2024年安田記念 全頭評価。その4。

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下線は加筆・修正した箇所です。継続してお読みいただいている方は、下線の部分だけお読みください。

ソウルラッシュ ・心肺機能は高い、パワーは有る、瞬発力はやや低い。 

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

レース名 着順 内容
1勝クラス9月 4着 スタート五分に出て中段から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったがL1で失速して4着。
1勝クラス10月 7着 スタート五分に出て離れたメイン集団の中段から、3,4コーナーでショート捲りに行って直線入り口では先頭、直線スムースだったがL2で苦しくなり失速。
1勝クラス12月 1着 スタート五分に出て中段のやや前から、3,4コーナー外目を回して直線スムースに差し切り。
クリスマスC 8着 稍重でスタート早くやや離れたメイン集団の中段のやや前から、3,4コーナー内目をスムースに回して直線スムースに差し切り。
春興S 1着 重馬場でスタート五分に出て3,4番手先行、3,4コーナー内目をスムース、直線スムースに差し切り。
2022年マイラーズC 1着 稍重でスタート五分に出て中段の後ろから、3,4コーナー中目をスムースに回し、直線スムースに差し切り。
2022年安田記念 13着 スタート五分に出たが二の足が遅く中段のやや後ろから、3,4コーナー中目をスムースに回して直線詰まって凡走。
2022年富士S 2着 スタート五分に出て中段から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだたtが2着まで。
2022年マイルCS 4着 スタート五分に出て中段のやや後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが4着まで。
2023年マイラーズC 3着 ややスローバランスをスタート早く中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが3着まで。
2023年安田記念 9着 ややスローバランスをスタート遅く中段の後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2023年京成杯AH 1着 平均バランスをスタートやや早く少頭数の中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに差し切り。
2023年マイルCS 2着 ややスローバランスをスタートやや遅く後方から中段のやや後ろに、3,4コーナー内目を回して直線スムースに伸びて2着。
2024年マイラーズC 1着 ハイペースバランスをスタート早く中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに差し切り。
1勝クラス9月では中京2000m、スローバランスを中段の外からスムースだったが、直線で一旦交わしたサウンドウォリア―にL1で差し返されてしまった。2000mは1F長い感じで距離適性を見せた。1勝クラス10月では2200m、ややハイペースバランスだったが、やや離れたメイン集団の中段からで自身はややスローくらい。3,4コーナーでショート捲りに行って直線入り口では先頭、L2区間で失速しているので距離が長い感じ。

1勝クラス12月ではマイルに短縮、スタート良く中段のやや前から、直線L2の11.3を持ったまま先頭に並んでいるので、自身は11.0くらいを持ったまま出しているはずでトップスピードの質はやや高いものを見せた。L1の11.7も持ったままだったので、持続力を見せた。クリスマスCでは離れたメイン集団の中段のやや前から、自身は平均からややスローくらいで心肺機能は見せていない。3,4コーナー内目をスムースに回し、直線の入り口で外の馬を張りながらコースを確保する闘志を見せ、L1で加速するパワーを見せた。L2で騎手のアクションに比べて反応が悪かったので、エンジンの掛かりが遅いのかもしれない。

春興Sではハイペースバランスを3,4番手先行、自身もハイペースバランスなので心肺機能は高いものを見せた。L1で12.3を差し切り圧勝したので、パワーと持続力見せた。2022年マイラーズCでは稍重でハイペースバランス、中緩みがなく消耗戦になったことで、トップスピードの質を問われずパワーと持続力でねじ伏せた。特に3,4コーナーで内から2頭目を回したことと、4コーナー出口でスペースが出来て、直線入り口ではスムースに外に出せた。

2022年安田記念ではスローバランスを中段のやや後ろから、直線L2で詰まってしまい伸びずに凡走、動きは良かったので詰まったことが敗因。2022年富士Sではスタート五分に出て中段から、直線スムースに伸びて2着、1着セリフォスに1㎏あげていたので高評価で良いと思う。2022年マイルCSではスタート五分に出て中段のやや後ろから、スムースだったが4着までで、後ろからセリフォスにあっさり交わされているので、トップスピードの質で見劣り。

2023年マイラーズCではスタート早く中段の前から、3,4コーナー中目を回してスムースだったが、ゴール前で差されてしまったので休み明けで100%でなかった感じ。2023年安田記念では中段の後ろから伸びずに凡走、トップスピードの質で見劣り。2023年京成杯AHでは平均バランスで中緩みのない消耗戦、少頭数で中段から進めて差し切り、自身11.2を3連発した位のラップ推移で、やや高いトップスピードの質と高い持続力、高いパワーを見せた。

2023年マイルCSではスタートやや遅く中段の後ろから、中緩みで中段のやや後ろに上がり、直線スムースだったが2着まで。トップスピードの質で見劣ったが、持続力の高さは見せた。中段のやや後ろに上がったモレイラ騎手の好判断。2024年マイラーズCではスタート早く中段から、L3の12.0に付き合わずに外からスムースに伸びて差し切り、やや高いトップスピードの質と高い持続力を見せた。

