JBCレディースクラシック回顧

ディープ産駒のアンジュデジールが初のG1勝ち、ラビットランが2着。クイーンマンボは馬場が合わなかった感じ。
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走破時計1:50.4 前半800m48.0 上り3F37.8

L9(12.1)L8(10.9)L7(12.5)L6(12.5)L5(12.4)L4(12.2)L3(12.5)L2(12.3)L1(13.0)

馬場状態は京都にしては稍重目です。

展開はスタートからアイアンテーラー、カワキタエンカ、サルサディオーネが逃げ争い、内枠を利してアイアンテーラーが行き切りましたがL8(10.9)とかなりのハイペースを作り出す原因がこれ。前半800m48.0秒、後半800m50.0秒というハイペースで、L2最速ですがL1で13.0と減速、ここで後方でじっとしていたファッショニスタが3着に突っ込んできたレースでした。勝ったアンジュデジールは先頭集団を見る中段の前、内側。その外にラビットラン、その後ろにクイーンマンボ。3着に入ったファッショニスタは後ろから3頭目で中段勢を追走。

先頭を取り切ったアイアンテーラーは12秒台を連発するラップで、緩めませんでした。このペースでは先行集団だけでなく力のない馬は振い落されます。表記ではL2最速戦ですが1,2着と4着の3頭はL3から加速しているので恐らくL3も12秒前半12.1位は出ているはずです。4コーナーのコースロスはラビットランが1頭分外、クイーンマンボは更に2頭分外、この差が着差になった感じでしたね。

このレースのポイントはアンジュデジールがL3からのロングスパートを選択した時に、ラビットランが付きあってしまったことでしたね。ミルコはちょっと焦ったかも、L3で待ってアンジュの後ろから直線を迎え、追いつく勢いで差し切るレースをしていれば…。

出は1頭ずつ見ていきましょう。

1着はアンジュデジール、外枠からでしたがスタートも良くすんなり中段が取れました。今回のJBC3競争ではこのポジションがカギになりましたね。キタサンにしろ、ケイティにしろここに居ました。ディープ産駒はダートではそれ程印象が無いのですが、1600~1800では複勝率が3割を超えています。元々サンデーはアメリカ血統ですからダートも走って当然なんですよね。上記したようにロンスパでしっかり勝ち切った辺りは勝負根性を感じました。地方ばかり走ってきましたがこの結果なら中央でも好走できますね。

2着はラビットラン、Tapit産駒のアメリカ産馬ですからダートは走って当然ですね。ミルコはちょっと焦ったのか、アンジュが脚色悪いと見たのか仕掛けが早くなりましたね。いつものミルコらしくないですね。この馬もアンジュと同じ位置に居て僅差ですから、ハイペースを先行して直線でもしっかり粘り切る強い競馬でした。すぐ後ろに居たクイーンマンボには決定的な差を作っていますし、この路線ではいつ勝ってもおかしくないですね。スタート、2の足ともに良いのでいいポジションを取れることも好走の要因ですね。

3着はファッショニスタ、終始後方で足を溜めて直線勝負で3着でした。この3着をどう評価するかは難しいんですよね、絶対勝てない3着なので展開が嵌ったとしか評価しようがないですね。次同じ結果を得られるかと言われると・・・。上位2頭とクイーンマンボと比べると1クラス下という評価が妥当かと思います。ストリートセンスの産駒でアメリカ系ですから京都のダートは合いますね。

4着はクイーンマンボ、4コーナーで外々を回された分の4着でしょう、逃げ集団の2,3頭が下がって来たのであのコースしかないんですよね。平安Sの2着を見ると軽い馬場でのスピード勝負の方が合っていそう。今回のように稍重目の馬場での消耗戦ではラストで垂れてしまうようです。

8着アイアンテーラー、逃げ争いで前半3F35.5では苦しくなりましたね、前走は稍重で前半3F36.6ですから今回は完全なオーバーペースでした。何が何でも行きたいタイプなので相手次第ですよね、今回みたいに徹底先行タイプが揃ってしまうと厳しくなります。逃げ1頭のメンバー構成で買いたい馬ですね。

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