2023年中山記念 全頭評価。その2。

下線は加筆・修正した箇所です。継続してお読みいただいている方は、下線の部分だけお読みください。

ショウナンマグマ ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。

・トップスピードの質はやや低く、持続力は高い。  

・馬群の中を嫌がる。・スタートで右に寄れることがある。

レース名 着順 内容
1勝クラス 1着 平均バランスをスタート早く逃げ切り圧勝。
プリンシパルS 11着 ややスローバランスをスタートやや早く中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
ラジオNIKKEI賞 2着 ハイペースバランスをスタート五分に出て逃げ体勢、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが2着。
セントライト記念 9着 稍重でスローバランスをスタート五分に出て逃げ体勢、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったがL2で一杯になり凡走。
2022年オクトーバーS 13着 平均バランスをスタート五分に出て逃げ体勢、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったがL1で一杯になり凡走。
2022年ディセンバーS 1着 稍重でハイペースバランスを離れた2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し押し切り。
2023年東京新聞杯 16着 平均バランスをスタート五分に出たが右に大きく寄れ中段のやや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
1勝クラスでは平均バランスだが中緩みがあり2F戦、L2で出し抜いているのでまぁまぁの瞬発力を見せた。プリンシパルSではスタート出たが控えてしまい凡走、向正面で掛かりまくってズルズル下がってしまい、直線は全く伸びなかった。先頭に立ちたい気性難だと思う。ラジオNIKKEI賞ではハイペースバランスで中緩みの少ない展開に持ち込み2着、1着のフェーングロッテンに2kg貰っていたが、心肺機能と持続力、パワーの高さを見せた。

セントライト記念ではスローからの4F戦を逃げて凡走、この時は休み明けだったし、2200mも1F長かった可能性がある。2022年オクトーバーSでは平均バランスで中緩みの少ない展開に持ち込んだが、L1標識から苦しくなり凡走。距離適性が短くなってきた感じ。2022年ディセンバーSではスタートやや早く2番手先行、やや離れていたが折り合いは付いていたので、馬群の中を嫌がるタイプなんだと思う。ハイペースバランスで自身もややハイには入っていたはずなので、心肺機能と持続力、パワーの高さを見せた。

2023年東京新聞杯ではスタート五分に出たが右に寄れてしまい中段のやや前から、逃げられなかったことで直線トップスピードの質で見劣り凡走。

「中山記念へ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

好材料はコース適性で、2走前のディセンバーSで同コースを快勝、1勝クラスも同コースで逃げ切り圧勝しているので好相性。悪材料はクラス負けの危険で、3歳時も含めて重賞では苦しい感じで、ラジオNIKKEI賞は2着に好走したが、53㎏で1,3着馬に2㎏貰っていた。前走の東京新聞杯は逃げられなかったので度外視してい良いが、ディセンバーSも相手が弱いので、GⅡではクラス負けの危険がある。

適性:竹-

スタニングローズ 特性 ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力はやや低い。  

・トップスピードの質はやや高く、持続力はやや高い。

レース名 

(ペース)

着順

(馬場状態)

内容
サウジアラビアRC
(スロー
バランス)
3着(良)
スタート~道中
スタート五分に出て少頭数の中段から。
3,4コーナー
内目を回してスムース。
直線
L2標識手前で前に詰まりブレーキ、L2から追い出して3着まで。
デイリー杯2歳S

(スローバランス)

5着(良) スタート~道中 スタート早く逃げ体勢から2番手。
3,4コーナー 内目をスムース。
直線 スムースだったが伸びずに凡走。
こぶし賞
(スローバランス)
1着(稍)
スタート~道中
五分に出て少頭数の一団の中段から。
3,4コーナー
中目をスムース。
直線
スムースに伸びて差し切り。
フラワーC

(スローバランス)

1着(良) スタート~道中 スタート五分に出て中段の前から。
3,4コーナー 内目をスムース。
直線 スムースに伸びて差し切り。
オークス
(スローバランス)
2着(良)
スタート~道中
スタートやや早く中段のやや前から。
3,4コーナー
内目をスムース。
直線
スムースに抜け出したが差されて2着。
紫苑S

(スローバランス)

1着(良) スタート~道中 スタと五分に出て中段の前から。
3,4コーナー 中目をスムース。
直線 スムースに差し切り。
秋華賞
(ややスローバランス)
1着(良)
スタート~道中
スタート五分に出て大きく左に寄れ中段のやや前から。
3,4コーナー
中目をスムース。
直線
スムースに抜け出し押し切り。
2022年

エリザベス女王

(平均バランス)

14着(重) スタート~道中 スタートやや早く中段の前から。
3,4コーナー 中目をスムース。
直線 早々に一杯になり凡走。
サウジアラビアRCでは直線L2標識手前で詰まってブレーキ、上がり最速だったが届かず3着なので、瞬発力が高くなくトップスピードの質は見せている。デイリー杯2歳Sでは逃げから2番手、直線スムースだったが伸びなかった。この時は休み明け3走目だったので、疲労の可能性がある。こぶし賞では稍重でスローからの3F戦を差し切り、L2で10.4が出ているがここでは追走までなので、キレッキレのトップスピードの質は見せていない。フラワーCでは中段の前から、スローからの4F戦でL1差し切り、パワーと持続力を見せた。

オークスではスタート良く中段のやや前から、直線では一旦先頭に立ったが、スターズオンアースに目標にされて差されてしまった。勝ち馬にはトップスピードの質と持続力でわずかずつ見劣った。紫苑Sではスローからの4F戦を中段の前から、3コーナーから先頭に並びゴール前で差し切り。持続力の高さを見せた。

秋華賞ではスタートで大きく左に寄れた、中段のやや前から進めて直線スムースに抜け出し押し切ったので、持続力の高さを見せた。2022年エリザベス女王杯ではスタートやや早く中段の前から、3,4コーナーで馬場の悪い中目を回して手応えが悪くなり、直線は早々に一杯になり凡走した。馬場の悪いコースを通したが、それにしても負け過ぎなので重馬場が合わなかったかも。

「中山記念へ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:特になし。

好材料はコース適性で、フラワーCで勝っているし、紫苑Sも中山2000mで勝っているので好相性で良いと思う。GⅠ馬なのでクラス負けの危険はないはず。悪材料は特になく、休み明けでも走るし、大型馬なので斤量負けもしないはず。前走のエリザベス女王杯では終始馬場の悪い部分を走っているので、坂井騎手の継続騎乗は不安だが、良馬場なら問題はないと思う。

適性:松