<マコトガラハット>・心肺機能は低く、パワーは低い、瞬発力は低い。
・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。
”2018年札幌日経OP”ではスローバランスを離れた追走集団の中段から、終始ロスなく直線に入ったがトップスピードの質で見劣り6着。”2018年オールスターJ戦”ではスローバランスを中段の後ろから、4コーナーから全く伸びずにトップスピードの質で凡走。”2018年六社S”ではスローバランスをやや離れた追走集団の前から、5F戦を終始最内から直線スムースに進めて3着、この時の1着がムイトオブリガード、2着がルックトゥワイスでまぁまぁのトップスピードと持続力を見せた。”2018年アルゼンチン共和国杯ではスローバランスを中段やや前から、3F戦を直線スムースに伸びて3着、この時が51㎏。
「アルゼンチン共和国杯へ向けて」好材料:コース適正。悪材料:超休明け、騎手。
2018年に府中で好走している、軽い高速馬場での好走で適性を見せてきた感じ。2018年六社Sでは5F戦を3着に持ってきたので持続力の高さを見せた。2018年アルゼンチン共和国杯が人気薄での激走だったが、51㎏で3F戦をまぁまぁのトップスピードの質を見せた。この時は2着がムイトオブリガードで前走六社Sで1着だった馬、これでムイトオブリガードは1番人気だったので、完全に人気の盲点だった。軽い馬場でこその馬で小倉、福島で好走している、逆に稍重の札幌で凡走しているので、パワーが足りないのかもしれない。
好材料は昨年のこのレースで3着に激走したので、コース適正は非常に良い。その前の六社Sでも3着に好走しており、軽い府中とは好相性。悪材料は1年振りのレースで休養理由が不明な部分も印象が悪い。武藤騎手が乗るが重賞で上手く乗れるかどうか・・・。
<ムイトオブリガード>・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力は低い。・トップスピードの質はまぁまぁ高く、持続力も高い。・軽い高速馬場の方が合うかもしれない。
”2018年青嵐賞”では平均バランスを中段の後ろから、直線スムースに外に出して同着、この時の相手がバリンジェネシス。”2018年アル共”ではハイペースバランスを中段の後ろから追い込み2着、この時が休み明け2走目。”2019年日経新春杯”では超ハイペースバランスを中段の後ろから、直線伸びず、この時が休み明け。”2019年金鯱賞”ではスローバランスを先行、直線一杯になって7着。”2019年大阪杯”ではスローバランスを中段の後ろから、直線入り口では最後方で外から伸びたが8着まで。”2019年目黒記念”でハイペースバランスを後方から、直線は内からやや狭くなったが伸びて5着、2か月ぶりの影響もあったかも。
「アルゼンチン共和国杯へ向けて」好材料:コース適正。悪材料:休み明け、騎手。
どうも馬場を選ぶようで軽い高速馬場の方が力を発揮できる感じ、2019年の日経新春杯、金鯱賞、大阪杯が稍重だったり良馬場でも前日雨で重い馬場などでイマイチ、逆にアルゼンチン共和国杯までの東京ではしっかり好走しているからね。間隔空けは良くなくて、ノーザンファーム生産馬なのでルーラー産駒でも問題ないはずだが、これは肉体的な仕上がりで精神的な仕上がりは一叩きされた方が良い。2018年六社特別ではルックトゥワイス相手に圧勝している、この時が4カ月弱の間隔開けだったが条件戦だし、ルックトゥワイスの乗り方にも相当問題があった。東京でトップスピードと持続力の高さは見せているし、その中でも青嵐賞の平均バランスを1着同着しているので、心肺機能の高さも見せた。
2019年大阪杯をどう見るか、金鯱賞から中2週と間隔は問題なかったし体調の問題ではない。まずスタートが非常に良かったのになぜか中段の後ろまで下げてしまった、3,4コーナーでは最後方まで下がり直線は伸びない外目に進路を取ってジリジリまで。非常にマズい騎乗だなという印象で、馬の力をどうこう言うレースではなかったと思う。上がり3Fはブラストワンピースよりも良かったし、アルアインから0.6差なら騎乗のひどさを差し引いて考えれば悪くないと思う。
