2019年ターコイズS 予想。


まずは馬場状態ですが先週の12レース1000万条件がマイル戦で1:34.3でした、前日が雨の影響で稍重馬場だったため当日もやや力の入る良馬場というコンディションでした。トゥザフロンティアが逃げ切っていますがこの馬はもともと中山適正が非常に高い血統なので、逃げ切りも全く不思議ではないのですが、L1で意外とラップが落ちていません、12秒台に入るかなと思ったのですが11秒9でギリギリまとめてきました。この感じからも意外と直線は軽い馬場コンディションで、逃げや先行馬がそのまま残ってしまう馬場なのかなという印象です。

今週は火曜日に多少雨が降りましたがそれ以外は全く降っていません、ただ気温が低い日も多かったのでパンパンの良馬場までは見込めないと思います。標準的な良馬場で1分33秒台の決着を想定しています。

◎ディメンシオン

○オールフォーラヴ

▲モアナ

△リバティハイツ

★コントラチェック

☆シゲルピンクダイヤ

Xデンコウアンジュ

xトロワゼトワル

xエスポワール

3連複 ⑮=③⑤⑦⑧⑨⑪⑬⑯=③⑤⑦⑧⑨⑪⑬⑯ 28点

逃げるのはトロワゼトワル、コントラチェックが2番手、その外にディメンシオン、中段の前からメイショウグロッケ、モアナ、オールフォーラヴ。中団からウインシャトレーヌ、ハーレムライン、エスポワール。中段のやや後ろからフロンティアクイーン、フローレスマジック、フィリアプーラ。後方からデンコウアンジュ、リバティハイツ、ダノングレース、最後方にシゲルピンクダイヤという隊列を想定。

京成杯AHを日本レコードで逃げ切っているトロワゼトワルは大外枠に入りましたがスタートも良いので逃げの手に出ると思います、他に何が何でも逃げたいタイプと言うとコントラチェックですが、前走の秋華賞で逃げ争い気味に先行して凡走しているので2番手に控えると思います。 京成杯AHでも離れた追走集団の前から進めたディメンシオンがコントラチェックの外2番手の位置、メイショウグロッケは内枠を生かして3番手当たりその外にモアナ、オールフォーラブが先行集団を形成。 

前走修学院Sでは先行したエスポワールですが今回はスタートが速い馬が多いので中団やや前辺りからになりそう。フロンティアクイーンも中段やや後ろあたりからになりそうで、直線のコース取りには苦労しそうな位置ですね。シゲルピンクダイヤはいつも通り最後方からだと思います。

4コーナーから直線入り口です、トロワゼトワルがまだ頑張っていますがコントラチェックに余裕があればトロワゼトワルの外に進路を取ってくるはずです、この地点ではディメンションはやや外に膨らんでいると思うので狭くなるようなことはないと思います。コントラチェックにモアナが続きディメンションにはオールフォーラブが続いて直線に入って、エスポワールは余力があれば早めにオールフォーラブの外に出しているでしょう。ダノングレース、リバティハイツが4コーナー外を回して直線にスムースに入ってきて、シゲルピンクダイヤがそれに続くと思います。

インコースで狭くなりそうなのがフロンティアクイーンとハーレムラインでこの2頭は直線に入ってもコース取りで苦労しそうな位置。デンコウアンジュは柴田善臣騎手なので無理に馬群に突っ込むようなコース取りではなく、スムースに外に出せるコースを取ってくると思います。

直線L1標識付近です、前走の京成杯AHから斤量が3kg重くなるトロワゼトワルが苦しくなる可能性があり、その外から余力があるならばコントラチェックが捕らえにかかると思います。さらに外からディメンションがバテ差す形で抜け出しモアナ、オールフォーラブがこれに続くと思います。 後方から外を回した組はリバティハイツ、ダノングレース、シゲルピンクダイヤがどこまで伸びるか、中段から差しに回るエスポワールはスムーズに加速できそうですがクラス負けの危険もあるので伸びない可能性も十分にあると思います。

インコースを突きそうなフロンティアクイーンは、メイショウグロッケ、ウインシャトレーヌが下がってくる可能性がありうまく進路が取れない危険があります。 デンコウアンジュが馬群の中に進路を探すか、外に出すコース取りをするかは五分五分でしょうね。持続力が高い馬なので直線で前が壁にならなければしぶとく上位に食い込んで来そうです。

では一頭ずつ見ていきます。

◎ディメンシオン  好材料:コース適正、2カ月の間隔空け、騎手強化。悪材料:特になし。栗東坂路38.0-12.8、持ったまま1馬身半先着、やや左傾だがバランス良い。

2走前の京成杯AHが日本レコードが出るレースで、離れた追走集団の先頭から2着に粘りきっているのでコース適性はとても良いと思う、前走府中牝馬Sは6着に敗れたがこの時は休み明け3走目になり疲労の影響があったはずで、今回は2ヶ月の間隔を空けてフレッシュな状態で挑めるのは非常に良いと思う。マーフィー騎手へ乗り替わることは当然プラス材料だし、斤量54kgも関屋記念でミッキーグローリーの0.1秒差4着があるので全く問題ないはず。大外枠に入ってしまったが先行できるはずなので3コーナーまでに中目を取り、コースロスを最小限にできればチャンスは十分あると思う。

