2018年阪神カップ 回顧

内・先行優位の馬場を生かしてまんまと逃げ切りのダイアナヘイロー、2着も終始3,4番手の内を追走したミスターメロディー。
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走破時計1:21.1 前半800m46.2 上り3F34.9

L7(12.4) L6(11.1) L5(11.3) L4(11.4) L3(11.3) L2(11.5) L1(12.1)

馬場状態は稍重で力の要る馬場でした、上がり一番時計はスターオブペルシャの34.5で直線外に出した組は用無しでしたね。あまりにも内優位の馬場でちょっと反則レベルの馬場でした。

展開はダイアナヘイローが内枠を生かして逃げの手、外目からラインスピリットが2番手その外にレーヌミノル、インコースからミスターメロディーが行って、ダイメイフジ、外にベステンダンクの後ろにレッドファルクス。中段からシュウジの内にスターオブペルシャ、カルヴァリオ、ケイアイノーテック。後方からサトノアレス、ジュールポレール、ムーンクエイク、ワントゥワンという並びでした。

ラップ推移は見ての通り澱みない流れでL1減速、本来ここで後方からの追い込み勢が来るのですが、上記したように直線の外は勝負にならない程重い馬場で、ミルコはこれを察知して内に切れ込んでいきましたが、時すでに遅しでした。1~4着までが全てインコースで進めた馬で占められてしまい、今回はかなり特殊なレースになってしまいました。

では1頭ずつ見ていきます。

1着はダイアナヘイロー、スタート良く誰も来ないのですんなり逃げ体勢に、終始馬場の良いところを通せたこともありあっさり逃げ切り。何で勝てたのかと言われると、馬場の良いところを通せたからとしか答えようのないレ―スで、これが今後に繋がるかは微妙ですね。元々力はある馬で、このコースでも阪急杯で勝っているコース巧者、ただ近走出来がイマイチで手が出しずらかったですね。

2着はミスターメロディー、NHKマイルC4着も先行しての粘り込みでしたから、この作戦が合っていますね。もちろん馬場の恩恵もありますが。休み明けの前走がイマイチだったので、今後は休み明けでは重い印は打たない方が良さそう。重馬場でも走ることが分かったので、マイル以下のレースで活躍しそうですね。

3着はスターオブペルシャ、この馬も馬場の恩恵を存分に受けた1頭、ダイワメジャー産駒でよどみない流れになったことも好走の一因でしょう。重馬場の実績はありましたが、キーンランドC5着などGⅡで馬券になるとは全く予想できませんでした。

4着はダイメイフジ、この馬も内を通した1頭、前走―10㎏でOPを勝って、今回は-18㎏でGⅡ4着とよく分からない馬です。内枠巧者でコース距離不問なタイプかもしれませんね。

5着はジュールポレール、スタート自体は悪くなかったのですが、二の脚が遅く全く付いて行けずに後方から、ミルコも必死に促していましたが追走一杯の感じでした。ただ直線ではミルコが直線の中目に切り込んだこともありいい脚で伸びてきたので、秋3走目の肉体的疲労ではなく精神的なストレスでしょうね。肉体的疲労なら直線も伸びないはずですから。この馬場で後方からでは凡走もやむなしです。

6着はケイアイノーテック、中段のやや後ろから直線外を回してジリジリとしか伸びませんでした。最後はワントゥワンにも迫られていたので、NHKマイルC勝ち馬ですが、今後は厳しいかもしれませんね。

馬券の方は箸にも棒にも掛からずでした。やや重の馬場になって直線の有利不利を読み切れないと、この馬券は取れないでしょうね。正直読み切ってもスターオブペルシャは買えません。こういうハズレで自分のスタイルを崩すとドツボに嵌るので、これまで通りのスタイルで今後も行きます。

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