2020年エプソムC 予想。道悪で大波乱も。


馬場状態ですが土曜日は不良馬場でした、9R八丈島特別が1勝クラスのマイル戦で1:38.3、前後半で見ると48.0-50.3とかなり時計が掛かっていますね。問題は明日の天気なのですが、土曜の夜からは曇りですが日曜朝から雨の予報です。雨量は多くないようですが、土曜の雨量が多かったので回復は期待薄で、不良馬場を想定しています。

◎ソーグリッタリング

○ピースワンパラディ

▲サトノガーネット

△ゴーフォザサミット

★シャドウディーヴァ                

☆サトノアーサー             

3連複 ①②⑤=①②④⑤⑫⑮=①②④⑤⑫⑮ 19点    

3連単 ②ー①④⑤⑫⑮ー①④⑤⑫⑮ 20点

逃げるのはトーラスジェミニ、やや間隔を空けてアトミックフォースが2番手、マイネルハニーが3番手の外、ここから馬群は凝縮すると思います、ソーグリッタリングが中段の前、ギベオン、サトノアーサー、ダイワキャグニー、ゴーフォザサミットが中段のやや前。ピースワンパラディ、エメラルファイト、サラキア、インビジブルレイズが中段。マイネルファンロン、シャドウディーヴァ、アンドラステ、レイエンダが中段の後ろから、後方からサトノガーネット、アイスストームという並びを想定。

逃げそうなのはトーラスジェミニですが問題はペース、鞍上は木幡育騎手で中山2勝クラスを勝った時はハイペースバランス、続く節分賞はスローバランスで凡走とこの馬のことを分かっているのか、それともペース認識が悪いのか、恐らく両方だと思うのでどんなペースになるかは全く分かりませんね。不良馬場想定ですが重馬場でもスローになりそうで、木幡騎手のスタート後のアクション次第では、他の騎手にも影響を与えそうです。

2番手から進めそうなのがアトミックフォースで、こちらはスローバランスで良さを見せる馬。木幡騎手が押して押してハナを取り切り様なら、速いと見て一頭で行かせてやや間隔を空けると思います。それでもスローで進むと思うの、前半800mは48秒台くらいまで落ちそうですね。先行しそうなマイネルハニーも野中騎手なので、ペースを引き上げる動きはないはずですし、ダイワキャグニーも内田騎手なので全体はかなりのスローペースになりそうです。

4コーナーから直線入り口です、トーラスジェミニが先頭で直線入り口に入ってきますが、ペースは上がらず馬群は凝縮、アトミックフォースがトーラスジェミニに並びかけると思います。マイネルハニーも外から早目に上がってきて、アトミックフォースの横あたりに進出。インビシブルレイズが田辺騎手なので早目に動き、馬群が外に広がると思います。その後ろからアイスストーム、サトノガーネットはアイスストームを追走するか、馬群の中にコースが開くようならば、内枠からなのでインコースを選択するかもしれません。

馬群の中にいる馬はこの位置では動くに動けず仕掛けは遅くなると思います、不良馬場や重馬場だった場合あまり瞬発力ということは言いたくないのですが、それでもギアチェンジは問われてくると思います。ピースワンパラディいやエメラルファイト、サラキアあたりがこれにあたります。逆にゴーフォーザサミット、インビシブルレイズ、アイスストーム、レイエンダ、サトノガーネットあたりは減速することなく直線に入ってこられれば、勢いを殺すことなく加速体勢に入れると思います。

直線L2標識付近です、休み明けのトーラスジェミニがこの辺りでいっぱいになりソーグリッタリングが先頭に立つと思います、 アトミックフォースもこの辺りでスピードが鈍るかもしれません。マイネルハニー、ダイワキャグニーがどこまで粘れるか、外からスムースなゴーフォザサミット、インビシブルレイズ、アイスストームは馬群が外に広がるためコースがふさがるようなことはないはずで、シャドウディーヴァやサラキア、サトノガーネットあたりもスムーズに伸びてくると思います。

直線L1標識付近です、ソーグリッタリングが先頭に立ち粘り込むところ、アトミックフォースがそれに追いすがる形を想定しています、外からゴーフォザサミットが持続力を生かしてどこまで粘れるか、内からピースワンパラディが道悪適性を活かしてスルスルと伸びてくるのではないでしょうか。道悪適性に疑問があるアイスストームはこのあたりで怪しくなると思います。 サトノガーネットがインコースを選択するようであればコースが空くかどうか、直線入り口でアイスストームを追走する形で外からならばスムースに前を捉えるかもしれません。

では一頭づつ見ていきます。

◎ソーグリッタリング ・心肺機能は高い、パワーも高い、瞬発力は低い。・トップスピードの質はまずまず、持続力は高い。・休み明けでも走る。・馬群に揉まれると投げ出すタイプかもしれない。好材料:休み明け2走目、コース適性。 悪材料:騎手弱化。栗東w38.6-12.2、持ったまま併入、バランス良い。

