フェブラリーSを制したインティの次走は帝王賞を予定しています。帝王賞の前にかしわ記念を使うかどうかは流動的です。帝王賞は大井の2000mですからこちらは初距離ですね、1800mで余裕ある勝ち方をしているので距離、そして地方の深い砂もパワー豊富ですから問題はないでしょう。問題は相手でオメガパフュームは2000mではかなり強敵で、55㎏以下で出るようなら怖い存在になりそうです。かしわ記念の方はマイルなのでフェブラリーSのようなペースに持ち込めるかどうかが問題ですね。
フェブラリーS10着に終わったオメガパフュームの次走は帝王賞です。昨年末に勝った東京大賞典と同じ大井の2000mなので、舞台は申し分なし。問題は斤量でしょう55㎏で出走できればインティに土を付けることも可能だと思います。まだ明け4歳になったばかりなので、一段と成長して斤量慣れしてくれば克服できる可能性もあるので、見限る必要はないと思います。フェブラリーSの凡走はマイルがやや短い事もあったと思いますので、1800以上で斤量克服が今後の課題でしょうね。
中山記念を連覇したウィンブライトの次走は香港クイーンエリザベス2世Cを予定しています。一応大阪杯も視野には入れているようですが、「1カ月余計に間隔を取って、しっかり調整できる」とのことなのでほぼ香港で固まっているのではないでしょうか。この発言から陣営はステゴ産駒のウィンブライトが、休み明け3走目で疲労により苦しくなると分かっているのでしょうね。実際昨年の大阪杯が休み明け3走目で凡走していますからね～。問題は香港の馬場で近年かなり高速化しています、香港では芝の坂路があるくらい高速馬場への適性を計っているのでここがネックですね。ウィンブライトは毎日王冠で高速馬場での、トップスピードの質に懸念があることを証明していますからね。中山記念で上がり33.7を出しているので一段と成長しているのは確かだと思いますが、速い上がりが要求される展開は不安ですね。
京都記念を制したダンビュライトは引き続き松若騎手で大阪杯を目指します。大阪杯では先行してしまえば上り3F34秒台で十分勝負になるレースですから、トップスピードの質に不安のあるこの馬には合っている舞台です。今年は1か月半の間隔開けで出走できるのは非常に良く、例年通りの展開（昨年はスローバランスからのロンスパ、1昨年はハイスピード平均バランスからの4F戦)なら期待できそうです。不安はスローからのL2最速戦になった場合ですね、このパターンは京都記念で勝っているのですが、勝てたのが不思議なくらいこの馬には合わない展開です。騎手を含めて陣営がL2最速戦でも良いと思っているようだと危険でしょうね。
中山記念3着のステルヴィオも大阪杯へ向かいます、騎手は丸山騎手の継続騎乗ですね。2000mまでなら距離適正は問題ないと思います、皐月賞で4着があるので大丈夫でしょう。問題は騎手ですよね～、中山記念の回顧でも書きましたが、勝てるレースでしたからね～、4コーナーでの位置取りの甘さが気になりました。内枠に入ってしまうと直線で詰まる可能性も高くなるので、余計に不安が大きくなりそうです。
中山記念2着のラッキーライラックの次走は阪神牝馬Sを走って、ヴィクトリアMへ向かいます。3歳時のような瞬発力型か古馬になって心肺機能型にモデルチェンジしたのかはまだ不明ですが、阪神のマイルならどちらでも好走できそうですね。現状では好走できる展開に幅のあるタイプなので、次走は不安材料は少ないと思います。問題はヴィクトリアMの方で、休み明け3走目になるんですよね～、オークスで苦戦しているように、疲れが出ると凡走の危険もあると思います。
中山記念5着に終わったエポカドーロも次走は大阪杯です、中山記念5着の要因が高速馬場と休み明けなら問題ないと思いますが、距離が短かったとしたら2000mでも苦戦するかもしれませんね。元々スピードタイプではなく、心肺機能とパワーの両立型ですからね～。大阪杯ではキセキがハイペースで引っ張る可能性もあり走破時計が1分58秒台に入るかもしれません、こうなると不安が出てきますね。今から雨乞いしておいた方が良いかも。
阪急杯を制したスマートオーディンの次走は京王杯SC、その後は安田記念を目指すようです。休み明けになるのでやや心配ですね、3歳時の共同通信杯が休み明けで6着に凡走しているので、あまり良くないかもしれません。1400で折り合いが付き、あの爆発的な末脚ですから東京の1400は一番合うコースではないでしょうか。安田記念については超高速馬場化していることもあり、ハイペースの平均バランスから緩まない展開になりやすい、この展開はハイレベルな1400m戦のような展開で、後方からも十分届くのでこの馬にもチャンス十分でしょう。サトノアラジンのようなイメージで乗ると怖い存在になりそうです。
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