○オールフォーラヴ  好材料:距離適正。悪材料:初コース。栗東坂路39.0-12.6、単走持ったまま、バランスまぁまぁ。

条件戦になるが錦Sが高速馬場とはいえ1:31.6で勝ち切っている、この時の前半800mは45.8なので道中のスピードも十分に持っている。スタートが良くすんなりと先行できるので前残りの馬場になっていればチャンスは膨らむ。川田騎手からビュイック騎手に乗り替わるが、阪神JFや昨年のマイルCSで見せた通り位置取りがとても上手な騎手なので、テン乗りでも全く不安はない。今回は2ヶ月の間隔空けになるが錦Sでも2ヶ月の間隔空けて快勝しているので問題はないはず。 一点だけ不安材料があるとすれば中山コースが初めてなこと、輸送自体は前走東京に来ているので不安はないが、コース適性は未知数。

▲モアナ  好材料:コース適正 、晴れ予報。悪材料:クラス負けの危険。美浦坂路37.7-12.8、持ったまま併入、バランス良い。

条件戦からの格上げになるが前走秋風Sで圧勝している同じ舞台でコース適正はとても良い、前走は前半800mが46.6と速くはなかったが先行して上がり3F34.2でまとめた持続力は高評価。 2走前の新潟日報賞が1400mで前半800m44.8で先行して僅差の2着なので、前半のハイペースでも対応できる可能性がある。

△リバティハイツ  好材料:コース適正、休み明け2走目の上積み。悪材料: クラス負けの危険。栗東坂路39.2-12.2、単走強め、やや右傾だがバランスは良い。

昨年の2着馬で休み明け2走目で2ヶ月の間隔空けは昨年と全く一緒、成績にややムラがあるがハマれば安土城Sでダイアトニックと互角のレースをするぐらいの能力は持っている、その安土城Sで乗っていた藤岡佑騎手なので騎手不安はない。 

★コントラチェック  好材料:マイルへの短縮、コース適正。悪材料:クラス負けの危険。美浦w40.1-11.9、持ったまま半馬身先着、バランス良い。

マイルへの短縮が非常に良い材料で中山のマイル戦では1着1回2着1回と連を外していないほど好相性、オークス、秋華賞は距離が長かった可能性が高く凡走も度外視できる。ルメール騎手の継続騎乗も好材料。不安材料は初めての古馬重賞になることでクラス負けの危険があること。

☆シゲルピンクダイヤ  好材料:マイルへの短縮。悪材料:初コース。栗東坂路38.1-11.8、単走強め、バランス良いがやや寄れた。

ダイワメジャー産駒なので当然マイル戦は守備範囲、前走秋華賞では稍重だったこともあり2000mでも3着に好走したし、2着のカレンブーケドールとは0.2差だった、そのカレンブーケドールがジャパンカップで2着に入っているので、初めての古馬重賞になるがクラス負けの危険はないと思う。 オークスで府中への輸送を経験しているので輸送は問題ないが、中山コースは初めてなのでコース適正は未知数、特に3、4コーナーがきつい中山コースなので後方からになると届かない危険性はある。

Xデンコウアンジュ 好材料:休み明け3走目、コース適正。悪材料:特になし。栗東w39.5-12.6、単走持ったまま、バランス良い。

このレースは2年連続3着と好相性で中山牝馬Sでも4着に好走しているほどコース適正が高い。休み明け3走目でも使い減りしないのでむしろ上積みが期待できる。斤量56㎏が大きな不安材料で過去にエリザベス女王杯で経験があるがこの時は13着に大敗している。

xトロワゼトワル  好材料:コース適正、継続騎乗、休み明け。悪材料:前走から斤量3㎏増。栗東坂路38.9-12.5、持ったまま2馬身遅れ、やや左傾。

前走が京成杯AHで日本レコードを叩き出した舞台なのでコース適性は非常によく、今回は休み明けになるが豊明Sも休み明けで勝ち切っているように、間隔開けても苦にしないタイプ。今回は京成杯AHから3㎏の斤量増になるので前走と同じパフォーマンスを発揮できるかどうかは未知数。

xエスポワール  好材料:コース適正。悪材料休み明け3走目。栗東坂路38.2-12.4、やや強め1馬身遅れ、バランス悪い。

前走は古馬混合の条件戦を1着で勝ち上がってきた、先行してしっかり押し切ったので持続力は十分に高いものがある。秋華賞では3番人気に推されたが9着と見せ場なく大敗、中段やや後ろからになり全く伸びなかったのは印象悪い。元々トップスピードの質はそれほど高くないので、マイル戦へ短縮して前半スピード負けしないかどうかが不安材料。調教ががあまり良くなくて強めに追っている割に進んでいかない感じでパートナーに遅れをとっていた、 走りのバランスも良くなかった。