2021年クイーンS(函館) 全頭評価。その1。

下線は加筆・修正した箇所です。継続してお読みいただいている方は、下線の部分だけお読みください。

<アラスカ>・心肺機能はやや低く、パワーは有る、瞬発力は低い。  

・トップスピードの質は低く、持続力はやや高い。

レース名 着順 内容
北斗特別 2着 稍重でスローバランスを2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが2着まで。L2最速戦でL1で差されているので、持続力に疑問が。
北辰特別 1着 平均バランスを中段の後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースに差し切り圧勝。捲り追い込みで自身L3から11秒台のはずなので、持続力はまぁまぁ。
支笏湖特別 1着 重馬場でややスローバランスを中段から、3,4コーナー外目を回して直線スムースに差し切り。捲り追い込みで持続力を見せた。
ユートピアS 13着 ややスローバランスを後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。トップスピードの質が低いことを見せた。この時休み明け。
迎春S 13着 スローバランスを後方から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。L3から11秒台に入る流れで、ポジションを上げられていない。
スピカS 13着 重馬場でハイペースバランスを離れた追走集団の中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが早々に一杯になり凡走。自身は平均くらいなので、心肺機能で見劣り。
五稜郭S 12着 稍重でスローバランスを中段の後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。3コーナー過ぎに一杯になっているので、クラス負けした感じ。
総評
自身スローからの捲り追い込みで好結果を出したが、トップスピードの質が足りないので3勝クラスでは苦戦している。スピカSと五稜郭Sではトップスピードの質が問われなかったが、コーナー区間で一杯になったのでクラス負けした感じ。

「クイーンSへ向けて」好材料:休み明け2走目、コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

好材料は休み明け2走目で、この馬はノーザンF生産馬なのでそこまでプラス要素にはならないと思うが、ユートピアSは休み明けで勝負にならなかったし、前走も休み明けで全く伸びなかった。北斗特別から好走していた時は、間隔空けずに走っていたので、間隔を詰めて使うのは好材料で良いと思う。コース適性も北斗特別で2着しているし、1-2-1-1と好相性。悪材料はクラス負けの危険で、3勝クラスに上がってからは全く勝負になっていない、特にスピカSの印象が悪くこのクラスでは苦しいはず。

適性:梅

<イカット>・心肺機能はやや低く、パワーは不明、瞬発力は低い。  

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はまぁまぁ。

レース名 着順 内容
1勝クラス 1着 スローバランスを中段やや前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに差し切り。L3から11秒台に入っているので持続力は見せた。
渥美特別 15着 平均バランスを後方ポツンから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。トップスピードの質で見劣り。
須磨特別 3着 スローバランスを逃げて3着。L2の10.8でロータスランドに交わされているので、トップスピードの質の低さ、L1でジュンライトボルトに交わされているので、パワーか持続力で見劣っている。
洞爺湖特別 4着 平均バランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。直線入り口では先頭に並んだが、L1で減速が大きくなり心肺機能が高くないことを見せた。
かもめ島特別 1着 スローバランスを中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに差し切り。スローからの3F戦でL1で差し切っているので、自身は11秒台を連発したので、まぁまぁのトップスピードの質と持続力を見せた。
総評
渥美特別は何を思ったか控えて後方ポツン、直線でもスムースだったが全く伸びていないので、トップスピードの質では勝負にならないことを見せた。洞爺湖特別では直線入り口で先頭のサトノセシルに並んだが、L1で突き放されてしまい後ろからも差されているので、心肺機能で一杯になった可能性が高い。

「クイーンSへ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

好材料は前走で同コースを買っているコース適性、1800mも好走多数で好相性。悪材料はクラス負けの危険で、この馬は2勝クラスを勝ったばかりの条件馬、牝馬限定とはいえいきなり重賞では苦しいはず。2走前の洞爺湖特別が印象悪く、平均バランスを中段の前からで、自身ははややスローくらいのはずだがL1で一気に減速しているので、重賞らしい締まったペースになってしまうと苦しくなると思う。

適性:梅