2024年ヴィクトリアM　全頭評価。その4。

・トップスピードの質はやや高く、持続力は高い。

ターコイズSではスタート遅く後方から、平均バランスで中緩みが小さくバテ差しで3着まで、持続力の高さを見せたがこの時53㎏。2023年エプソムCでは先行したが凡走、6カ月振りで休み明けの影響が出た。2023年関屋記念ではスタート五分に出たが下げてしまい中段のや後ろから、キレッキレのトップスピードの質を持っていないので、伸びては来たが4着までだった。

2023年府中牝馬Sではスタート五分に出たが下げてしまい届かず、キレッキレのトップスピードの質がないので、中段に居ないと届かない。2023年ターコイズSではスタート五分から中段の前、ややスローバランスで中緩みの小さい展開になり、スムースに差し切った。パワーと持続力の高さを見せた。2024年中山牝馬Sでは稍重でスローバランス、スタート五分に出て中段のやや後ろから。向正面で中段の前に上がり、スムースだったがL1標識付近で苦しくなり凡走。距離が1F長かった感じだが、休み明けの分もあるはず。

・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。

2024年中山牝馬Sでは2番手先行、実質4F戦で差せずに差されているので、稍重が良くなかった感じ。2024年福島牝馬Sではスタートやや早く中段の前から、スローからの4F戦で直線スムースだったが、酷い騎乗のコスタボニータに差されているので、トップスピードの質で見劣り。

・トップスピードの質は高く、持続力はやや高い。

ローズSではとんでもない高速馬場で平均バランス、スタートやや遅く中段からになり、スムースに差し切ったが、馬場を考えると額面通りには受け取れない。秋華賞ではスタート五分に出て中段のやや後ろから、この時点でリバティアイランドに勝つ気がない騎乗だった。スローからの3F戦になったので、トップスピードの質を生かして2着まで持ってきた。

2024年東京新聞杯ではスタートで遅れてしまい、リカバリーして中段のやや後ろから。中目を回したし直線も外目で、内優位の馬場だったこともあり届かず。血統的に出遅れ癖は要注意。2024年阪神牝馬Sではスタート早く中段のやや前から、スローからの3F戦で、直線入り口ですぐ外に居たモズゴールドバレルを外に張りながら進路確保、スムースに伸びて差し切り。まぁまぁの瞬発力とやや高いトップスピードの質を見せた。