「安田記念へ向けて」好材料:距離適性。 悪材料:コース適性。

好材料は距離適性で、マイルCS2着を含めてマイルは6-2-1-3と好相性。悪材料はコース適性で、安田記念は13着、9着と凡走している。この馬はトップスピードの質が高い訳ではないので、32秒台の上りを問われると対応できない。なので道悪になた方が良いと思う。

適性:竹-

ダノンスコーピオン ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。 

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

レース名 着順 内容
新馬戦 1着 稍重でスローバランスを少頭数の中段から、3,4コーナー外目を回して直線スムースに伸びて差し切り。まぁまぁの持続力は見せた。
萩S 1着 スローバランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに差し切り。持続力の高さを見せた。
朝日杯FS 3着 ハイペースバランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線進路変更して3着まで。
共同通信杯 7着 稍重でスローバランスを少頭数の中段のやや後ろから、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
アーリントンC 1着 平均バランスを中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに伸びて差し切り。
NHKマイルC 1着 ハイペースバランスを中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに伸びて差し切り。
2022年富士S 3着 平均バランスを中段のやや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに伸びたが3着まで。
2022年マイルCS 11着 ややスローバランスを中段のやや前から、3,4コーナー外目を回して直線狭くなり凡走。
2023年京王杯SC 11着 スローバランスをスタート早く中段から、3,4コーナー内目を回して直線詰まってしまい凡走。
2023年安田記念 13着 ややスローバランスをスタートやや早く中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2023年中京記念 12着 ハイペースバランスをスタート遅く後方から、3,4コーナー外目を回してスムースだったが伸びずに凡走。
2023年マイルCS 13着 ややスローバランスをスタートやや遅く中段のやや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2023年阪神C 13着 ハイペースバランスをスタート五分に出て中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが全く伸びずに凡走。
2024年京王杯SC 4着 スローバランスをスタートやや遅く中段から、3,4コーナー内目を回して直線狭くなったがジリジリ伸びて4着。
新馬戦では稍重でスローバランスを中段から、L2の11.2では差を詰められなかったし、3F戦なので持続力もまぁまぁ。萩Sではスローからの4F戦で、L2最速10.6では差を詰めていないので、トップスピードの質はやや高いくらい、4F戦なので持続力は高いものを見せた。朝日杯FSでは直線で2着セリフォスの後ろから進路変更して3着、L2で流れていたので瞬発力は問われていない。共同通信杯では稍重でスローバランスを中段のやや後ろから、スムースだったが伸びずに凡走した。川田騎手の事前コメントも良くなかったし、初輸送だった影響もあったはず。

アーリントンCでは平均バランスを中段から、自身はスローだったはずで心肺機能は見せていない。中緩みからの3F戦で、3,4コーナー馬群が凝縮して内から3頭目、直線はL2の11.1には追走までで、Ⅼ1の11.8で差し切ったので、パワーと持続力を見せた。NHKマイルCではスタート五分に出て中段から、直線L2で先頭に並びかけ押し切り。

2022年富士Sでは中段のやや前から、スムースだったが3着まで。この時休み明けだし、セリフォスに2㎏あげていたので高評価で良いと思う。2022年マイルCSでは直線で狭くなり凡走、負け過ぎの感があるので狭くなり投げ出したか、前走の反動の可能性もある。2023年京王杯SCではスタート早かったが中段から、終始最内を回して直線で詰まってしまい凡走、この時休み明け。

2023年安田記念では中緩みからの3F戦に対応できずに凡走、瞬発力で見劣った。2023年中京記念ではスタート遅く後方から、直線すぐ前に居たルージュスティリアに付いて行けずに凡走。この時は59㎏だったので、斤量が堪えた感じ。2023年マイルCSではスタートやや遅く中段のやや前から、直線スムースだったが全く伸びずに凡走。体のバランスが良くない感じ。

2023年阪神Cではスタート五分から中段の前、ハイペースバランスで全く伸びずに凡走。2024年京王杯SCではスタートやや遅く中段から、直線ではやや狭くなったがこじ開けて伸びたので、闘志が出てきた感じ。

「安田記念へ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

好材料はコース適性で、NHKマイルCを勝っているので好相性。悪材料はクラス負けの危険で、古馬になってから全く良いところがなかった。前走4着で復活の兆しを見せたが、0.5秒差なのでもう一段階上がってこないと勝負にならないと思う。

