過去4年で複数回3着以内に来ている種牡馬はディープインパクト3回、ハービンジャー2回です。馬場改修後の過去4年このレースははっきりとした傾向があり、それがペースです。前半1000mが61.1~61.7、バランスは全てスローバランスでL2最速戦です。逃げ・先行馬の好走率が異様に高く、逃げ馬が3回連絡み、2番手追走の馬も2回連絡みしています。もう1点逃げ先行馬以外は成績に関係なく上がり33秒台を経験していました、逃げ・先行馬に関しては4コーナーを3番手以内で回って押し切った経験があった馬達でした。
では1頭ずつ見ていきます。
<アイリスフィール>新馬戦、スローバランスを先行、前半かなり掛かっていたが後半のトップスピードと持続力は見せた。前半がドスローで流れた時に後半のトップスピードウィキ出せるかは未知数。
<エールヴォア>エリカ賞ではスローバランスを逃げて押し切り。アルテミスSではハイペースバランスを中段の後ろから、バテ差しで3着まで、シェーングランツにはトップスピードの質ではっきり見劣り。パワーは有るがトップスピードの質は低く持続力はある。心肺機能は高くハイペースでも走れる。
<エフティイーリス>新馬戦ではスローバランスを中段やや前から、直線はバテ差しで2着まで。未勝利戦ではスローバランスを中段やや前から、直線前が壁になり外に出してからバテ差し。フェアリーSでは平均バランスを後方から、4コーナー外を回して4着まで。トップスピードの質が低く持続力はまぁまぁ、バテ差しタイプ。ルーラー産駒で間隔空けは良くないはず。
<コントラチェック>菜の花賞ではハイペースバランスを逃げて圧勝、1:33.8は超優秀。。サフラン賞ではスローバランスを2番手から、上り33.8で届かず2着。トップスピードの質は低く、心肺機能とパワーは高い。逃げてハイペースバランスに持ち込む方が良いが、騎手が…。
<シャドウディーヴァ>フリージア賞ではスローバランスを中段から、休み明けの影響か前半やや掛かる。直線は掛かった分伸びきれず。11月未勝利戦ではスローバランスを中段から、直線やや狭くなったがしっかり伸びて圧勝。トップスピードの質は高く、持続力もある。ハイペースバランスでトップスピードの質を引き出せるか。
<ジョディ―>・ダイワメジャー産駒で先頭に立たないと掛かる。
・一本調子に逃げるかハイペースの消耗戦が良い。
クイーンCではスローバランスを逃げて粘り込み3着、すんなり逃げられたことと休み明けでフレッシュだった。赤松賞では前半スローから3F戦に持ち込み逃げ切り。サフラン賞では逃げられず掛かって直線息切れ。阪神JFでは出遅れてしまい中段から、L3でのギヤチェンジに対応できずに凡走。クイーンCでは先頭に立って楽なペースで逃げて粘り込み。
<フラル>京都未勝利戦ではスローバランスを先行して差し切り、タイムが遅く上がりも遅いのでトップスピードの質は低い。重馬場にでもなれば…。瞬発力は低く、パワーと持続力型。
<マルーンベルズ>デビュー戦ではスローバランスを中段から、直線ではL2まで前に詰まったがL2から11.4-11.2くらいで突き抜け1着、トップスピードの質は高そう。外枠でスムースの方が良さそう。
<ミモザイエロー>未勝利戦ではハイペースバランスを先行して押し切り、トップスピードの質は高くなく、心肺機能とパワーの両立型で瞬発力は低い。持続力は高い。
<メイショウハナグシ>新馬戦ではスローバランスを中段から、やや掛かっていたが外から伸びて1着。このペースでもトップスピードの質が低く、瞬発力も低い。
<ランブリングアレー>新馬戦ではスローバランスを中段から、直線ではエンジンの掛かりが遅く、なかなかトップスピードにまで上がらずに辛勝。白菊賞では平均バランスを中段やや後ろから、L2まで溜めてしまい外から差される。トップスピードの質はまぁまぁ、瞬発力が低く溜めると良くない。心肺機能は高く持続力もありそう。
<ルタンブル>新馬戦ではスローバランスを先行して押し切り。芙蓉Sではスローバランスを後方から、バテ差しで4着まで。すみれSではスローバランスを逃げて4着。トップスピードの質が低く、瞬発力も低い。持続力はまぁまぁ。
<レオンドール>2019年未勝利戦ではスローバランスを先行、バテ差しで1着。2018年12月未勝利戦では平均バランスを中段やや前から、4コーナー外から伸びたが更に後ろから差される。トップスピードの質が低く、瞬発力も低い。持続力はまぁまぁ。