3着、この日は直線だけ含水率が上がった馬場で、パワーと持続力を見せた。
好材料はコース適性で、前走のフローラSが府中2000mで3着、母系を見ても長目の距離で好走しているので距離適性は問題ないと思う。悪材料は届くかどうかで、スタートが良くないので中段よりも後ろになると思うし、キレッキレのトップスピードの質を持っているわけではないので、前走同様届かない可能性が高い。重馬場なら一気に浮上しそう。
適性:竹