下線は加筆・修正した箇所です。継続してお読みいただいている方は、下線の部分だけお読みください。
アドマイヤハダル | ・心肺機能は不明、パワー有る、瞬発力やや低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。 |
|
レース名 | 着順 | 内容 |
新馬戦 | 1着 | 稍重でスローバランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに抜け出し押し切り。 |
アイビーS | 4着 | ややスローバランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが4着まで。 |
エリカ賞 | 1着 | スローバランスを2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースに押し切り1着。 |
若葉S | 1着 | スローバランスを中段から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに差し切り快勝。 |
皐月賞 | 4着 | 平均バランスを中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが4着まで。 |
ダービー | 17着 | スローバランスを中段の後ろから、向正面で中段のやや前まで上がり、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。L4から11秒台の前半に入り、これを外からだったので直線早々に苦しくなった。 |
2021年ディセンバーS | 5着 | スローバランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線入り口で前が壁になり5着まで。瞬発力の低さを見せた。 |
2022年白富士S | 2着 | スローバランスを中段のやや前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに伸びて2着。持続力の高さを見せた。 |
2022年中山記念 | 3着 | ハイペースバランスを離れたメイン集団の中段のやや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが3着まで。難しいレースで動くタイミングが遅かった。 |
2023年六甲S | 12着 | 重馬場で平均バランスをスタートやや遅く後方から、3,4コーナー中目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。 |
2023年都大路S | 2着 | スローバランスをスタート五分に出て少頭数の中段から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが2着まで。 |
2023年鳴尾記念 | 3着 | 平均バランスをスタート五分に出て中段のやや前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースに伸びたが3着まで。 |
2023年関越S | 2着 | 平均バランスをスタートやや遅く中段のやや前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに伸びて2着。 |
新馬戦ではスローからの4F戦で持続力を見せた。アイビーSではトップスピードの質が高くないことを見せた、直線入り口ではすぐ後ろに居たオーソクレースに外から差されている。エリカ賞ではL2最速11.1、ここでは抜け出していないのでトップスピードの質はまぁまぁまで。若葉Sではスローからの4F戦で快勝、L2 の11.1で先頭に立ったので自身ギリギリ10秒台に入った感じ。皐月賞では中段の内目を通したが、直線で外に出した分のロスだけ3着を取りこぼした感じの負け方。キレッキレのトップスピードの質ではなく持続力とパワーを見せた。
ダービーではスローからの5F戦で、3,4コーナーも外からだったのでかなり苦しいレースだった、L4から11秒台の前半に入ったので、AT値を超えてしまった感じ。2021年ディセンバーSでは中段の前からで、直線入り口で前が壁になりスムースに追い出せなかった。これで前を差せなかったので再加速に手間取っていて、瞬発力が高くないことを見せた。 2022年白富士Sではスローバランスだが中緩みのない展開で、中段のやや前から直線スムースに伸びて2着と、持続力の高さを見せた。L3の10.9とL2の11.4では差を詰めていないので、トップスピードの質はまぁまぁまで。2022年中山記念ではハイペースバランスを離れたメイン集団の中段の前から、大逃げ馬が居て仕掛のタイミングが難しく、後ろからカラテに目標にされたので3着でも高評価で良いと思う。 2023年六甲Sでは1年1カ月の休み明けで凡走、スタートやや遅く後方からになり伸びなかった。2023年都大路Sではスタート五分に出て中段から、3,4コーナーで最内をスムースに回して、直線入り口では2,3番手に上がりスムースに抜け出したが、L1で差されてしまって2着まで、トップスピードの質で見劣った。2023年鳴尾記念ではスタート五分に出て中段のやや前から、平均バランスで中緩みの小さいラップ推移で、トップスピードの質が問われず、持続力とパワーで3着に持ってきた。 2023年関越Sではスタートやや遅く中段のやや前から、直線スムースだったがゴール前で差されてしまったので、トップスピードの持続力で見劣った。 |
「毎日王冠へ向けて」好材料:コース適性、距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。
好材料はコース適性で、白富士Sで2着があるので府中は問題なし。距離も都大路S、前走の関越Sで2着に好走しているので、好相性で良いと思う。悪材料はクラス負けの危険で、古馬になって1着がないし、中山記念3着も1着パンサラッサ、2着カラテ、4着ガロアクリーク、5着ウインイクシードに1㎏貰っていた。GⅡではちょっと足りない感じ。
適性:竹-
<ウィンカーネリアン>・心肺機能はやや高い、パワーは有る、瞬発力はまぁまぁ。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。 ・休み明けでも走る。
