ドバイのレース結果から、ドバイターフは1着アーモンドアイ、2着ヴィブロス、4着にディアドラでした。
まずアーモンドアイ、スタートも良く中段の外目から直線馬なりで抜け出し、終いはやや甘くなって鞭を入れていましたが、詰めてきたヴィブロスに対しては余裕のある対応でした。休み明けで初の海外遠征という課題をしっかり克服してきましたし、昨年よりもレース中の力みも少なかった感じでしたね。ヴィブロスとの差は思ったほど付きませんでしたが、あの差はどこまで行っても詰まらない差だと思うので完勝と言っていいと思います。秋は凱旋門賞の名前が挙がっていますので、エネイブルとの世界女王対決が楽しみになりました。
2着のヴィブロスは頑張りましたね。牡馬相手にジャパンC圧勝するアーモンドアイ相手に差のない2着ですから、引退が惜しくなってしまいます。これでこのレース1着、2着、2着とコース適正抜群、以前も書いた通りこの馬は根性無し娘でハイペースだったり、後半ロンスパになった上に坂があったりすると投げ出すんですよね。ドバイは平坦コースだったのが良かったのでしょう。
惜しかったのは4着のディアドラ、直線で前が壁になってしまい外に出すのに手間取りましたね、瞬発力は低いがトップスピードの質と持続力の高いディアドラにとっては苦しい展開でした。それでもゴール前は伸びてきているので力は見せましたね、次走は香港で豊騎手騎乗だそうで、大いに期待したいです。
ドバイシーマクラシックはシュヴァルグランが2着、スワ―ヴリチャードが3着、レイデオロが6着でした。
2着のシュヴァルグランは1番枠からやや出負け、インコースの中段をロスなく進めて4コーナー出口で外に出して進路確保、スムースに直線に入ると長くいい脚を使って2着でした。ボウマン騎手の好騎乗でしたね、4コーナーで内に拘らずに外に出したことで、シュヴァルの長所がいかんなく発揮されました。この馬はどちらかというとバテ差し型なので、この距離はやや短いのですが良いレースでした、もう一つくらい大きいところを狙えそうですね。出来れば平坦で直線の長いコースがベストではないでしょうか。
3着がスワ―ヴリチャード、シュヴァルグランを捉えられなかったのは物足りないですね、昨年春までの出来なら楽に2着はあった展開で、伸びきれなかったのは今後に不安を残しました。左回り、休み明け2走目と条件が良かっただけに残念な結果でしたが、それは期待の裏返しでもありますから、しっかり立て直して欲しいです。
6着はレイデオロ、逃げ馬不在で掛かり気味だったこともあり先頭に…。元々やや距離が長い不安があったので6着でもやむなしですね。有馬記念2着があるので動き出しのタイミング次第ではこなせるのですが、如何せん逃げてしまうと苦しいですね。宝塚記念を目指すのなら期待したいです。
ドバイゴールデンシャヒーンはマテラスカイが2着でした。スタート良く終始2番手からの競馬で、直線では差せるかと思いましたが相手も踏ん張って2着。1着のロイエイチはGⅠ4勝の実力馬ですから価値ある2着です、まぁ豊騎手は悔しいでしょうけどね。1200でこのその馬だということを改めて示しましたね。
残念だったのはケイティブレイブ、疝痛でドバイワールドCを取り消しました。その後腸捻転が見つかり緊急手術、無事成功しました。本当に良かったですね、復帰は秋の予定だそうで十分休んで元気に帰ってきて欲しいですね。