好材料はコース適正で、2018年アルゼンチン共和国杯2着、2019年目黒記念5着と好相性、府中では2400mの条件戦だが青嵐賞、町田特別、六社Sと3連勝している。悪材料は休み明けで間隔空けてしまうとピリッとしないのは再三見せている、六社Sが休み明けで勝っているが準OPだし、前日の毎日王冠で1分44秒台が出る超高速馬場の割に、六社Sではタイムが良くないので休み明けで8割仕上げでも勝ててしまったってことかな~。騎手も横山典騎手の再騎乗、金鯱賞は仕方ないが大阪杯の騎乗は酷かった、まぁこの騎手は内面の問題が大きいので本人のやる気次第だからね~。
<ルックトゥワイス>・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力は低い。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。・消耗戦でもしっかりバテ差せる。
”2018年六社S”ではスローバランスを後方から、上がり1番時計で追い込むも2着まで、この時の1着がムイトオブリガード。”2018年アルゼンチン共和国杯”ではスローバランスを後方から、馬場が軽い事もあり上がり32.7の3番時計でも届かず凡走。”2019年日経新春杯”ではハイペースバランスを後方から、直線バテ差しで2着。”2019年日経賞”ではスローバランスのロンスパを中段の後ろ最内から6着、エタリオウの動きに反応できず手応えも悪かった、前走の反動かも。”2019年新潟大賞典”ではスローバランスを中段のやや後ろから、直線もジリジリまで、勝ったメールドグラースと同じ位置から直線で見劣ってしまった、トップスピードの質でやや見劣り。”2019年目黒記念”でハイペースバランスを後方から、直線スムースに外に出して差し切り、消耗戦をしっかり差し切った辺りにステゴの血を感じる。
「アルゼンチン共和国杯へ向けて」好材料:コース適正。悪材料:休み明け、騎手弱化。
2018年グレイトフルSはスローバランスだが後半緩まない流れで消耗戦になっている、これを中段から圧勝しているし、日経新春杯でも良馬場でもかなり重い馬場で、ハイペースバランスを後方からバテ差しで2着だった。トップスピードの質は2019年新潟大賞典で底を見せてしまった感があるので、ロンスパ消耗戦こそが得意パターン。六社特別で後半ロンスパを後方からバテ差して来た、この時の1着が休み明けのムイトオブリガードであまり評価できないが、前残りの展開だったが2着まで来ているのは評価していいと思う。2019年の新潟大賞典で後方からになりトップスピードの質でやや見劣り4着まで、キレッキレのトップスピードの質ではなく、どちらかというと持続力を生かしたバテ差しが得意なのがハッキリしたかな。
2019年目黒記念がまさに消耗戦のバテ差しで、前半からかなり速い流れを後方から直線スムースだった、もちろんレーン騎手が上手く乗ったというのはあるが、それ以上にコンスタントに使われての疲労を克服してきたのが驚いた。ステイゴールド産駒は疲労に弱いイメージで、目黒記念は日経新春杯後に2カ月強間隔空けた後の3走目で、疲労の影響が出てもおかしくなかったはず、これを克服してきたので3走目までは不安なしなんだと思う。
この馬は社台の追分ファーム生産で休み明けがどうもピリッとしない、緑風S、日本海Sで勝ち切れなかったのは外厩で仕上げ切れなかったためだと思う。
好材料はコース適正で、今年の目黒記念を勝ち切っているので相性は良いはず、もちろんハイペースになったことが勝因になると思うが、今の府中も超高速馬場で速くなる可能性はある。悪材料は休み明けで外厩はノーザンFに比べれば劣るし、この馬自身間隔空けるとピリッとしないのは、日本海Sや緑風Sで見せている。レーン騎手からの乗り替りなので福永騎手は不安材料だと思う。