適性:竹

ドーブネ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは不明、瞬発力は不明。 

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

レース名 着順 内容
新馬戦 1着 平均バランスを中段のやや後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースに差し切り。
ききょうS 1着 ややハイペースバランスを逃げ切り快勝。心肺機能を見せた。スタートでやや遅れ。
朝日杯FS 7着 ハイペースバランスを中段の後ろから、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
スプリングS 6着 稍重でスローバランスをスタート遅く後方から、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
プリンシパルS 4着 ややスローバランスをスタート五分に出てやや離れた2,3番手先行で掛かり気味、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが4着まで。
武田尾特別 1着 スローバランスをスタートやや早く逃げ切り圧勝。
逆瀬川S 1着 スローバランスをスタート五分に出て中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し押し切り。
2023年白富士S 2着 スローバランスをスタートやや早く逃げ体勢、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが2着まで。
2023年中山記念 3着 スローバランスをスタートやや早く逃げ体勢、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが3着まで。
2023年メイS 4着 平均バランスをスタート早く2番手先行、やや離れた2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが4着まで。
2023年巴賞 2着 平均バランスをスタート五分に出て単独3番手先行、3コーナーで中目から先頭に立ち、直線スムースだったが2着まで。
2023年函館記念 8着 稍重でハイペースバランスをスタートやや早く中段のやや前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったがL1で失速して凡走。
2023年ポートアイランドS 1着 稍重でスローバランスをスタートやy早く2,3番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し押し切り。
2023年キャピタルS 1着 スローバランスをスタートやや早く逃げ切り。
2024年京都金杯 14着 ハイペースバランスをスタートやや早く離れたメイン集団の中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。
2024年中山記念 2着 稍重でハイペースバランスをスタートやや早く逃げて2着。
新馬戦では中段の後ろから、3,4コーナー外を回しているので距離ロスは大きかったが、ショート捲りを決めて圧勝した、L4から11秒台を連発したはずで、持続力の高さを見せた。ききょうSではややハイペースバランスを逃げ切り快勝、この時も若干スタート出遅れていて、内から上手くリカバリーできた。2F目の10.6は自身のものなので、心肺機能と持続力を見せた。この日の2勝クラス1400mで1:20.6が出ているので、中緩みもあって高評価まではできない。

朝日杯FSでは中段の後ろから、差しに回るとトップスピードの質で勝負にならない。スプリングSではスタートのタイミングが合わず後方から、稍重でスローからの2F戦になり届かなかった。プリンシパルSではスタート五分に出てやや離れた2,3番手先行、掛かっていて3コーナーでやや下げて中段のやや前、直線は差し返す形で伸びてきたが4着まで、ゴール前で減速率が大きくなったので、前半掛かったことを考えれば2000mは守備範囲だと思う。

武田尾特別ではスタートやや早く逃げ体勢、スローからの3F戦に持ち込み圧勝、L2の10.4は自身のもので下り坂を考えても、やや高いトップスピードの質を見せた。この時はスンナリ先頭に立ったからか、プリンシパルSよりも遅いペースだったが折り合いが付いていた。逆瀬川Sではスタート五分に出て中段の前から、折り合いが付いていたのでペースの問題かも。スローからの4F戦をL3最速10.9に対応して押し切ったので、やや高いトップスピードの質と高い持続力を見せた。

2023年白富士Sではスタートやや早く逃げ体勢、発馬でやや左に寄れている。前半47秒台で折り合いは付き、後続をやや離す。スローからの3F戦でL1の後半で減速率が大きくなってしまい2着まで、1800mがベストになっている感じ。2023年中山記念では逃げて3着、L2で坂の有る阪神の方がトップスピードの質を誤魔化せるので、中山では自力がやや足りなかった。

2023年メイSでは平均バランスだがL4で11.9に緩み、L3で11.3に加速するラップ推移で、L3区間で後ろから来られてしまったので、トップスピードの質で見劣り。この時は1着サクラトゥジュールと3着エピファニ―に1㎏、2着マテンロウスカイに2㎏あげていたので、最後までよく粘っている。2023年巴賞では単独3番手から3コーナーで先頭、直線スムースだったが1㎏貰っていたアラタに差されて2着。L2が11.5なのでペースがやや遅かった。

2023年函館記念では稍重で2000m、L1で失速したので距離が1F長かった感じ。2023年ポートアイランドSではスタートやや早く2番手から、スローからの4F戦で、下り坂でトップスピードの質が誤魔化せて押し切り。2023年キャピタルSでは逃げ切り快勝、スローからの3F戦でL2が10.9なので、やや高いトップスピードの質を見せた。

2024年京都金杯ではハイペースバランスだが、離れたメイン集団の中段の前からで、自身は平均くらいのはず。心肺機能は問われていないので、ここまで凡走したのは58.5㎏の負担重量が影響した感じ。2024年中山記念では稍重でハイペースバランスを逃げて2着、道悪もこなせたし心肺機能とパワー、持続力の高さを見せた。

「安田記念へ向けて」好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。

好材料はコース適性で、3走前に同コースを快勝しているし、マイルで2勝しているので好相性。悪材料はクラス負けの危険で、中山記念で2着になっているが、同斤量のマテンロウスカイに0.3秒離され、1㎏貰っていたジオグリフとは0.1秒差なので、GⅠではやや足りない印象。

適性:竹-