2018年12月8日、9日に気になった馬。

土曜中山10Rからクィーンズテソーロ、好スタートからすんなり先行して押し切りと、安定感抜群の勝ち方でした。翌日のカペラSの勝ち時計と全く同じでしたが、中身がやや違ってカペラSの方が前半3Fで0.5秒ほど速い。クラスが上がって前半が速くなった時にどうなるかは未知数というか、不安。3走前の新潟で前半33.6で入って後半38.0と完全にバテていました、ただこの時は間隔空けて馬体重が+12㎏と仕上がり途上でしたから、まだ判断付きません。騎手も木幡巧也騎手で決して信用できる騎手ではないので、ハイペースに巻き込まれての凡走は常にリスクとして考えておく必要があると思います。
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土曜中山11Rからテーオーエナジー、強かったですね、今年の3歳ダート馬はかなり強いと思います。前半ゆったり進めたことで4コーナー回ってもペースを落とさず一気にリードを築いて圧勝でした。2着も3歳のチューワウィザードでしたし、3着が武蔵野S2着のクインズサターンですからレベルは高いと思います。テーオーエナジーはJBCクラシックでも先行していましたが、テイエムジンソク古川の謎騎乗に巻き込まれての7着だったので度外視していいと思います、ただこの時逃げていたサンライズソアに0.5秒差を付けられていたので、まだまだトップクラスとは言えないと思います。マイルは短いと思いますが、1800以上で前半ゆったり入れる展開なら崩れる心配はないでしょう。

土曜阪神11Rからパクスアメリカーナ、スタート良く中段のやや前で逃げ、先行勢を見られる位置を楽に追走。問題は3コーナー過ぎからスマートオーディンが掛かって上がった時の対応で、ここで動いた馬は苦しくなってしまいましたね。川田君はここで動かなかった事でしっかり足を溜められ直線で突き抜けました。切れたというかバテなかったといった方が良いかもしれません、L3で10.8はスマートオーディンに釣られた組が加速してのものなので、ここで脚を使った組がバテて垂れたところを差し切った感じですね。この馬は上がり33秒台の決着は苦手なタイプで、L2最速戦では好走できるか疑問です、パンパンの良馬場などではちょっと手を出すのは怖いですね。

同レースからアサクサゲンキ、スマートオーディンに釣られてしまった馬の1頭ですが、最後までよく粘っていました。L3で溜められていればパクスアメリカーナとの差はもっと少なかったでしょうね。この馬は足の使いどころが難しいタイプですね、競馬ゲームで騎手になって馬を走らせるゲームがありますよね、エネルギーのインジケータがあってそれをどこで使うかというやつです。自身のペースが遅ければ上がりで速い脚も使えるし、前半から分散してエネルギーを使えば先行して押し切ることも可能という感じですね。ただ絶対量がそれ程多くないので器用貧乏なタイプでハイレベルになると苦戦してしまいます。武豊騎手はこういう特性を見抜いている可能性が高く、次走豊騎手が乗るなら恐らく後方からになるのではないかと。重賞では苦しいと思いますが、OPなら連絡みは十分可能だと思います。

土曜中京11Rからギベオン、クリスチャンが大好きな好位差しタイプの馬で、スタートも良く中段をすんなり取れましたね。先行勢が固まって1,2コーナーを回った時にはその直後に居ましたから、展開を見るには絶好のポジションでした。この馬はハイペース上等なバテ差しタイプで前半変に動かずに足を溜めた方が良いタイプですね。NHKマイルCでも中段の前から粘り込んだところをケイアイノーテックに差し切られてしまいましたが、非常にいいレースでした。レースの上りが36.5も掛かる消耗戦でしたのでこの馬の心肺機能が生きた感じですね。ディープ産駒ですがお母さんが高速ダート系なので前半からガンガン飛ばす、消耗戦こそ得意なのでしょう、重馬場でも好走する可能性が高いと思います。

同レースからショウナンバッハ、惜しい2着でしたね。惜敗の理由は4コーナーでのコース取でしょう、ギベオンの外から行きましたからね、4コーナーでギベオンの後ろで我慢できていたら勝っていたと思います。この辺りが騎手の能力なんですよね~。この馬は若い頃はキレッキレの末脚で台頭してきましたが、年齢を重ねて瞬発力が落ち速い上がりが使えなくなってしまったことで、届かないレースが続いていました。戦績を見ると上がり3F順位が3位以内のレースが多いのですが、問題はその中身で瞬発力が無くなったことで後方から届かなくなってしまている。新潟記念でも前が潰れたことで台頭しているので、今後は消耗戦で激走待ちになりそうですね。

日曜阪神9Rからシュペルミエール、ハンデ57.5㎏とかなり背負わされての勝利なので高評価ですね。レースは少頭数でドスローからの後半1000mを58.1秒と持続力が問われる展開でした。こういう展開になると軽ハンデの馬が台頭するのですが、よく頑張ったと思います。以前の記事で書いた通り直線もスムースに運べたことが一番大きいのでしょう、前走タイム差なしで負けたアドマイヤエイカンはステイヤーズSでいきなり2着しているので、この馬も重賞で十分やれると思います。血統的には中山や阪神内回りの方が良いと思います。

日曜中山11Rからコパノキッキング、この馬は上記したアサクサゲンキとよく似たタイプで、エネルギーを分散することも出来るし、溜めて一気に吐き出すことも出来るタイプですね。ただ距離は1200がギリギリで1400では明確に落としてしまいます、この辺りが運動できる時間が限られているタイプということ。スタートが悪く最後方からの競馬、4コーナー回っても後ろから3,4番目でした。そこから次元の違う上がり3F34.9を繰り出して勝ち切ってしまいました。末脚だけならダート界でもトップクラスです。サイタスリーレッドが作ったペースはかなり速かったので先行勢は皆バテてしまいましたし、逃げたサイタスリーレッドも後半1Fごとにラップを落とす苦しい競馬でしたから、展開が嵌った感は否めませんね。出遅れが逆に幸いしたと言っていいでしょう。苦言を言いたいのは騎手ですね、展開がドハマりしたことで拾えた勝利でのガッツポーズは、いかがなものでしょう。ここでガッツポーズをするということは、展開に助けられた勝利ということが分かっていない証拠ですからね~。

同レースからサイタスリーレッド、2㎏の斤量差がありましたが、キタサンミカヅキに差されず2着を確保できたのは良かったですね。この馬は前半ゆったり入った方が良いタイプで今回は前半3F33.4とかなりのハイペースでした、後半1Fごとにラップを落としているようにかなり苦しい展開に持ち込み粘り込みましたね。前走のNST賞では今回より前半1秒遅く入ってL2最速戦で圧勝しているので、前半のハイペースは良くないんですよ。前半が速過ぎたことでコパノに交わされてしまった形です、本来コパノの出遅れを確認して、逃げ体勢が整った時点で少し落とせばいいのですが、まぁ津村騎手にそれを出来るかと言えば無理ですよね~。乗り替わるかどうかわかりませんが豊騎手や松山君の騎乗で見てみたいですね。

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