2019年3月9、10日 気になった馬。

土曜阪神9Rからメイショウオワラ、このうずしおSは興味深いレースでした。ディープブリランテ産駒が2頭出ていてメイショウオワラは1着、リカビトスは1番人気で6着でした。ペースは平均バランスで馬場はやや力の要る時計の掛かる馬場でしたね。この馬場に合ったのがオワラの方で、リカビトスは軽い高速馬場を得意とするタイプ。同じ父を持つのに全く特性が違う馬なんですよね~。ちなみに翌日の7R、まだ雨が降っていなかったレースでディープブリランテ産駒のミッキーブリランテが1着、こちらは1番人気でしたがこの感じだと軽い高速馬場は良くないかもしれませんね。

オワラはこれでOP入り、トップスピードの質が低く心肺機能とパワーの両立型、今回のレースも上がり3F34.3で中段待機からL1でのバテ差し、瞬発力も低いので重馬場での激走待ちになりそうです。重・不良では2-0-0/4で勝率5割、負けたのは秋華賞と不良馬場の錦S1600万条件でどちらも距離が長い、錦Sは1600mですが不良馬場でハイペースバランスになり息切れしているので、激走条件は1400の重ですかね~。

土曜中山10Rからバリンジェネシス、タートルボウルにメジロ牧場の母系という血統ですからトリオンフと似ていますね、距離を伸ばして良さが出てきているように母系の良さが出たのでしょう。前走も阪神2400稍重を楽勝しているので、パワーも豊富ですし2番手からでも競馬が出来るので大敗しにくいタイプ。青嵐賞で2か月半の間隔を空けたムイトオブリガードに負けているので、OP以上での大活躍までは難しいかも。

日曜阪神10Rからジョーダンキング、前半1000m通過が60.1と稍重としてもかなり速くなってしまい中緩みが発生しました、この中緩みで押し上げて楽に先団に取り付き、得意のL2最速戦で圧勝しましたね。これがこの馬の得意パターンの一つで、L5から12.8-12.9-12.9-12.1-13.4という流れでした。五条坂特別ではハイペースバランスを後方からのバテ差しで1着、この時は後半が消耗戦になりL5から12.8-12.7-12.8-12.9-12.9という流れでした。後半12秒台前半の脚を使える時間が短い馬で、12秒台前半に入れてしまうと心肺機能が一杯になってしまうのでしょう。これでOP入りですがこの特性だと重賞では苦しいかもしれませんね。

日曜中山10Rからジョーストリクトリ、中山は3歳のニュージーランドTを勝った時以来でしたが、その時と同じような時計の掛かる重い馬場でした。トップスピードの質が低いので高速馬場ではどうしても切れ負けしまうんですよね。休み明けも良くないので今までは巡り合わせが悪かった印象、好走条件は休み明け以外で、時計の掛かる馬場を先行した時でしょう。