2019年4月20、21日 気になった馬。

土曜東京10Rからダノンキングダム、当日の馬場状態は高速馬場でしたので、タイム自体は高評価をするほどではないと思います。逃げグループ3頭を行かせて追走集団の先頭、実質的にレースを作ったのはこの馬というか川田騎手でしたね。L3から仕掛けていますが・・・ズブイ、L2でやっとエンジンが掛かったようで前に並びかけて、L1でも落とさず圧勝。元々トップスピードの質は高くない上に瞬発力も低いので、早目にエンジンを掛けないといけないタイプ、今回は高速馬場で上がり3F33.2は、切れたように見えて実は大した事はありません。目視ですがL3から11.2-11.0-11.2位でしょうか、しっかり持続力を生かしてきましたね。この感じだとOP以上では顕著にスピード負けしそうで、2000m以下では苦しみそう、2200mは前走中山で6着に敗れていますが、これは距離よりも右回りが影響した感じ。この馬は左回りばかり使われているように、陣営もサウスポーだと見ているのでしょうね、デビュー2戦目に京都を走って6着ですから右回りは2戦とも凡走。左回りでパワーと持続力を生かせるレースで台頭しそうですね、出走できるようなら目黒記念とか。

同じく土曜東京10Rからシンギュラリティ、う~ん・・・またもや2着ですね~。もどかしい馬で先頭に立ってしまうとフワッとするところが見て取れるんで、気持ちの問題かもしれませんね。今回は勝ち馬に対して仕掛け所が遅く、元々トップスピードの質が高くはないので差し切れず、持続力の高さは十分あるので思い切って逃げてみるなどの工夫が必要ではないでしょうか。

土曜京都10Rからサウンドキアラ、こちらも高速馬場というか超高速馬場でしたね、ちょっと勝ち身に遅いタイプでしたがこれで準OPに上がります。軽い馬場でトップスピードを生かしたいタイプですね、瞬発力の無さは前走内に詰まってからの加速が鈍かったことではっきりしました。今回は少頭数の中段から何時でも外に出せるように誘導して、L3からスムースに加速して圧勝でしたね。天神橋特別からも多頭数で揉まれたり、直線内に詰まってしまうと危険ですね、ということは前走のように福永騎手や、北村友一騎手が乗った時は要注意ですね~。

土曜京都11Rからレッドアンシェル、初の1200mで心肺機能の高さが生きましたね。超高速馬場で上がり32.8はまぁまぁと言ったレベルですが、持続力を生かしての押し切りは見事でした。もちろん直線で進路がポッカリ空いたこと、前半が34.3とこの馬場にしては遅かったこと、中弛みのない淡々とした流れで瞬発力を問われなかったことなども好走した要因でしょうね。相手にも恵まれた面はありますが2着以下には圧勝しているので、OPでも条件さえ合えば好走しそうです、東京の1400で外目の枠に入ったら期待してみたくなりますけどね~。

日曜東京11Rからウィクトーリア、スタートでエトワールに寄られて後方からになってしまいましたね、向正面でシャドウディーヴァの直後までリカバリーして中段、直線では前が壁になりL1標識でようやく進路確保、そこからはバテ差しで伸びてハナ差の辛勝でした。L3からのラップは目視11.6-10.8-10.8とL2からは落さない持続力の高さを見せました、馬場が高速馬場なのでトップスピードの質はどうでしょうね、そこまで高評価はできないかな~。前日の府中Sが同じ2000mで前半もほぼ同じ60.3、フローラSは60.6でした、そこから府中Sは緩まずに分散しての持続力勝負、フローラSはL4まで12秒台の3F戦で走破時計は1秒以上遅かったことをどう評価するのか。正直やや物足りないかな~と思ていて、圧勝しているならオークスでも期待が持てますが、このタイムでやっとこさ勝っているようでは厳しいかもしれませんね。

同じくシャドウディーヴァについても、こちらは2着でしたがウィクトーリアよりもオークスで期待が持てそう。直線で狭くなって追ったのは実質1Fだけ、瞬発力に難のあるハーツ産駒ですからよく抜けてきたな~と思いました。L3から11秒台に入っていたことで前のジョディ―がL1で垂れたのが大きかったですね。この感じだと距離延長は問題なく、外目の枠なら少し期待できそうです。