”新潟2歳S”ではスロバランスを中段の後ろから、3,4コーナー外目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”芙蓉S”ではスローバランスを逃げて2着。”セントポーリア賞”ではスローバランスを逃げて凡走。”弥生賞”では重馬場でややハイペースバランスを逃げて凡走。”3歳1勝クラス”ではスローバランスを中段の前から、3,4コーナー中目を回して直線スムースに抜け出し1着。”皐月賞”ではハイペースバランスをやや離れた2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線粘って4着。”ダービー”ではスローバランスを逃げて凡走。”2021年若潮S”では平均バランスを逃げて2着。”2021年幕張S”ではややハイペースバランスを逃げ切り。”2022年六甲S”では稍重で平均バランスを逃げて6着。”2022年谷川岳S”ではスローバランスを2番手先行、3,4コーナー内目をスムースに回して直線スムースに抜け出し快勝。”2022年米子S”では平均バランスを3番手先行、3,4コーナー中目を回して直線スムースに抜け出し快勝。”2022年関屋記念”では稍重でスローバランスを2番手先行、3,4コーナー内目を回して直線スムースに抜け出し快勝。”2022年マイルCS”ではややスローバランスを中段の前から、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったが伸びずに凡走。”2023年東京新聞杯”では平均バランスを逃げ切り。“2023年安田記念”ではややスローバランスをスタート早く逃げ体勢、3,4コーナー内目を回して直線スムースだったがL2で捕まり凡走。
「毎日王冠へ向けて」好材料:距離適性、コース適性。 悪材料:騎手不安、休み明け。
<心肺機能について>重馬場の弥生賞でハイペースバランスを逃げて凡走している、4コーナー入り口で一杯になってしまったので、前半無理をしてしまうと後半持たないんだと思う。これは3歳1勝クラスを勝った時に、前半がドスローで後半5Fのロンスパを押し切ったことで証明されたと思う。皐月賞ではやや離れた2番手先行で、自身もややハイペースバランスに入っているはず。これでしっかりと粘って4着なので、上位2頭には離されたが悪くない心肺機能を見せた。2021年若潮Sでは平均バランスを逃げて2着、ただこのレースは1着カラテに0.5秒離されていて、自身は後半でかなり落としているので、心肺機能は評価できない。2021年幕張Sではややハイペースバランスを逃げ切り、心肺機能の高さを見せた。
<パワーについて>3歳1勝クラスで中山を勝っている、L1の坂をバテ差す形で押し切ったので、十分なパワーを見せた。
<瞬発力について>セントポーリア賞では凡走しているが、L4から0.8の加速をしている、平坦部分の加速なのでまぁまぁの評価でいいと思うが、この時もスローバランスなので流れてしまえば、瞬発力も鈍るはず。
<トップスピードの質について>新潟2歳S,セントポーリア賞で凡走している、新潟2歳Sでは中段の後ろから全く伸びず、セントポーリア賞では逃げたがスローバランス、3F戦で直線後ろからバンバン差されてしまったので、トップスプスピードの質は低い。2022年谷川岳Sではスローからの4F戦を先行押し切り、新潟なのでトップスピードの質は評価できないが、L3,L2の10秒台に持ったまま対応しているので、トップスピードの質はまぁまぁで良いと思う。2022年関屋記念では先行押し切り、スローからL3、L2で10秒台を出してきたが、谷川岳S同様このコース限定と考えた方が良さそう。2022年マイルCSではスタート速かったがなぜか下げてしまい中段の前から、ややスローバランスに付き合ってしまい、直線スムースだったがトップスピードの質で見劣り凡走。2023年安田記念では逃げたが中緩みを作る謎騎乗で凡走。
<持続力について>3歳1勝クラスでは5F戦を押し切っているので悪くはない、ただこのレースは前半が遅過ぎて評価の対象にはしにくい。芙蓉Sでは3F戦で外を回したオーソリティにボロ負けしたので、トップスピードを持続できていない。2022年米子Sでは平均バランスを先行押し切り、中緩みの小さい展開でⅬ1が12.2まで落ちる消耗戦を、持続力で押し切った。
<その他について>スクリーンヒーロー産駒なので重馬場で期待値が上がるが、弥生賞では凡走してしまった。単に重馬場で期待値が上がるのではなく、前半がスローになることも必要条件なのだと思う。これを証明する形になったのが皐月賞で、この時は稍重で自身ややスローバランスだった、弥生賞では重馬場で自身が逃げてハイペースバランスなので、前半ゆったり入らないと後半失速してしまう。スクリーンヒーロー産駒はまさにこれで、距離こそ違うがクリノガウディ―そっくりの特性。ダービーでは逃げたが向正面で捲られ、直線早々に一杯になり凡走、休み明け4走目で疲労の影響だと思う。2022年六甲Sでは右前挫跖で取り消し後の約1年振り、プラス16㎏だったので太目残しだった。
2021年若潮Sと2021年幕張Sは同じ中山マイル戦で、中身が大きく異なる。若潮SではL2で11.1を出したことで、L1で一杯になってしまったが、幕張SではL2が11.4なので、馬場状態を考えれば速いラップを踏んでいない。なので速いラップを踏むと一気に足に来る、AT値が低いタイプだと思う。
2022年米子Sではゲート内で立ち上がった、スタートに影響はなかったが、タイミング次第では遅れることもありそう。2022年マイルCSではゲート内で立ち上がったが、スタートは上手く決めている。2023年東京新聞杯ではスタート五分に出て逃げ切り、平均バランスで中緩みのない展開に持ち込み押し切ったので、まぁまぁの心肺機能と高い持続力を見せた。
この馬は非ノーザンF生産馬なので休み明けは良くない。2か月の間隔だった新潟2歳S、常総Sが凡走、更に間隔が長かったセントポーリア賞、2020年2月の2勝クラスでも凡走している。2022年関屋記念では2カ月の間隔で快勝したので、2か月なら走れる。
好材料はコース適性で、府中はマイルだが東京新聞杯で重賞を勝っている。距離適性も1800mは久々だが、条件戦で3勝しているし皐月賞で4着なので好相性で良いと思う。悪材料は騎手不安で、前走の安田記念でも後半速いラップを求められる展開を自分で作ってしまう、この馬の適性に合わせて乗るのではなく、三浦騎手が自分のやりたいレースをしてしまうので、継続騎乗は大きな不安材料。休み明けも大きな不安材料で、東京新聞杯が休み明けで勝っているが、この時は在厩調整だった。前走の安田記念は阿見トレセン、マイルCSはビッグレッドF鉾田と、外厩を使った方が成績が悪いので、今回外厩を使っているようなら大きな不安材料。
適性:竹-