ステイゴールドの産駒ですがあまりお父さんの特徴は受け継いでいないようで、お母さんの方から能力を強く受け継いでいるような感じです、トップスピードの質や瞬発力で勝負するタイプではなく、パワーと持続力で勝負するタイプです。明日の馬場状態は不良馬場もしくは重馬場を想定しているので、ある程度前のポジションが取れてパワーと持続力を持っているこの馬に期待しました。不良馬場で府中と言うと昨年のキャピタルSですが、この時はデットーリ騎手が自身の型にはめるように中段やや前で、当然のように4着になってしまいました、 それでも2着のレッドヴェイロンは当時絶好調だったので、これと0.1秒差は立派です。道悪適性はここで示していますし、 昨年のこのレース3着と距離適性も問題ありません。今回は藤井騎手に乗り替わりですが1枠を引けたことで、すんなりと先行できればチャンスはあると思います。

○ピースワンパラディ ・心肺機能はまぁまぁ、パワーはある、瞬発力はやや低い。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力はとても高い。好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険、騎手弱化。美浦w39.9-12.8、持ったまま併入、やや首が高いが悪くない。

3走前のオリエンタル賞が不良馬場で一着、2走前のトリトンSも不良馬場で2着と抜群な道悪適性を見せています、トップスピードの質は高いとまでは言えませんが、道悪になってトップスピードが問われない展開ならば、パワーと持続力を発揮してくるタイプです。道中のポジションがあまり後ろ過ぎると届かない危険はあるので、津村騎手に乗り替わって中段よりも後ろからになってしまうと苦しくなると思います。この馬はデビュー以来3着以内を外したことがないほど安定感抜群です、加えて左回りしか走らせていないようにコース適性も非常に高く、格上げ戦になりますがいきなり好走しても驚けません。

▲サトノガーネット ・心肺機能は不明、パワーは有る、瞬発力は低い。・トップスピードの質はやや高く、持続力も高い。好材料:距離適性、ペース。 悪材料:コース適性。栗東坂路38.8-13.2、単走やや強め、バランスまぁまぁ。

近走不振が続いていますが、この馬は前半が速くなってしまうと追走一杯になってしまうので、道悪になり前半のペースが遅くなるようならば最後一足使ってくる可能性があります。 牡馬相手に勝ちきった中日新聞杯の時が前半800m48.5だったので、道悪になり前半脚を温存できるようならばチャンスはあると思います。前走に引き続き吉田豊騎手が乗ますが、似たような脚質のショウナンバッハで再三詰まっていたことを考えると大きな不安材料です、明日道悪になれば直線は馬群が広がりバラけると思うので、さすがに詰まることはないと思っています。

△ゴーフォザサミット ・心肺機能は高くない、パワーまぁまぁ、瞬発力は低い。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。・休みけは割引、疲れやすい。好材料:コース適性、距離適性。 悪材料:クラス負けの危険。美浦坂路39.0-12.4、持ったまま併入、バランス良い。

今年の白富士Sで4着と復活の兆しが見られました、この時は先行して直線前に詰まりながらも4着に粘ったので、スムースだったならば3着以内だった可能性が十分にあります。その後福島民報杯では団野騎手、メイSではミルコが乗って中段よりも後ろからの競馬で再び凡走を繰り返しました。今回は白富士Sの時と同じ北村宏司騎手です、通常ならば大幅な騎手弱化ですが今回は白富士S同様にある程度前のポジションが取れれば、 チャンスはあると思います。この馬のレースを見ていると距離適性が短くなっている感じがするので、1800mは道悪であってもプラス材料だと思います。

★シャドウディーヴァ ・心肺機能とパワーの両立型で瞬発力もまぁまぁ。・トップスピードの質はまぁまぁで持続力は高い。・前向き過ぎるところがあって、馬群の外だと掛かる。好材料:コース適性。 悪材料:クラス負けの危険。美浦w39.6-12.9、やや強め併入、首を大きく左に降りバランス良くない。    

阪神牝馬Sは輸送、ヴィクトリアMは前残りの展開で2レース続けて凡走しています。今年の東京新聞杯で2着があるようにコース適性は良いはずですし、常総Sを勝っているので距離適性も不安がありません。今回はミルコに乗り変わるので中段よりも後ろからになり届かない危険性はありますが、得意なコースと距離でチャンスは十分でしょう。

☆サトノアーサー ・心肺機能はまぁまぁ、パワーは有る、瞬発力は低い。・トップスピードの質はまぁまぁ、持続力は高い。好材料:コース適性、騎手大幅強化。 悪材料:切れ負けの不安。栗東坂路39.2-12.7、単走押さえて、首を左右に振りバランス悪い。

昨年の秋に骨折休養から復帰しましたが、 トップスピードの質と瞬発力が落ちてしまい、パワーと持続力で安定した成績を上げるようになりました。近3走はいずれも道悪で3,2,3着と道悪適性は見せていますし、2年前のこのレースを重馬場で勝っているのでコース適性もバッチリです。今回はレーン騎手に乗り替わりです、通常ならば大幅な騎手強化ですが瞬発力とトップスピードの質が落ちている現状では、中段あたりから差しに回る可能性のあるレーン騎手はあまり評価できません。加えて調教が非常に印象が悪く、 坂路で首を大きく左右に振り、嫌がっているような仕草を見せていました。 走るのを嫌がっているとしたら疲労などの可能性も考えられるので、あまり高い評価はできませんでした。

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